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May 14, 2012

高円宮杯U-18サッカーリーグ2012プレミアリーグウエスト 第5節

富山第一高校戦 会場:富山第一高校
スコア:1-2 【前半:0-1】
得点者:南野

GK:21.射庭
DF:7.岡田、5.永田、3.藤原、18.平田(翔)(→12.大津)
MF:31.平田(昌)(→24.高田)、6.秋山(→25.前川)、8.丸岡、9.小暮
FW:11.長谷川(→13.井口)、10.南野

サブ:22.齋藤、4.石黒、28.永田(来)


このGWの3連戦を締めくくる最後の試合、富山第一高校戦。名古屋グランパスを相手に1点ビハインドから3-1と逆転で勝利を収め、続く愛媛FC戦では4-0と内容的には良い部分ばかりではないものの、いずれも複数得点を挙げ2連勝と来ているセレッソ大阪。対する富山第一高校は昨年なんとかプレミアリーグに残留し今年も開幕からサンフレッチェ広島に0-3、第2節ではヴィッセル神戸に0-4といずれも攻撃は無得点、守備では複数失点と今年も苦しむシーズンなのかとスコアだけを見ると思わせたが、いずれもアウェイゲームでの連戦ということでホームに戻っての第3節ではアビスパ福岡に2-0で勝利を収めると、続く第4節ではアウェイでの東福岡との対戦で5-2と2連勝を飾り勢いに乗り始めている感じ。よりにもよってセレッソ戦を前に調子を上げなくても…

富山第一高校のホームゲームはアウェイチームへの配慮もあって今年も午前11時キックオフ。前節の愛媛FC戦の反省を踏まえ8時過ぎには会場近くに到着するもこの日の天気は荒れ模様。10時には落雷と大雨で試合開催を協議するほどに。もし延期となった場合代替日を探すのも過密日程の2種世代では大変な作業ではあるが、選手・スタッフの安全が第一ということを考えると止むを得ない状況。しかし、しばらくすると天気も回復し晴れ間が覗く天気に。予定時刻から1時間45分遅れの12時45分キックオフで開催されることに。


屋外で行う競技である以上天候に左右されることは仕方のないことではあるが、こういった事態に試合に向けてモチベーションを上げていくことは難しいだろうなと。ましてやアウェイゲームという状況。昨年もアウェイではあまり成績の伴わなかったチームだけに少し嫌な予感がする…


昨年は親御さんとメンバー外の選手達が見守る中の試合だった富山第一も今年はベンチ外の部員の応援があり気合いの入り様がうかがえる。試合前には父母会会長のお母さんに御挨拶して頂き「昨日は大阪を食うということでたこ焼きパーティーでした(笑)」と先制パンチを喰らう(笑)富山第一のお親御さんは昨年もそうだったがとてもフレンドリーで当たり前のことからもしれないけれど皆さん凄く挨拶して下さる。サッカーを通じて知らない土地で知らない方との会話も我々にとっては新鮮で楽しい。

試合前の私の嫌な予感をよそに開始直後から主導権を握ったのはセレッソ。前線の選手のフォアチェックをいなしボールを繋ぐセレッソに対し、守りを固める富山第一の構図は昨年同様。失礼な話だが、昨年のサッカーを観る限り東福岡戦での5得点というのがあまり想像出来ないチーム。今年は何か変化があるのかと観てたら攻撃的なポジションにスピードのある選手がいるのが目に付く。恐らく前掛かりになった相手に対しカウンターから得点を積み重ねたのかな?

ポゼッションはするものの足もとへのパスが多いセレッソに対し上手くスペースを消す富山第一。先制さえすれば一気に持っていけるかと思っていたが、先制点を挙げたのは富山第一。17分、ロングボールの処理が甘くなったところを見逃さなかった富山第一の10.和田が3.雅斗との1対1の状況から抜け出すとこれをきっちり決める。まぁ、まだ早い時間帯ということで焦る必要はなかったが今シーズンは4試合のうち半分は先制点を許しており、この試合でも先制を許す形に。前半を無失点で折り返せば後半勝負という形でセレッソらしい粘りのあるサッカーで勝ち切れると思っているだけに、先制点を許すのは少し気になるところ。

先制点を挙げた富山第一は得点後もバランスを崩すことなく守りを固める。セレッソも3試合連続スタメン出場の31.昌規の献身的なボールを引き出す動きでパスを回すも最後まで崩し切ることが出来ずに1点ビハインドで前半を折り返す。

この試合ではこれまであまり見ることがなかった6.大地がDFラインに入りビルドアップすることでボールがよく動くようになったが、10.拓実が中央でボールを受けると相手に囲まれてしまい潰されるシーンが目立った。やはり昨年よりもマークが厳しくなっている感は否めない。この辺りは個で解決するよりももう少し彼を囮に使って違う選手が受けるなど工夫が欲しいところ。


早いうちに追い着きたいセレッソは31.昌規に代えて24.高田を投入。25.高田をFWで投入し11.将を右SHに。7.武瑠を一列上げて左SHに9.グレを右SB、18.ヒラショーを左SBにと攻撃的な布陣に。すると後半開始直後右サイドから9.グレのクロスに10.拓実が合わせて同点に追い着く。早速交代策が当たる。

その後もセレッソの時間帯が続き攻勢を掛けるも富山第一の分厚い守りを崩せない。追加点の欲しいセレッソは18.ヒラショーに代えて12.耀誠を投入。10.拓実との2トップに。再び7.武瑠が左SB、24高田が左SHに入る形。しかし、追加点を挙げたのは富山第一。前掛かりになった裏のスペースを突かれCBがつり出されると中央で待ち構えた21.幅口にゴールを許す。

まずは同点に追い着きたいセレッソは6.大地に代えて25.大河、11.将に代えて13.イグと立て続けに攻撃的なカードを切る。右SBに入っていた9.グレを再び1列上げ13.イグが右SBに入る。一気に攻勢を掛けるも守りを固める富山第一を崩せないまま時計の針だけが進む。このままスコアは動かず試合終了。後半の立ち上がり、自分達の時間帯に追加点を奪えなかったことも大きいが、昨年あれだけ失点の少なかったチームが今年に入ってあっさり得点を許すところが個人的には気になるところ。粘り強さが売りのチームだったはずなのにどこか淡白な印象。名古屋グランパス、愛媛FCと連勝で来ていただけにこの敗戦は勿体ないと言わざるをえない。

May 7, 2012

高円宮杯U-18サッカーリーグ2012プレミアリーグウエスト 第4節

愛媛FCユース戦 会場:北条スポーツセンター
スコア:4-0 【前半:1-0】
得点者:長谷川(PK)、平田(昌)、南野、今井
GK:21.射庭
DF:7.岡田、5.永田、3.藤原、18.平田(翔)(→17.今井)
MF:31.平田(昌)(→13.井口)、6.秋山、8.丸岡(→4.石黒)、9.小暮
FW:11.長谷川(→25.前川)、10.南野(→44.阪本)

サブ:22.齋藤、41.仲原


GW後半初日、連戦が続く高円宮杯プレミアリーグウエストはアウェイでの愛媛FCとの一戦。13時キックオフということで渋滞を考慮し6時30分に出発するも阪神高速神戸線で出鼻を挫かれ、山陽道では赤穂手前で事故渋滞。もうすぐ10時になろうとしているのにまだ相生と前途多難な往路…いつものようにしまなみ街道をのんびり走るつもりが急遽ルートを変更し岡山から瀬戸大橋を経由して四国に上陸することに。この時点でのカーナビの到着予想時刻は14時と前半終了後。マジでか…(汗)

予想を上回る渋滞。正直GW舐めてました…まさか事故渋滞がこんなに発生するなんて(汗)最近車の事故が多いのでくれぐれも安全運転でよろしくお願いします。


当初の予定よりルートを変更したことで到着予想時刻がどんどん縮まり約1時間のリカバリーに成功。車中で11.将のゴールを確認するなんとも申し訳ない展開。到着するとセレッソグッズを身につけたサポーターがっ!!

慌てて太鼓のチューニングをしていたら戦況を教えて下さったのは18.ヒラショーのお爺ちゃん(驚)家族に止められながら孫の勇姿を見ようと朝5時初で1人で来られたそうです。18.ヒラショーのお爺ちゃん凄すぎるぜっ!!急いで応援を始めると私達の隣で一緒に応援始めてくれたんですがチャントもばっちり。流石ッス!!やっぱり家族に勝るサポーターはないね。こんな熱いお爺ちゃん最高やっ!選手も嬉しいだろうな。

という訳で北条スポーツセンターに到着した時は1-0と11.将のPKで先制しており、前半をこのまま折り返す。正直あっという間に終わった前半。


後半が始まって間もなく31.昌規がインターセプトからドリブルで切り込みゴールを挙げる!前節の名古屋グランパス戦で途中交代で投入された31.昌規がパフォーマンスの良さからスタメン出場しており、この日も期待に応える活躍。得点後には13.イグと交代しベンチに下がる。後半22分には18.ヒラショーに代えて17.誠次郎を投入。その直後に10.拓実にゴールが生まれ3-0。得点差こそあるものの全体的にイージーなミスもあり少し消化不良の感も。終盤には次々にメンバーを代え終了間際には17.誠次郎のゴールで4-0に。試合途中に到着したこともあって我々も何だか消化不良…移動時間に対して観戦時間は70分程度と慌しく正直試合のディテールを覚えていないというのが正直なところ(汗)

まぁ、何にせよ勝って良かった(笑)


試合後は7.武瑠の親戚の方が来られていてお子さん達と遊ばせてもらい癒しを頂くというのが個人的にはこの遠征で一番印象に残ったことでした(笑)

May 1, 2012

高円宮杯U-18サッカーリーグ2012プレミアリーグ ウエスト 第3節

名古屋グランパスU18戦 会場:南津守さくら公園G
スコア:3-1 【前半:0-0】
得点者:小暮、南野、岡田

GK:21.射庭
DF:7.岡田、3.藤原、5.永田、18.平田(翔)(→13.井口)
MF:24.高田(→31.平田(昌)、6.秋山、8.丸岡(→4.石黒)、9.小暮(→41.仲原)
FW:11.長谷川(→44.阪本)、10.南野

サブ:22.齋藤、17.今井


開幕戦で作陽高校を相手に2-0と勝利しアウェイでの第2節、京都サンガに0-2で敗戦と1勝1敗で迎えるプレミアリーグウエスト第3節はホームに名古屋グランパスを迎えての試合。昨年のJユースカップ決勝戦での相手でありリベンジの機会が早々にやってくる。ニッキをU-18日本代表の遠征で欠く名古屋に対しセレッソは14.魚ちゃんがメンバー外。今年に入ってまた前目のポジションで起用されることの多かった7.武瑠を左SBに持ってきて18.ヒラショーを右に。9.グレさんを一列上げて14.魚ちゃんの抜けたポジションには一年生の24.高田が抜擢された。2トップは11.将が10.拓実と組む以外はいつもの布陣でスタート。

今年もスロースターター癖が解消されないセレッソは前からプレッシャーを掛けてくる名古屋に対しアタッキングサードでミスが多く効果的な攻撃が少ない。ベンチの熊さんからの指示は相手の高いラインの裏のスペースをもっとシンプルに突くようにと言っていたように思う。何か難しいことばかりしようとし過ぎて相手の守備の網にかかる場所でのプレイが多く、攻撃にテンポが生まれず苦しんでいた。その中でも気を吐いたのは18.ヒラショー。左サイドで24.高田のところに上手くボールが入らなかった為、前半の攻撃はほぼ右サイドに偏っていた。しかし、再三のオーバーラップからクロスを送りチャンスを演出するもゴールは遠い。前半のスコアは0-0。前半のシュート数は2-5と名古屋が多くシュートを放っているが21.康太郎のファインセーブもあったが多くは相手のミスに助けられた部分が大きかった。


後半、メンバー変更はなし。開始5分には21.康太郎と5.慎二が交錯し零れ球を9.北川に押し込まれ先制を許す。早いうちに追い着きたいセレッソは8分には24.高田に代えて31.昌規を投入。前半から上手くいっていなかったところにテコ入れ。丁度1週間前、練習帰り?の31.昌規と駅ですれ違い挨拶を交わした程度だったのだけど、次の試合は出番があると良いなぁと思っていたところでの投入。彼のプレイは中2の芳賀西U-15時代に一番よく観ていたけど、決して派手さはないが気の利いたプレイが出来る攻撃のリンクマン。津守U-15の金コーチも当時頭の良いプレイヤーだと褒めていたのを思い出す。(当時は金コーチが西U-15のコーチ)この交代を見て31.昌規のプレイを観たことある人なら「良い交代!」と思ったはず。

24.高田のポジションにそのまま入った31.昌規はピッチに入って早々彼の良さを発揮する。左サイドでボールを受けるとシンプルに叩いて動き直し再びボールを受ける。基本的で単純なプレイであるけど適格なポジショニングでボールを動かしセレッソの攻撃にリズムが生まれた。31.昌規のプレイは熊さんのサッカーに合うと思っていたのでこのチームの中で活躍する31、昌規の姿が嬉しかった。

良い流れになり始めたセレッソのゴールは21分、右サイドでの崩しから9.グレのクロスに11.将がシュートも相手キーパーに一旦は跳ね返される。しかし、零れ球を拾ったセレッソが6.大地の左足のクロスにゴール前で11.将が潰れるとブラインドでフリーだった9.グレが右足を振り抜きネットに突き刺す素晴らしいシュート。1-1と振り出しに戻したセレッソの電光石火の攻撃はこの後も続く、相手のキックオフのボールを9.グレが奪うと11.将に預け右サイドに展開。8.満の相手GKとDFの間を通すグラウンダーのクロスにファーでフリーで待ち構えたのは10.拓実。これをきっちり決め2-0。するとその直後には相手陣内左で得たFKから。距離が遠く直接はないという感じではあったが、7.武瑠が蹴ったボールはブラインドになったのかそのままゴールマウスへ。公式記録を見ると66分、67分、69分と僅か4分間の間に一気に試合を決めた。

立ち上がりからハードなディフェンスで暑さもあり名古屋の足が止まったこともあったが、前節の京都サンガ戦の閉塞感から抜け出すには良い勝ちになったことは間違いない。GW期間中続く3試合の初戦をきっちり勝てたことは大きい。この調子で12日のヴィッセル神戸戦まで連勝といきたいところ。







Apr 23, 2012

高円宮杯U-18サッカーリーグ2012 プレミアリーグ ウエスト 第2節

京都サンガF.C.U-18戦 会場:京都サンガF.C.東城陽グラウンド
スコア:0-2 【前半:0-1】

GK:21.射庭
DF:18.平田(翔)(→13.井口)、3.藤原、5.永田(慎)、9.小暮
MF:14.魚里(→24.高田)、6.秋山、8.丸岡(→17.今井)、11.長谷川、7.岡田
FW:10.南野

サブ:22.齋藤、4.石黒、41.仲原、25.前川

昨年はプレミアリーグでの2敗、クラ選関西大会での1敗と一度も勝つことなく1年を終えた京都サンガ戦。さすがにこのまま負け続けるのは悔し過ぎる。勝って2連勝と弾みをつけたい第2節。ほぼベストメンバーと言って良いセレッソに対し、京都サンガは昨年からセレッソキラーっぷりを発揮している田村がU-18日本代表の遠征に招集されており不在。

午前中は無風に近かった東城陽もキックオフの頃には強風に。試合前にグラウンドキーパーの方がピッチに砂を撒いているのを見て、あまりピッチコンディションは良くなさそうだなぁとは思っていたが…


立ち上がりのボールの落ち着かない時間帯、風の影響を受けるボールに対しセレッソの選手は少しやり難そうにしていたが、京都サンガの選手はアグレッシブにプレイ。昨年も普段と違うピッチであまりフィットしていないなと外から観ていて感じる時があったが、個人的にはこの日も同じような感覚を受けた。前半のチャンスは4度。セレッソの速いカウンターから11.将が抜け出しフリーでシュートも枠外。もう一度は相手の自陣でのパスミスからボールを奪い8.満のシュートもゴールならず。残り2回はJFA TVで御確認を(笑)確実にセレッソの方がチャンスは多かったが、先制したのは京都サンガ。ゴール前での混戦から処理が中途半端になったところを決められ0-1で前半を折り返す。前半を観ていて怖いなと思ったシーンは昨年同様にボールを奪われてからサイドに振られ、2列目の飛び出しをギリギリで掴まえていたところ。昨年も同じような展開が何度もあったが、掴まえ切れずにゴールを決められている。この辺りは選手達ももう少し学習する必要がある。

後半に入っても流れはセレッソだったと思う。ただ、細かな部分でミスが出てせっかく波に乗れそうな時も自分達でチャンスを手放していた。すると終盤にはFKから1.康太郎の前を飛び込んだ京都サンガの選手とセレッソDFがブラインドになりそのままゴールに吸い込まれ2失点目を喫する。攻撃の手を緩めないセレッソは途中交代で入った13.イグの惜しいミドルシュートも枠をとらえず。

最後まで諦めることなく攻めたが最後まで得点を挙げることが出来ず0-2で敗戦。まぁ、選手からすれば負けたという感覚は薄い試合かもしれないけれど、やはりチャンスに決めなければこうなるのがサッカー。まだ第2節、勉強させてもらったと思って次に活かせば良いと思う。この敗戦を無駄にしない為にも。

Apr 22, 2012

高円宮杯U-18サッカーリーグ2012 プレミアリーグ ウエスト 第1節

作陽高校戦 会場:長居スタジアム
スコア:2-0 【前半:0-0】
得点者:長谷川、南野

GK:21.射庭
DF:18.平田(翔)、3.藤原、5.永田(慎)、9.小暮(→25.前川)
MF:7.岡田、6.秋山(→17.今井)、8.丸岡、11.長谷川(→16.坂手)
FW:14.魚里(→24.高田)、10.南野(→39.沖野)

サブ:22.齋藤、26.村上

開幕戦は昨年末埼玉でのプレミアリーグ参入戦で四国の済美高校を破り今シーズンから新たに参加する岡山の作陽高校との一戦に。作陽高校へはセレッソ大阪のU-15からも選手が進学しており、4.河面は1年時からのスタメン。過去にも高円宮杯が今の形態になる前の2008年対戦しており、その時は今はトップチームで活躍する螢が1ゴールを挙げたものの1-3と敗れておりなかなか侮れない相手であることは間違いない。

その年はGL最終戦のベガルタ仙台でこちらもトップチームに昇格した龍ちゃんのハットトリック、今はファジアーノ岡山で3バックの一角としてプレイしている篠原弘次郎のゴールで4-0と勝利し、6グループ中2位までと3位チームの成績上位4チームまでグループリーグ突破というレギュレーションもあってノックアウトステージに駒を進めた。ノックアウトステージ初戦ではこの年の大会で優勝した浦和レッズユースと雨の西が丘サッカー場で対戦し桃山学院大学へ進学した優治のゴールで先制するも1-5と敗戦。山田直樹、原口元気、濱田水輝、高橋峻希、永田拓也と5人ものトップ昇格選手を輩出した年だったが、今思い出してもあの試合の浦和レッズユースの強さは凄かったのが蘇る。こうやって見るとこの年のプロ契約選手は丁度これからオリンピックを戦う世代でもあり、Jリーグでも活躍する選手が多く名を連ねておりドイツに活躍の場を移した新潟の酒井高徳、トップ昇格という形ではなく海外に挑戦した指宿、柏で活躍する工藤、酒井宏樹、鹿島の大迫、バイエルンの宇佐美など挙げるとキリがないが今Jリーグで活躍する選手の多くがこの大会で凌ぎを削っていたことが分かる。ちなみにセレッソからは螢とマルの2人が昇格しており、昨年から開催されている高円宮杯の発展型のプレミアリーグも若手育成の場としてかなり興味深い大会であることは間違いないが、世間の関心がまだまだ低いのは今後の課題のひとつでもあるとは思う。この駄文を見て少しでもこの年代のサッカーに興味を持った方は是非会場に足を運んで彼等のプレイを一度観て欲しい。トップリーグとはまた違った面白さも発見出来るし、彼等の成長を観るのは日頃行われているJリーグの試合を断片的に観るだけでなく新しい視点ももたらしてくれるのではないだろうか。地元にはプレミアリーグに所属しているチームがないという方も各地域ごとに開催されているプリンスリーグもあるので空いた週末の日程を確認して観に行ってみるのもサッカーを観る楽しみを広げてくれるひとつ。


と、随分脱線したものの本題へ。今年初戦も動きが固く本来の運動量を発揮出来ずスタートを切ったセレッソに対し、作陽高校は効果的にセットプレーの機会を作り我慢の時間帯が続く。慌てる必要は一切なかったが昨年の開幕戦、立正大淞南高校を相手に黒星を喫したのが頭を過ぎる(汗)前半のチャンスは右サイドから崩してマイナスのボールに8.満がワンドリブルで相手を交わして放ったシュートがポストを叩いた1度のみ。前半はシュート自体この1本しかなかったのでは?

前半をスコアレスで折り返すと後半は本来の姿を取り戻したセレッソが盛り返す。今シーズン左SBに挑戦している18.ヒラショーがドリブルで相手を1枚交わすと7.武瑠にグラウンダーの縦パスを入れる。そのままオーバーラップし7.武瑠からのリターンを受けると右のアウトサイドに掛けたパスに対し相手DFの間を抜け出して来た11.ハセショーが合わせて先制。ここからはセレッソの時間帯。作陽の縦パスを3.雅斗がカットすると零れ球が8.満に。中央へドリブルで少し時間を作り前の7.武瑠へパス。左サイドを駆け上がった14.魚ちゃんがオフサイド?気味に抜け出し7.武瑠からのスルーパス。ドリブルを入れて相手DFを引き付けるとマイナス気味のボールに上手く重心を残して合わせたのは10.拓実。2-0と突き放すゴールを挙げる。

この時間帯にたたみ掛けたかったがその後ゴールは生まれず。余裕の出て来たセレッソは1年生の24.高田を投入。その後は17.誠次郎、16.優雅、39.沖野、25.前川と1年生2人を含む交代枠5人を使い、これまで出場機会に恵まれなかった17.誠次郎の出番もありきっちりと初戦で勝ち点3を獲得。幸先の良いスタートを切ることに成功した。

試合後は午前中にJ-GREEN堺でのプリンスリーグを終えた大産大高の萩原や南も観戦に訪れており、作陽の河面を含むU-15時代を共に戦った面々が談笑する姿が懐かしかった。

Dec 22, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第17節

京都サンガF.C.U-18戦 会場:J-GREEN堺S1
スコア:0-3 【前半:0-3 後半:0-0】

GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、5.永田、3.藤原(→23.魚里)、7.小暮
MF:11.長谷川(→12.西村(拓)、6.秋山、17.丸岡、8.西村(洋)
FW:9.風間(→19.大津)、10.南野

サブ:21.射庭、29.石黒


大会前は優勝候補とされてた今シーズンの京都サンガ。昨年のJユースカップ準優勝の中核を担ったメンバーが多く残りタイトルの期待がかかる世代ではあったが、夏のクラ選以降なかなか調子が上がらずらしくない試合結果が続いた裏ではセレッソが着実に勝ち点を積み上げるといつの間にか順位は逆転。

今シーズンはクラ選予選、高円宮杯プレミアリーグウエスト前期の対戦といずれも大敗を喫しており、このまま京都に負けっぱなしでは終われない3度目の対戦。
例年であれば京都との相性は良く対戦成績もセレッソに分があったのだが、ここまで京都にやられるシーズンというのはあまり記憶にない。夏以降調子を落としていた京都はU-18日本代表の3人を代表招集で欠く中、JユースカップのGLを突破しここに来て復調の兆しが。今節の対戦前にはJユースカップで清水エスパルスに破れはしたものの、このチームで出来る残り2戦へのモチベーションは高いと思われる。サンフレッチェ広島の結果次第ではセレッソも最後まで優勝の可能性を残すだけに勝って望みを繋げたい。


先制されて後手を踏んだ前回の反省を踏まえ先手を取りたいところであったが前半9分にCKから失点を許すと、その10分後には左サイドで与えたFKから再び失点。15時キックオフという日が傾き始める時間帯での試合で丁度太陽の日差しがボールと被り、1.鶴ちゃんがボールを見失ったように見えた不運もあった…

2点を追い掛ける展開で攻勢を掛けるセレッソではあったが、惜しいチャンスは作るものの最後のところで踏ん張る京都の前にゴールを割ることが出来ない。セレッソの攻撃を受けながらもチャンスを窺う京都は前半終盤に得意のボールまわしからセレッソのマークをズラすとフリーになったエース三根が3点目のゴールを挙げる…

内容は違えど前回の対戦と同じような得点経過にセレッソは追い込まれ前半を終える。後半は引いて守りを固める京都に対しセレッソも何とか相手のブロックをこじ開けようとするも最後まで京都の壁を崩すことが出来ず0-3で敗れる形に。13時から行われていたサンフレッチェ広島と名古屋グランパスの試合は2-0で広島が勝ち、キックオフの段階で優勝の可能性はかなりハードルの高いものにはなっていたが、この敗戦で最終節を待たずして広島の今大会初代チャンピオンが決定。

悔しい敗戦ではあったが前回のように成す術なくやられた前半と違いチームとして通年戦ってきた成長の証は見せることが出来た試合ではあったように思う。タイトルはなくなってしまったものの、最終節を戦う広島もJユースカップでベスト4に残っており決勝で対戦する可能性があるだけに夏のリベンジといきたいところ。

Oct 19, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第16節

富山第一高校戦 会場:富山第一高校
スコア:2-0 【前半:0-0 後半:2-0】
得点者:南野、大津

GK:1.鶴崎(→21.射庭)
DF:14.岡田、4.小池、5.永田、15.岡山(→3.藤原)
MF:12.西村(拓)(→18.平田(翔))、8.西村(洋)(→20.金)、17.丸岡、7.小暮
FW:11.長谷川(→19.大津)、10.南野

前節、勝ち点7差の首位のサンフレッチェ広島、勝ち2差の2位京都サンガが共に引き分け足踏み。セレッソは苦しみながらも愛媛FCに1点差の勝利を収め、首位サンフレッチェ広島とは勝ち点差5、京都サンガに勝ち点で並ぶことに。高円宮杯プレミアリーグウエストも残り3節となり最大で勝ち点9を積み上げられることから数字上優勝にも手が届く位置に。ただ、サンフレッチェ広島との得失点差を考えると、残り全勝で広島が転んでくれることが現実的なところ。

開幕戦で立正大淞南に敗れた時は今シーズンは苦労するだろうなと思ったが、大会がすすむにつれて新戦力の台頭もあり徐々に順位を上げるセレッソ。今シーズンの目標はくまでプレミアリーグ残留ということだったが、やはりここまで来ると人間欲が出るもの。何が何でも絶対にタイトル獲得という気持ちは毛頭ないと何度かここでも書いたことがあるが、シーズン終盤で優勝争いに絡み下から追い掛けるというような経験はなかなか出来るものではない。この緊張感を楽しみチームとして個人として成長していく上で良いシチュエーションだと個人的には思う。狙えるチャンスがあるなら狙おうじゃないか。


今大会最も早い時間のキックオフとなるアウェイゲームの富山第一高校戦はアウェイチームがその日の内の早い時間に地元へ帰られるようにと、富山第一高校の気遣いから設定されているそう。日曜開催の試合であれば翌日は学校での授業があるということを考えると文武両道という点で良いことだと思う。まぁ、私達も翌日は仕事なので疲れが残らないので助かる。

今節は6.大地を欠き8.洋亮が17.満とのコンビを組み左SHには12.拓馬が入る。右SBには15.宗星、10.拓実との2トップは11.将という布陣でスタート。前回の対戦では相手がかなり引いてきたこともあって比較的自由にプレーさせてもらえた試合だったが、やはり高体連はこれから選手権を控えており調子を上げてくるということもあってそう簡単に勝たせてはくれない。前線からのプレスに対しこの日も攻めあぐねるセレッソ。かなりの強風の中風上のエンドを選択した?セレッソは前半のうちに得点を挙げたかったが風の影響と慣れないピッチに少々手こずる。CBもしくはSBから中盤への繋ぎのパスまでは入るがそこからのスピードアップが乏しいのとサイドを有効に使えていなかったセレッソは攻撃が中央に偏り富山第一のDFラインの前でボールを奪われる展開。ピンチは一度相手のシュートがクロスバーを直撃するシーンがあったものの、富山第一も奪ってからの攻撃のアイデアが乏しく完全に崩されるというシーンはあまりない。
セレッソはやはりアウェイゲームの前半があまり良くない。この辺りに関しては今シーズン通してほぼ同じ印象だが、前半のセレッソはそんな中でも上手く凌いでいたというか、あまり無理をせず失点しないことを第一にやれるようにもなったと捉えると通年でのリーグ戦の中での経験が活きているのかなとも思う。

なかなか噛み合わないセレッソの攻撃だったが、前半から機を見ては10.拓実がしきりに4.佑平に相手DFラインの裏へのフィードを要求していたし、それを4.佑平も意識していたように見えた。繋ぐことだけに傾倒するのではなくチームの状況や相手の特徴を見て選手が自身で感じながら状況判断するという点でやはり他のプレーヤーよりも優れているようい感じる。前半は風上の利を活かして得点を挙げることが出来ず0-0で終了。


後半も焦れる展開に先制点が欲しかったが、後半22分前半からの仕掛けがとうとう決定機に結びつく。再三裏のスペースを狙っていた10.拓実に4.佑平からのフィード。(公式記録は3.雅斗になっているがこの時間帯にはまだ出場していない)相手DFに囲まれていたものの一瞬の隙を突いた10.拓実が体半分抜け出すと左足を伸ばしループ気味のシュート。これが先制点となる。相手を交わすタイミングと冷静な判断はさすがの一言。2戦連続エースのゴールがチームを救う。

失点後に富山第一は立て続けに選手を入れ替えて流れを掴みにかかるも、この辺りから運動量が落ち始めたことでセレッソに流れが。追加点を挙げて楽に試合を進めたいセレッソは後半38分、14.武瑠のCKから19.耀誠が頭で合わせると一瞬オウンゴール?と思われたゴールであったが、19.耀誠がガッツポーズで得点をアピール(笑)試合後に確認しても本人が自分のゴールだと言っていたので間違いないと思う。

その後は15.宗星に代えて3.雅人。(これも14.武瑠との交代になっている…)終盤には西村兄弟に代えて18.ヒラショー、20.ヨンスを投入。アディショナルタイムには1.鶴ちゃんに代えて21.康太朗と全選手が出場。あわやというシーンもあったものの21.康太朗のナイスセーブもあり無失点で試合終了。これで今大会のアウェイゲームもこれで終了。勝ち点3を積み上げて暫定2位に浮上したセレッソ。午後からの上位2チームに対してプレッシャーを掛けられる最高の結果を手にした。


今節終了時点、サンフレッチェ広島、京都サンガが共に引き分け。勝ち点1の積み上げに留まったことでサンフレッチェ広島が勝ち点38、セレッソが35、京都サンガが32と終盤に差し掛かりかなり白熱した展開に。首位サンフレッチェ広島とは得失点差15と最終節を勝ち点3差で迎える場合、現実的に順位が入れ替わることは難しいがセレッソは残された2戦に勝利し次節でサンフレッチェ広島が名古屋グランパス相手に引き分け、もしくは負けで最後のチャンスに賭けることに。

約1月半の中断期間の間にはJユースカップのGLがスタート。この期間に調子を落とすことなく万全の状態で、まずは12月4日にJ-GREEN堺で行われる京都サンガに前期の借りを返し勝利することが絶対となる。


次回のU-18の試合は大会が変わってJユースカップ。大会初戦となるギラヴァンツ北九州U-18戦は10月22日(土)南津守さくら公園天然芝Gで16時キックオフ。トップチームの試合が翌日のアウェイ磐田ということで多くのセレッソファンが南津守に駆けつけることが予想されるが、大勢の観衆の前で初戦を勝利で飾りたい。

Oct 12, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第16節

愛媛FCユース戦 会場:J-GREEN堺 S7
スコア:1-0 【前半:0-0 後半:1-0】
得点者:南野
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、4.小池、5.永田、3.藤原(→12.西村(拓))
MF:8.西村(洋)、15.岡山、17.丸岡(→29.石黒)、7.小暮(→13.井口)
FW:9.風間(→平田(翔))、10.南野

サブ:射庭

前節の広島観音高校戦は苦戦しながらも2-1で勝利を挙げたセレッソ。前節終了時点で2位京都サンガとは勝ち点2差、首位サンフレッチェ広島とは勝ち点7差と上位に喰らい付く為には負けられない戦いが続く。

前回のアウェイ北条での対戦では立ち上がりからプレスを掛ける愛媛FCにペースを握られ、愛媛FCお得意のショートパスから攻勢を掛けられるも1.鶴ちゃんのファインセーブもあってピンチを凌ぐとスローインから17.満のゴールで前半の内に先制。後半はこの日スタメン出場の16.優雅が足を攣り6.大地がCBに入るサプライズ。一度は死にかけた愛媛FCだったがセレッソの緩慢なサッカーに息を吹き返したものの10.拓実の個人技で追加点を挙げて勝利。

愛媛FCはいまいち掴みどころのないチーム。京都サンガ相手に3-3の派手な試合を演じたと思えば富山第一高校に負けたりと波がある。ここ数年対戦する機会の多いチームだがどうもセレッソは愛媛FCに対して相性が良いように感じるのが幸い。

この日の愛媛FCは前回の対戦同様にプレッシャーが早い。前線からパスコースを限定しサイドへ追い込むと次のパスを狙う。再三同じような形で愛媛FCがボールを奪う形がハマり先手を取られるセレッソ。攻撃はいつものようにショートパスを繋いでというより縦に早くという意図を感じた。愛媛FCのシュートがクロスバーを叩くシーンもありいつ失点してもおかしくない展開に耐えるセレッソも相手の早いプレッシャーに苦しみながらサイドを基点に相手陣内に侵入。前半はどちらかと言えば愛媛FCのゲーム。失点しなかったのは大きかった。

後半開始から3.雅斗に代えて12.拓馬を投入。15.宗星を本来の右SBに下げ8.洋亮をボランチに。12.拓馬が左サイドに入るとこの交代が的中。前半はあまり形を作ることが出来なかった左サイドを12.拓馬がかき回すとセレッソ本来の躍動感のある攻撃が復活。

前半より相手のプレッシャーが若干弱くなったように感じた。1トップ9.林に少々疲れが見え始めたか。ここがターニングポイントと判断したセレッソベンチは9.KJに代えて18.ヒラショーを投入。本来セレッソではサイドを主戦場とする選手だがこの日はFWとしての出場。国体での決定力が関係あるのか。それとも18.ヒラショーのスピードを活かすのはこの位置という新たなチャレンジか。面白い試み。

攻守の入れ替わりが激しい展開にどちらが先制点を挙げるか。ここで決めたのは10.拓実。ぺナエリア中央でボールを受けると素早いターンからシュート。これを愛媛DFが弾くとキーパーの上を越えてネットを揺らす。焦れる試合にエース10.拓実のゴールで勢いづくセレッソ。このゴールで攻勢に出るセレッソに対しカウンターを狙う愛媛FCという構図に。追加点を奪いダメ押しといきたいセレッソだったが、前掛かりになると愛媛FCのカウンターの餌食になることを思うと判断の難しい展開だったように思う。10.拓実のFKがポストに当たる惜しいシーンもあったが、このままスコアは動かず1-0で試合終了。終盤には磐石とは言えない展開ではあったが、13.イグと29.石黒を投入し短い時間ではあるもののこれまで試合出場の少ない選手にもプレータイムを与えることが出来たのは良かった。

他のチームより1日試合の早かったセレッソ。翌日の試合では京都サンガ、サンフレッチェ広島が共に分けるというセレッソには願ったり叶ったりの展開。京都サンガとは勝ち点で並びサンフレッチェ広島との差は5まで縮まることに。今大会のセレッソはこれまで10勝2分け3敗のうちホームで6勝1分けと圧倒的な強さを誇るがアウェイでは4勝1分け3敗と負け試合はアウェイのみという成績。実際に試合を観戦しても感じるがアウェイでの調整の難しさが数字に表れているように思う。ただ、残りのアウェイゲームは次節の富山第一戦を戦えば残りはホームでの試合。京都サンガ、サンフレッチェ広島との対戦をホームで出来ることを考えればこういった要素もセレッソのとってプラスに働くのではないだろうか。こうなればプラスに考えられることは全てプラスに捉える。

まずは今週末に控えた富山第一高校戦をきっちり戦い勝ち点3を積み上げることが前提だが、残り3節でセレッソにとって追い風が吹いてるということは間違いない。泣いても笑っても残り3節。悔いのない戦いで今大会に全力で挑みたい!


次節の第16節、富山第一高校戦は16日(日)11時キックオフ。会場は富山第一高校G。今回もツイッターで速報致しますので@inomonta224、もしくは#cerezoで御確認下さい。

Oct 3, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第13節

東福岡高校戦 会場:東福岡高校
スコア:2-1 【前半:0-1 後半:2-0】
得点者:秋山、平田(翔)

GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、4.小池、5.永田、15.岡山(→23.魚里)
MF:8.西村(洋)(→18.平田(翔))、6.秋山、17.丸岡、7.小暮
FW:11.長谷川(→12.西村(拓))、10.南野

サブ:21.射庭、29.石黒、19.大津


前節の名古屋グランパス戦を快勝し2位京都サンガに勝ち点2差としたセレッソ。京都サンガがホームにサンフレッチェ広島迎えての結果次第では2位に順位を上げることも可能な試合だけにきっちりと勝ち点を積み上げたいところ。

2週間ぶりの福岡は前回訪れた際にお仲間の事前リサーチで東福岡高校と名古屋グランパスの試合で鳴り物OKの確認を取っていたのだが、当日到着してみるとこの日は模試を開催しており鳴り物を使っての応援は禁止だとか…まさかまさかの福岡フットボールセンターに引き続き鳴り物禁止は福岡県サッカー協会の陰謀か(冗談)まぁ、少し離れたところにマンションのある福岡フットボールセンターで鳴り物禁止なら(まぁ、あそこは特別だと思いますが…)学校の敷地のすぐ隣にマンションのある東福岡高校も禁止で当然ですよね。えぇ(汗)

どうやら名古屋グランパスが試合を行った日は学園祭が開催されており、高円宮杯プレミア"ム"リーグも催し事の一貫と捕らえられていたのか、その時は逆に盛り上げてもらった方が良かっただとか…

という訳でこの日も試合前にアンセムを大人4人で唄い始めると例の如く…今回は協会スタッフの方ではなくて東福岡の親御さんに注意されてアンセムも途中で終了(汗)事前に応援を一切してはいけないと分かっていたら仕方ないんですけど、途中で急に制されると選手も何かあったの?ってなるからやめて欲しいですよね(汗)


まぁ、試合以外のところはこの辺で肝心の試合はというと、高円宮杯プレミアリーグで今シーズン初勝利を飾った相手東福岡高校だったが、前回の対戦でもそんなに簡単に勝たせてもらった訳ではなく序盤から相手のプレッシャーに苦しみ、終盤にPKで突き放すという試合だっただけに侮れない。

この試合でも立ち上がりから激しいプレッシャーをかける東福岡に対し受けて立ってしまった感のあるセレッソ。10分を経過するまでは相手の激しいプレスにパスミスが目立ちなかなか良いリズムが作れない。前回の東福岡の印象はロングボールを多用しながら運動量のあるサイドの選手が積極的に上がり仕掛けてくるという感じだったが、この日は縦に早くどんどん仕掛けてくる。そう言えば中盤の選手が前回の対戦時とはガラっと入れ替わっていたけど、インターハイを終えてチーム内での競争があったのかな?

前線の9番のヘディングが強くコンビを組む20番はスピードに乗ったドリブルが強み。相手の奪ってからの早い攻撃と前線のパワーに押されるセレッソ。先手を取れず受けてしまったのが良くなかった。攻撃では横パスが多く相手を揺さぶる為というよりは、出しどころが無いというのが当てはまる。序盤の東福岡ペースで進んだ前半19分。自陣の深い位置でロングボールの処理を誤り相手にボールを先に触られると、零れ球球はほぼ五分。しかし、勢いのある東福岡の20番がこのボールも先に触るとそのままぺナエリア内ドリブルで侵入。1.鶴ちゃんと1対1になると逆サイドに突き刺さる強烈なシュートを放たれ失点。完全にダメな時のセレッソ。弱った…

前線の動き出しも乏しく全体的に足もとでボールを受けようとする傾向が強く、相手の粘り強い守備に苦戦するセレッソ。1点を追いかけるもなかなか効果的な攻撃が展開出来ない。10.拓実が下がってボールを受けに来るも相手の選手にサンドされ潰される。10.拓実の意図はこの状況を考えながらスペースを空けて、そこに2列目からの飛び出しなどで流動性を生み動いてボールを受けることで相手のマークを剥がそうとしていたように見えたが、他の選手があまり感じている節はなかったように感じた。前半のチャンスはあまりなく決定的なものといえば、7.グレさんが中に入ってプレーした時に放ったミドルシュートがクロスバーを直撃したものくらいか。チームとしてミドルシュートが少ないのでこういった展開ではどんどん狙っていくのも悪くない。

前半を1点ビハインドで折り返した後半。先制されると弱い今シーズンのセレッソだが、ハーフタイムに大熊さんのカミナリが落ちたのか前半とは見違える動きを見せる。ボランチがボールサイドへ顔を出す回数が増えテンポアップしたパス交換に相手のマークがズレ始めると、これまで楔のボールに対してボランチとCBの2枚で挟みに来ていたディフェンスは鳴りを潜め、10.拓実がボールを受けて相手を引き付けると中央の空いたスペースに17.満が飛び出す。これまでこういった展開になる前に攻撃の目を摘んでいた東福岡のDF陣だったが、中央突破を警戒して中に絞るとサイドへ展開と先手を奪うセレッソの攻撃に振り回される。

前半はきっちりとバイタルエリアをケアされ良い形でフィニッシュまで持ち込めない展開が続いたが、相手が少し引いてくれたことでスペースが生まれるとセレッソ得意の細かなパス交換から連動した動きでチャンスを演出。後半の立ち上がりでセレッソの良さを発揮し始めた展開に追い付くのは時間の問題と一安心。東福岡の選手達は前半と全く違う後半の立ち上がりに困惑したに違いない。

こうなったらあとは畳み掛けるだけ。後半13分、3人、4人とショートパスが繋がりパス&ゴーで相手のマークを外すとフィニッシュは6.大地のコースを狙ったミドルシュート。あれだけ振られては東福岡のGKもポジショニングが難しかったに違いない。6.大地のゴールで同点に追い付く。

試合はその後もセレッソペース。ただ、余裕が出始めたのか崩すことが目的となり肝心のフィニッシュまで手数を掛けすぎる。一気に畳み掛けたい展開ではあったがこの時間帯は勿体ないことをした。

セレッソ1枚目のカードは11.将に代えて12.拓馬。前線からのプレッシャーを強め高い位置で奪ってからの攻撃で得点を狙う。しかし、ゴールが遠い。上位に喰らいつく為にもこの試合で勝ち点3が欲しいセレッソは8.洋亮に代えて18.ヒラショー、15.宗星に代えて23.魚里を投入。7.グレさんが右SBに入る形で18.ヒラショーと23.魚里が両ウイングの攻撃的な布陣に。

得点が奪えないまま時計の針が進む中セレッソの攻勢が続く。東福岡も負ける訳にはいかないと体を張ったディフェンスで対抗。アディショナルタイムが掲示されこのままでは…と思ったその時。波状攻撃から18.ヒラショーが右足で押し込み値千金のゴール!!このまま勝ち点1を分け合うことも頭に過ぎった時間帯ではあったが、最後まで攻め続けたセレッソに勝ち越しゴールが生まれた。

後半の展開から考えればもっと簡単に逆転してもおかしくなかったが、これまで先制されると弱かったチームが今シーズン初?の先制されてからの逆転劇にチームの成長を感じた。

次節の広島観音高校戦は私用により観戦出来ないが、この調子で勝ち点を積み上げ残留を決めたい。

*10月2日、アウェイ広島広域公園第一球技場での広島観音高校戦に2-1で勝利し、高円宮杯プレミアリーグの残留を決めた。これで今シーズンの最低目標はクリア。まずは勝ち点2差の京都サンガをロックオン。直接対決を残していることもあり前期のリベンジを何としてでも果たしたい。そして、首位サンフレッチェ広島。こちらもJユースとの対戦を名古屋グランパス、調子を上げてるアビスパ福岡と残してくれていることから、ここでこの2戦を1敗1分けに追い込んで貰えればセレッソが最終節までの3戦を全勝で迎えることを条件に初代チャンピオンへの道も見えてくる。他力本願ではあるが可能性がある以上は高みを目指すのは当たり前。このチャンスを呼び込むことが出来るか、ミラクルは待っていては起こせない。やってやろうセレッソ!!

Sep 20, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第12節

名古屋グランパスU18戦 会場:J-GREEN堺S5
スコア:4-0 【前半:1-0 後半:3-0】
得点者:南野、西村(拓)、永田、長谷川


GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、5.永田、4.小池、15.岡山(→3.藤原)
MF:12.西村(拓)(→23.魚里)、17.丸岡、6.秋山(→20.金)、7.小暮
FW:11.長谷川(→19.大津)、10.南野

サブ:21.射庭


前節のアビスパ福岡戦で今シーズン3敗目を喫したセレッソ。立ち上がりから鈍い動きに選手達も違和感を感じていたようだが、最後まで本来の動きが戻らず互いに掴み切れないゲームの流れ。中盤で相手のファール気味なプレーからボールを失うと速攻から失点を喫し、これが結局決勝点に。今節対戦する名古屋グランパスが東福岡との一戦で勝ち点3を積み上げ、勝ち点20で並ぶ負けられない試合に。前節の悪かった部分をどう解消してくるのか。ハマれば9節のサンフレッチェ広島戦のようなサッカーが出来ることを知っているだけに早くトップフォームにもって行き更なる進化を期待したいところ。

今節のメンバー変更は累積警告によるサスペンドの8.洋亮に代わって双子の12.拓馬。対戦相手からすれば一見同じ容姿の選手が出て来て違いがないように感じるかもしれない。左SHであれば23.魚里を試してみるという選択肢もあるのかと思っていたけど、大熊サッカーに西村兄弟の運動量は欠かせない存在だということは間違いない。ここ数試合は3.雅斗が務めることが多かった右SBのポジションには15.宗星が入る形。

前回のアウェイでの名古屋との対戦を観ていない上に今年はクラ選が分散開催ということで、私の中で名古屋の情報は一切なし。知ってるのは昨年中3ながらクラ選に出場していた14.北川とヴァンフォーレ甲府所属のマイク・ハーフナーの弟、3.ニッキが居るのを知っている程度。通称名古屋のおっちゃんによると14.北川は怪我?3.ニッキもベンチ外と更に3年生のスタメン選手を欠いているメンバー構成だとか。3.ニッキの兄マイクはマリノスの下部組織時代にクラ選で対戦しておりデカイなぁという印象だったが、ベンチ外ではあるものの遠征には帯同していた3.ニッキを見てあの時と同じ感想を頂いた(笑)だって195センチだもんな…(汗)


試合は立ち上がりから前節とは見違える動きで主導権を握る。やれば出来るんだからいつもやらないと。6.大地を中心に中盤の守備からボールを奪うとセレッソの独壇場と言っても過言でない展開。名古屋も時折縦に早いボールを入れるか、スルーパスから前線の選手が抜け出そうとするが工夫がなくセレッソは4.佑平を中心に余裕の守備。こうなったら早い時間帯に先制点が欲しいのは言うまでも無く、待望のゴールは左サイドにポジションチェンジしていた7.グレさんのパスから。同サイドで17.満がボールを受けるとドリブルで中央へ。隙を窺っていた10.拓実が17.満のパスを受けると右足でシュートを叩き込む!前半27分と展開の割りに少々遅い時間帯ではあったが、このゴールでセレッソの攻勢は緩むことなく続く。前半のうちに追加点もという展開ではあったがスコアはこのまま1-0で前半を終了。スタッツで見る通りシュート数はセレッソ10に対し名古屋は2と圧倒的な試合展開だったことを物語る。


後半に入ってもセレッソペースは変わらず。12.拓馬がこの日の起用に応えるようにゴールを挙げると、5.慎二のヘディングでの追加点は今シーズン初ゴール!最後の締めは11.将と前線の獲るべき選手が獲ったのも良かった。終盤にはキーパーを残して4人の選手を入れ替えたことと、全体的に疲れが見え始めたこともあって名古屋に押し込まれる時間帯が続き締めることが出来なかったがこれは今後の課題ということで。

えっ?今回はやけに短いって??それくらい言うことのないゲームだったということです(笑)たまにはこんな日もね。

Sep 15, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第12節

アビスパ福岡U-18戦 会場:福岡フットボールセンター
スコア:0-1 【前半:0-0 後半:0-1】

GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、5.永田、4.小池、3.藤原(→23.魚里)
MF:8.西村(洋)、17.丸岡(→15.岡山)、6.秋山(→19.大津)
FW:11.長谷川(→12.西村(拓))、10.南野

サブ:21.射庭


今大会ホームでドローに終わった相手、アビスパ福岡。クラ選のGL最終戦では勝利を収めたががっちり噛み合うあまり相性の良くない相手。今大会で上位に離されない為にもここは落としたくない一戦。同じ福岡で東福岡と対戦する名古屋グランパスが13時キックオフのゲームで1-0と勝利しており、結果によっては順位を落とすことも。次節はホームで名古屋と対戦ということを考えると勝ち点を積み上げたい試合であるが、まずは目の前の試合に挑むのみ。

前節からは23.魚里に代えて11.将。15.宗星に代えて17.満という布陣でスタート。キックオフ前にいつものように選手コールをしていると、運営スタッフの方が本部長とゴニョゴニョと話をしているのが横目に入る。この会場は鳴り物禁止ということで今回は太鼓を持って来なかったが、まさか大人4人だけの声ですらNGとは…
私達がコールをはじめてすぐに苦情の電話が入ったらしく、出来るだけ静かに観て頂けないかとスタッフからのお願いが。せっかく広いピッチを取れる場所があるのに私達が意地になって応援を続けて、サッカーが出来る場がなくなるようなことでは意味がないので素直に指示に従いましたが、選手にかける声も遠慮気味な環境って初めて…(汗)


立ち上がりから互いにショートパスを繋いぐスタイルは前回の対戦と同じ。互いに譲らない展開もアビスパはパスミスが多くフィニッシュまでは至らない。どちらかと言えばゴール前での決定機を多く作っていたセレッソが押している試合ではあったが、アビスパ福岡の粘り強いディフェンスにゴールを割ることが出来ない。

前半のスタッツが示す通りシュート数はセレッソが4、アビスパが1とシュート数の少なさが試合の低調さを表す。セレッソはシュート数こそ相手を上回ってはいたものの、もっとシンプルに仕掛けた方が簡単に崩せたかもしれない。


前半をスコアレスで折り返し迎えた後半。先に動いたのはアビスパ福岡。中盤の選手を1枚代えるも特に戦い方が変わったという印象は無かった。セレッソは後半16分に前節途中交代でアクセントになっていた11.将に代えて12.拓馬を投入。全体的に足もとで受けようという動きが多く停滞気味だった前線に運動量のある12.拓馬を入れることで変化を狙う。互いに得点が生まれない展開にアビスパ福岡は9.三苫と2トップ気味の関係を築いていた10.三島に代えて35.中島を投入。(大会パンフレットを見ると1996年生まれとなっているから中3?)

セレッソも中盤での運動量が落ちていると判断したのか17.満に代えて15.宗星を投入。その直後には6.大地が傷み19.耀誠を投入し8.洋亮をボランチに19.耀誠と12.拓馬の2トップに10.拓実を左SHに一列下げた形に。

失点シーンはその直後だった。中盤でのパス交換の際に相手のバックチャージが。あのシーンはファールだと思ったが審判の笛は鳴らず。陣形の崩れたセレッソに対しチャンスと見たアビスパは左サイドの選手が一気に飛び出す。すると中央を駆け上がった9.三苫がグラウンダーのボールに合わせてゴール。セレッソベンチは審判に抗議。あれはな…(汗)

ここまでこれといった決定機の無かったアビスパのこの試合最後のシュートがゴールになる。サッカーは一発で形勢が逆転する怖いスポーツ。まさに電光石火という言葉が相応しいゴールだった。

この時点でまだ約25分残っていた。時間だけ見れば特に慌てる必要はなかったが、この日のピッチはよくボールが跳ねるのか選手達はボールの扱いに苦慮していたように見えた。そして、そこに追い討ちをかけるように小粒だった雨が大粒に…ただでさえ馴染めていなかったピッチに更にボールコントロールが難しくなる。

以前にも書いたかもしれないが、関東のクラブのプレーを見ているとトラップ、パスという基礎技術の高い選手が多いように感じる。これはずっと観ている方なら同調して頂けると思うことなんだが、セレッソはそういった点で劣るというかピッチコンディションがあまり良くない試合でそれが顕著に出るように感じる。直近の試合で感じたのは対戦相手は関東のクラブではないがクラ選関西予選の雨のヴィッセル神戸戦だったかな。雨でぬかるむピッチでもしっかりとボールをコントロールするヴィッセルに対し精度の低いパスを連発するセレッソ。これはここ数年ずっと思っていることだが、やはりこういったことは反復練習でしか克服出来ないのかな。素人なんで何とも言えないけど(汗)

その後も何度かチャンスは作ったが最後までアビスパの粘り強いディフェンスの前にゴールを割れず痛い敗戦。今シーズンの目標はあくまでプレミア残留。ただ、個人的に思うのは順位に応じた戦い方というか、試合への挑み方だと思う。この日目に付いたのは更衣室とピッチが遠かったこともあったが、アビスパは審判にスパイクのチェックを受けている時にバラバラと出てくるセレッソ。サブのメンバーに至っては何とかキックオフに間に合うという感じ。試合前のミーティングもあると思う。更衣室からピッチの距離が遠いこともあると思う。でもそれって逆算すれば簡単にクリア出来る問題じゃない?要は何事においても切り替えという部分で試合が始まる前から緩い部分があったんじゃないのかな?ということ。

そんなの関係ないでしょ?って思う人もいるかもしれないけど、こういった何気ない時の行動って全てに繋がってくると思う。以前にU-18の監督をされた方が言っていた。"オンとオフの切り替え"って言葉を。誰が良くて誰が悪いという話じゃなくこれって大事なことじゃないかなぁって、この試合をキックオフの前から観ていて感じた。


次節はホームでの名古屋グランパス戦。18日15時キックフ。会場はJ-GREEN堺S5となっています。6勝2分け3敗得失点差+9と成績の並ぶ相手。この試合でしっかり突き放し上位のサンフレッチェ広島、京都サンガF.C.に喰らいついていきたい。

Sep 5, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第10節

立正大淞南高校戦 会場:J-GREEN堺メインフィールド
スコア:4-0 【前半:2-0 後半:2-0】
得点者:西村(洋)、秋山、南野、大津

GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、5.永田、4.小池、3.藤原
MF:8.西村(洋)(→19.大津)、6.秋山、15.岡山(→12.西村(拓))、7.小暮(→29.石黒)
FW:23.魚里(→11.長谷川)、10.南野

サブ:21.射庭


夏のクラブユース選手権、インターハイの開催により約1ヶ月半の中断期間を経て再開される高円宮杯プレミアリーグウエスト。対戦相手は開幕戦で苦杯を舐めさせられた相手、立正大淞南高校。前回の対戦では立ち上がりから激しいプレッシャーをかけてくる相手に対し自分達のサッカーが出来ず先制を許すものの、ゴールシーンは素晴らしいパス交換から同点に追い付く。後半立ち上がりの大事な時間帯に再びリードを許すとそのまま敗戦。選手交代に関しても今シーズンのテーマである下級生の成長という元積極的采配というよりはリーグ戦の中の一試合という位置づけに感じたが、その後の立正大淞南は全敗。得点力の無さを露呈し複数得点を許したチームはセレッソ、広島観音、東福岡の3チーム。順位だけを考えるとこの勝ち点3があれば京都より順位は上。年間のリーグ戦という初めての大会の中でノックアウト方式の戦い方との違いというのを学べるのも良いこと。決して目先の勝利だけが結果とは思っていないが、勝つということは勝負事をする上で重要なタスク。ここから上に行くにはどうしていく必要があるのか。そういったテーマを持って挑むのもまた一つ。

積極的な若手の起用から17.満が戦力となりスタメンに定着。23.魚里、19.耀誠、20.ヨンス、21.康太朗などもチャンスをもらいアクセントを加える選手に。国体チームでもセレッソ勢が多くこれからが楽しみな選手がまだまだ。

今節はFWに23.魚里が入り右SBに3.雅斗、ボランチに15.宗星が入るクラ選の鹿島アントラーズ戦の布陣に似た配置に。クラ選での課題を受けてこの夏でどれだけ新しい戦力が台頭してきているのか、チームとしてどう成長したのかが楽しみではあったがベンチを含むメンバー構成に大きな違いはなく9.KJがベンチ外になったのが大きな違いか。クラ選と違いベンチメンバーが5人までというのも大きい。気になるのはつい最近までオフだったということ…

試合の立ち上がりは例の如く前線からプレッシャーをかけてくる立正大。ポジションさえしっかり取って顔を出すべき選手がボールサイドへ寄れば簡単にパスで崩せそうな気がした。しかし、セレッソはゲーム感の鈍りからか悪癖のスロースターターっぷりを発揮する。なかなか良いテンポでボールを繋げないセレッソは立正大のプレッシャーに少々手こずる。ハーフウェイライン手前までボールを運ぶも前線との呼吸が合わずパスミスが目立つ立ち上がり。中盤でのプレッシャーはそれほど激しい訳ではないのでテンポアップすれば相手を振り回すことも出来たとは思うが…

前半14分。相手のバランスが崩れた隙にセレッソは小気味良いパス交換から10.拓実→7.小暮→23.魚里→7.小暮と相手を翻弄すると7.小暮からのラストパスに8.洋亮が走り込みゴール!選手の距離感が素晴らしく流れるよなパスワークは調子の良い時のセレッソの輝きを見せた。この得点から一気に畳み掛けたいセレッソ。24分には右サイドで得たFKを7.小暮が放り込むと6.大地がゴール前でフリーに。頭で合わせると2点目を挙げる。立正大のセットプレーの守備の甘さが露呈した。

効率良くゴールを挙げるならCKを獲りに行ってセットプレーからの崩すのが手っ取り早いように感じる得点シーン。

前半のうちに突き放したいセレッソではあったが、ゴール前で10.拓実が再三チャンスを迎えるも相手に阻まれゴールが遠い。10.拓実の一発があれば一気に勢いに乗る場面でもあったが、このままスコアは動かず2-0で前半を折り返す。立ち上がりのぬるさがちょっと納得いかない。


後半の立ち上がり。一気に勝負を決めてしまいたい試合。立ち上がりからペースを握ることに成功したセレッソはスタメン起用の23.魚里に代えて11.将を投入。23.魚里もスピードを武器に良さを発揮する場面もあったがトータルで見るとしっかりとボールをキープして欲しい場面で失うなど、今後の課題を持って交代することに。スタメンでおかしくない実力を持つ11.将がこの交代で23.魚里に無いモノをプレーで示す。後半16分には8.洋亮の突破から(ほぼ8.洋亮のゴールと言っていい)お膳立てすると、ゴール前に詰めていた10.拓実が押し込み3点目を叩き込む。獲るべき人が獲るとチームは乗るが、後半のエンジンは11.将だったように思う。

ボールを受けて良し、スペースを狙って良し、持ち前のスピードを活かした縦へ引っ張るプレーはスペースを有効に使い。前半は無かった縦のギャップを多く作る。オフザボールの動きの質。23.魚里の今後の課題かもしれないね。決して彼にダメ出しをしているんじゃなくて、交代で入った選手のプレーを見て自分とは何が違い、チームがどう変わったか。また自分ならこういったところをもっと出来るという発見を見つけるのもゲームを外から見るという意味で重要だと思ったから書いてみた。

得点後には15.宗星に代えて12.拓馬を投入。8.洋亮がボランチに入り10.拓実が左サイドへ。12.拓馬が前線に入る布陣に。少し間延びして中盤にスペースが生まれ始めていたので運動量を上げる意味でも良い交代。この日は15.宗星が一回も削られなかったね(笑)こんな試合も珍しいなと思いながらも、何で15.宗星はよく削られるのかと考えたりして…(汗)

時間の経過と共に3点リードという中でどういったサッカーを展開するべきなのか。メンバー的に攻撃的に出て追加点というのは間違いないのだけどイージーなパスミスからボールロストも散見されるように。こういった時間帯にしっかりとポゼッションしてマイボールを失わずに楽をするのもひとつだと思うのだけど、そういった流れに合わせてサッカーを変えるというのはまだセレッソに足りない部分。

後半32分には7.小暮に代えて長身ボランチの29.石黒を投入。2分後には8.洋亮に代えて19.耀誠。この辺りの時間帯は攻守の入れ替わりが激しく立正大に攻め込まれ苦しい時間帯も。試合に流れはあるので相手の時間帯が来るのは仕方ないがリスクマネージメントという点で改善点は多い。

試合終了間際に再び攻勢を掛けたセレッソ。ゴール前でどフリーになったいた19.耀誠が丁寧にボレーでボールを捕らえると4点目。得失点差は稼いでおくに越したこと無い勝ち点差7の広島を捕らえる為には直接対決で詰められる差は3点のみ。2位の京都が広島を破ったとしても勝ち点差は1までということを考えると、現実的にはひとつずつ順位を上げて上にプレッシャーをかけるのが妥当。追う立場から徐々に追われる立場になっているセレッソ。ターニングポイントは次節のアウェイのアビスパ福岡とホームに帰ってきての12節の名古屋グランパスとの対戦か。しっかりと勝ち点を積み重ね上位に着いて行きたいところ。

今日のような緩い試合の入り方では確実にやられる。次節の対戦相手、アビスパ福岡はクラ選GL最終戦でも対戦しており、勝ってはいるものの前回の借りを返すべく向かってくるはす。油断で足もとを救われることだけは絶対避けなければならない。


次節は試合時間が遅いこともあって今シーズン初の贅沢遠征。土曜日のトップチームのサンフレッチェ広島戦を回避し土曜の朝から熊本を目指します。えっ?何で熊本って?それは時間の遠征日記で…



Jul 17, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第9節

サンフレッチェ広島F.C.ユース戦 会場:吉田サッカー公園人工芝G
スコア:2-1 【前半:1-0 後半:1-1】
得点者:長谷川、南野
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、4.小池、3.藤原、15.岡山
MF:8.西村(洋)、29.石黒(→12.西村(拓)→23.魚里)、17.丸岡、7.小暮(→13.井口)
FW:11.長谷川(→9.風間)、10.南野

サブ:23.齋藤(津守U-15)


前節の京都サンガ戦で1-4と敗戦を喫したセレッソ。後半は持ち直したものの前半の3失点が重く圧し掛かり後半はある程度ゲームを支配したものの、最後に1点を返すのがやっとだった。それでも後半は積極的なディフェンスからボールを奪うと、どんどん前に選手が飛び出しセレッソらしいサッカーが出来ていたと思う。第9節の相手はサンフレッチェ広島。今大会無敗で首位を走る広島を相手にどこまでやれるのか。らしさを出すことが出来ればどこと対戦してもある程度やれるチームだと思っているだけに、自信を確信に変える試合になるように。また、翌週開幕の全日本クラブユースでは初戦で対戦する相手だけに一発かましておきたいところ。



会場に到着するとサンフレッチェ広島のトップチームが18日のアビスパ福岡戦に向けてミニゲームで調整しているところで、大勢のサポーターの方が観覧に訪れていて普段はピッチに近い駐車場が空いているイメージの吉田も満車という…(汗)到着し広島のスタッフに今日のベンチを確認すると、今日は人工芝で試合だとか‥そして、その理由がトップチームが練習で使っているから。試合開始の1時間前にはトレーニングが終了していたし、吉田はピッチを2面とれる訳だから別に問題なさそうだけど。この日の暑さは試合前に大熊さんに聞いたところ、午前の段階でピッチの温度が36度。キックオフは13時ということを考えるとこれから気温の上昇は避けられない。ましてや人工芝なら天然芝より照り返しが厳しく、ピッチ上の選手はもっと暑く感じるはず。まぁ、この時期に真昼間からサッカーをすること自体無理があると思う。選手の身体のことを考えると日本で夏に試合を行うことはそろそろ限界にきているのかもしれない。


第9節も6.大地と19.耀誠がU-17日本代表に招集されており不在。前節は15.宗星と8.洋亮でスタートし後半は20.ヨンスと17.満のコンビのボランチだったが、7節より追加メンバーとして登録された29.石黒がAチームでの公式戦初メンバー初スタメン!コンビを組むのは17.満。京都サンガ戦の後半のメンバーを踏襲したメンバーでのスタート。立ち上がりからいかに仕掛けられるか、昨年はどこかスロースターターな印象が強かったセレッソだが、序盤戦の主導権を握りサンフレッチェ広島得意のパスワークを封じたいところ。

前節の敗戦がよほど堪えたのかキックオフ直後から激しいディフェンスを仕掛けるセレッソ。サンフレッチェの選手は良い状態でボールを受けられずボールを効果的に前に運べない。ひとつめのパスが中央に入ると前目にポジションを取った17.満がプレッシャーをかけると相手は前を向けない。縦にボールが入らずサイドに逃げるかバックパスしかないものの後ろへ下げても11.将、10.拓実がプレッシャーをかけ餌食に。サイドにはセレッソの心臓とも言える8.洋亮が持ち前のしつこいディフェンスでサンフレッチェからすれば地獄のような立ち上がり。セレッソは少々飛ばし過ぎの感はあったが、先手を取られる前に仕掛ける良い展開。日頃はあまり見られないミドルシュートも17.満が積極性を発揮し狙う。

先制点は前半半ば。サイドからのショートパスを受けた11.将が右へ少しドリブルすると右足を振り抜きゴールを挙げる。サンフレッチェ広島の3バックのサイドを突くセオリー通りの攻撃から中央に展開するとバイタルエリアはスカスカ。セレッソは高い位置で簡単にボールを持たせてもらっていた。

初出場の29.石黒もデビュー戦の硬さが見られるかと思ったが、ベンチからポジショニングの要求はあったものの、中盤の底での繋ぎをそつなくこなしていた。ある程度メンバーが固まっている中に入るとなかなかゲームに入れないかと思ったが、この大一番で抜擢されるということはそれだけの準備が出来ているということだろう。

サンフレッチェ広島もセレッソのマークのズレを見逃さず。楔のボールが入るとリズム良くショートパスを繋ぎセレッソ陣内に侵入。やはり3本目のパスが繋がると連動した動きから2列目の選手がスペースへ飛び出し脅威。毎年世代が変わっても一貫した攻撃は流石の一言。対角へのロングフィードに2列目から飛び出した選手が受けると後ろの選手が中央へ走り込む。京都サンガ戦でも似たようなシーンで振り切られることがあったが、同じ過ちは繰り返さずきっちりとケア。カバーリングに入った4.佑平や3.雅斗が跳ね返す。前半終盤には29.石黒の動きが徐々に落ち始めプレッシャーが甘くなる。最初は単純に暑さからくるバテと緊張があったのかと思ったが、明らかに動きがおかしかった。腰に手を当て明らかにキツそうな状態を察してベンチがピッチサイドに呼ぶと、よろけるようにベンチ前まで向かう。恐らく熱中症の症状かと思われすぐさま12.拓馬が準備。このままベンチに下がり交代後は氷を当てられていたが、ハーフタイムには大事をとって病院へ。前半途中までの出場ではあったがよくやっていたと思う。せっかくやっと掴んだチャンスに本人が一番悔しい思いをしていると思うが、また訪れるチャンスに向けて今はしっかり休んで欲しい。

前半を1-0で折り返すと後半に入ってもセレッソのペースは落ちない。セレッソペースで試合が進んでいたが、後半15分頃にサンフレッチェ広島の選手に豪快なミドルシュートを決められる。少しアウトにかかったゴール左隅に決まったシュートは相手を褒めるしかない1.鶴ちゃんはノーチャンスな素晴らしいゴール。これで試合が振り出しに戻るもここからセレッソの粘りが出始める。早い攻撃からサイドが基点になると12.拓馬、14.武瑠で左サイドを制圧。終盤に差し掛かり足が止まり始めたサンフレッチェ広島に対しセレッソはここから更にギアチェンジ。相手ディフェンスは完全についていけない。するとぺナエリア外中央やや右でボールを受けた10.拓実がドリブルで相手を交わすとキーパーの逆を突くシュートで再びリードを奪う!ゴール後には我々3人のオッサンに指をさすパフォーマンス。指をさされたのは昨年の全日本クラブユースで京都サンガの三根にされて以来?(笑)やっぱりこーゆーのシビれるね。

同点に追い付かれ耐える時間帯も少しあったものの、4.佑平を中心によく声が出ていて心配するようなシーンはほとんど無かった。2-1でと拮抗した試合ではあったものの、今シーズンベストゲームとも言える試合がこのタイミングでやってきたことをこのチームにとって大きい。


今節で高円宮杯プレミアリーグウエストは中断。再開は9月ということで翌週には群馬で開催される全日本クラブユース選手権が開幕。対戦相手はこの日と同じサンフレッチェ広島。ゴリさんが中国新聞の取材に対しコメントしていますが、大会に負けてもセレッソだけには負けないと言わしめるだけの試合だったように思います。今日と同じような試合になると思っていたら絶対にいけない。この日やれたことを自信にしもう一度頭も心もリフレッシュしてサンフレッチェ広島との対戦に挑みたい。

全日本クラブユース選手権の試合日程はコチラ。私は初戦、23日13時キックオフのサンフレッチェ広島戦、24日10時30分キックオフの鹿島アントラーズ戦を観戦予定です。また速報は#cerezoで探してみて下さい。

Jul 12, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第8節

京都サンガF.C. U-18戦 会場:京都サンガF.C.東城陽グラウンド
スコア:1-4 【前半:0-3 後半:1-1】
得点者:南野
GK:1.鶴崎
DF:16.坂手(→20.金)、4.小池、3.藤原(→12.西村(拓))
MF:14.岡田、8.西村(洋)、15.岡山、7.小暮(→17.丸岡)
FW:10.南野、9.風間(→23.魚里)、11.長谷川

サブ:21.射庭

*オフィシャルの交代が間違っている…(汗)せっかくオフィシャルなニュースとしてアップするならきちんとした物をアップして欲しいな。

再開初戦の富山第一高校戦で4-1の勝利を飾り幸先良いスタートを切ったセレッソ大阪U-18。第8節の相手は全日本クラブユース選手権関西予選で苦杯を舐めさせられた相手、京都サンガF.C. U-18。高円宮杯プレミアリーグウエストも一巡目の対戦を残すのは京都サンガとサンフレッチェ広島のみ。少しでも勝ち点を稼ぎ後半戦で色んな選手や戦術を試す上でも重要な一戦に。

一昨年はクラ選ベスト4、昨年はJユース杯準優勝と継続的に結果の出ている京都サンガ。駒井、伊藤の強烈なアタッカー陣が抜け、エース久保がトップチームの試合に2種登録選手として出場する中、前線には昨年も勝負どころで存在が光った三根、ルーキーでスピードに乗った飛び出しが特徴の田村。中盤には原川と久永のレオーネコンビにバックラインは高橋と屋台骨国領を要する。最終ライン、中盤、前線に特徴のある選手が揃うチーム。なんだこのチーム。恐らく今年が勝負の一年になることは間違いない。

セレッソは立ち上がりに与えたFKに対し準備が整わないうちに京都サンガの原川が入れたボールに国領が合わせて先制。いきなり1点のビハインド。ここ数試合あっさりと失点するシーンが多く、こういった展開での集中力の欠如が気になるところ。その後もパスをまわしながらチャンスを窺う京都サンガ。セレッソはディフェンスが後手にまわり相手のパスについて行くばかりで仕掛けるディフェンスが出来ない。すると失点から数分後にはまたもや原川からのパスに田村がスピードを活かし抜け出すとゴールを奪われる。ここで踏ん張りたいところではあったが、三根がドリブルで抜け出すと冷静に1.鶴ちゃんのポジションを見てゴールへ流し込む。これが前半16分までの出来事‥このままセレッソはペースを握れないままスタッツが示す通り前半シュート1本、CK0本といかに相手陣内に入れていないかを物語る内容で0-3で前半を折り返す。

確かに京都サンガには素晴らしい選手が多い。でも、さすがにこんなに簡単にやられるのは納得がいかない。完全に後手にまわる展開でセレッソらしさは一切見られず、ハードなディフェンスで仕掛ける場面もなく相手のやりたいようにやられる。何とか立て直して欲しいと応援していたがさすがにこのデキではという前半。厳しいことを言うと恐らく今シーズンで最悪の前半では?


後半スタートからルーキーの20.ヨンスと17.満を7.グレさんと16.優雅に代えて投入。14.武瑠と15.宗星が本来のSBへポジションを移し、20.ヨンスと17.満がボランチに。11.将を右SHに下げ8.洋亮が左SH、9.KJと10.拓実の2トップに布陣を変更。前半ベンチで戦況を見つめていたルーキーの投入が流れを変えることに。前半は自由にさせていた京都サンガの原川にハードに当たりにいくと前半とは見違えるようななディフェンスに。攻撃では3人目の動きが出始めチームが活性化する。人の配置は違えどなぜここまで変わるのか。確かに後ろを3枚にしてからやり難そうな感じはここ数試合ずっとあったけれども(汗)それだけ動きが見違えただけに悔やみきれない前半。後半開始間もなくPKを与え0-4とはなったものの、後半は完全にセレッソペース。暑さからか相手の動きが落ちたことを差し引いてもそれくらいやれていた。

どうにかまず1点と再三チャンスメイクするもゴールが遠い。後半アディショナルタイムにゴール前の崩しからの混戦で10.拓実が押し込み最後は意地を見せた形となり1-4で試合終了。


このチームの一番ダメな時と良いときの両方が出た試合だった。前半の内容に関してはほんと何もないというのが感想ではあるが、個人的には後半に見せた意地と劇的に変わった良い部分も評価したい。この両方が今のチームの力であり、それをしっかりと受け止めないといけないが、試合後の選手達の表情を見ると彼らが一番そのことを理解していることは間違いない。

第9節はアウェイ吉田でのサンフレッチェ広島戦でキックオフは13時。先日発表された全日本クラブユース選手権でも同組で初戦の相手となる今大会首位のサンフレッチェ広島相手にどこまで出来るのか、この試合が全日本クラブユース選手権での指標になるかもしれない。とことんまで勝ちに拘るなら手の内を隠すという手もあると思うが、この世代に関してはそういったところではなく真っ向勝負でどこまでやれるか。試合なんてやってみなけりゃ分からない。この日の敗戦を受けてチームがどう変わるのか楽しみにしたいと思います。

Jul 9, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第7節

富山第一高校戦 会場:南津守さくら公園スポーツ広場(天然芝)
スコア:4-1 【前半:2-1 後半:2-0】
得点者:長谷川2、小暮、西村(洋)
GK:1.鶴崎
DF:5.永田、4.小池、3.藤原
MF:8.西村(洋)、6.秋山(→16.坂手)、15.岡山(→17.丸岡)、7.小暮(→12.西村(拓))
FW:11.長谷川(→19.大津)、9.風間、14.岡田

サブ:21.射庭


中断期間明けの第7節、これまでの戦績を振り返ると開幕戦の立正大淞南戦に破れると、ホームで迎えたアビスパ福岡戦、アウェイの名古屋グランパス戦と2試合連続で1-1のドローとなかなか勝ち点3を積み上げることが出来なかったセレッソ大阪。気になるのは毎試合1得点以上獲れていなかった点ではあったが、第4節のホーム東福岡戦では今大会初めての複数得点と無失点で2-0の初勝利。続く第5節の広島観音戦も3-1で勝利を収め2連勝と勢いづくセレッソの第6節の相手は難敵愛媛FC。ショートパスを主体とするこのチームはどこか掴みどころの無い不気味なチーム。試合開始の時間には気温が上がり相手が先にバテたことで2-0と相手をいなすと中断前の試合を3連勝で終えることに。春先にはまだチームが出来上がっていない高校勢相手にいかに勝ち点を稼ぐことが出来るかが今シーズンのミッションである高円宮杯プレミアリーグ残留を達成する上でもひとつのポイントになると思われたが、新戦力を積極的に起用しながら上手い具合に戦えているように思う。

前期再開後の初戦の相手は富山第一。あの柳沢敦の母校で有名な富山の名門校ではあるが、これまで立正大淞南以外には全敗と今大会は苦戦を強いられている。J-GREEN堺から南津守に移動すると、この日夜の試合でメンバー外のトップ選手の練習を見学する富山第一の選手達の姿が。なかなか対戦することのない相手ではあるが、試合前にすれ違うとどこの人間かも分からない私達にもきちんと挨拶をして下さる気持ち良いチーム。マイクロバスで駆けつけた応援団は親御さんだけではあったが、弾幕も貼られ育成年代の選手・スタッフはこういった方々に支えられているというのが伝わってくる。セレッソはU-18OBの龍ちゃん、ノグ、凌輔が応援に駆けつける。直前に少し話す時間のあった健勇は"行けたら行きます!"と言いながらやっぱり来なかったけど(笑)


試合は立ち上がりにカウンターから14.武瑠が抜け出すとクロスに11.将が合わせて幸先良く先制点を奪う。しかし、直後には自陣で与えたスローインに緩慢なディフェンスでゴールライン際を突破され同点に追い付かれる。完全に気の緩みからの失点で目も当てられない…試合展開によってはこういった失点が命取りになるだけに、この失点をしっかりと反省し次に活かさないといけない。

1-1で試合が進む中、富山第一はこれといって攻撃の形がある訳ではなく、セレッソのDF陣も難なく対応。前半40分頃には7.グレさんがサイドでボールを受けると、キーパーの位置を見てロングシュートを放つ。するとこのシュートがゴールネットに突き刺さり2-1で前半を終了。前半の不用意な失点もありどこか締まりに欠ける前半ではあったが、幸いにも前半をリードして折り返すことに成功。

後半はメンバー変更無しでスタート。立ち上がりから攻勢をかけるセレッソは11.将のドリブル突破に対し相手DFがぺナエリア内で倒してしまうとPKの判定。まぁ、ラッキーという表現をした方が良いのか、笛を吹いてくれない審判が多いと思う判定だったのでこの辺りはホームアドバンテージなのか。このPKを11.将が決め3-1。2点リードではあったもののある程度試合の結果が見えるゴールに。

後半17分には15.宗星に代えて17.満を投入。開幕戦こそ緊張からか本来のプレーが見られることはあまり無かったが、大熊さんの継続的な起用に応えるようにメキメキと頭角を現しているように思う選手。15.宗星に代わってそのままボランチの位置に入ると、それまであまり無かった中盤の底から前線への飛び出しという形が増え、9.KJがサイドに流れるシーンが少なくなり得点の匂いが。ルーキーながら相手に当たり負けしないフィジカルと、物怖じしない性格は17.満の魅力。積極的に攻撃に絡むとチャンスを演出する。相手のプレッシャーもあまり強くなかったが、ゴール前では冷静に相手を交わしクロスを上げるシーンも。それほどサイズのある選手ではないが、ピッチに立つと大きく見える不思議な選手。

4点目はこの17.満から。ぺナエリア内で冷静に相手を交わしグラウンダーのクロスを入れると8.洋亮が合わせ4-1に。このゴールでこの日2ゴールを挙げた11.将と並び4得点で得点ランキング1位タイに。中盤の選手ながら抱負な運動量で相手をかき回すスタイルでディフェンスでもピッチを走り回っているのに4ゴールというのは、このチームで8.洋亮の存在の大きさを物語る。

3点差としたセレッソは11.将→19.耀誠、6.大地→16.優雅と交代のカードを切る。3-4-3だった布陣を4-4-2に変更すると4.佑平をボランチで起用。4.佑平のボランチでのプレーを観るのはU-15時代以来?これまでチーム事情でCBをやっていたが、彼の今後を考えると可能性を広げる意味でもボランチでのプレーというのは見てみたいと思っていただけに、こういった展開で他の選手に経験を積ませると同時にこういった選手起用は良いと思った。

最後は7.グレさんに代えて12.拓馬を投入すると両アウトサイドが西村ツインズに。この時間帯に運動量のある12.拓馬が控えているというのもセレッソの強み。下級生主体のチームではあるが、純也の世代かな?に居た下釜のように苦しい時間帯で投入される3年生という存在は心強い。もう随分も前の話なので記憶もあやふやですが、今年のセレッソは色んなオプションを試しながら戦っているので、試合としては消化不良のような時もあるがその辺りも長い目で見ていくのが良いと思う。どれをベースとするのかクラ選辺りではそこが観られるのかなぁと思っている。

4連勝と波に乗るセレッソ。リーグ前半戦も第8節の京都サンガ戦、第9節のサンフレッチェ広島戦を戦うとまた約1ヵ月半の中断期間に突入。上位2チームとの対戦を1勝1分けくらいで折り返し上位に止まることが出来れば、秋以降の選手権に向けて上げてくる高校勢に対し多少取りこぼしてもプレミア残留は見えてくるのではないだろうか。単純に勝ち負けという結果を追いかけて見ている方もいらっしゃるかと思うが、長いリーグ戦の中での駆け引きや新戦力の力の引き上げと、これまでのノックアウト方式の大会ではなかなか試すことが出来なかったことが出来る一年ということを捉え、負け=弱いという考え方ではなく長い目でこの組織の発展を見守って欲しい。その為に尽力しているスタッフもセレッソには居るし短期・中期・長期のスパンで継続的に見ていくことがセレッソの未来に繋がることは間違いないと信じている。隣の芝は青く見えるもんですが、セレッソも良い選手が多いですよ。

次節の第8節の京都サンガ戦は10日の16時キックオフ。会場はサンガタウン東城陽Gで開催。トップチームのアウェイ広島戦と日程が被るので観戦するのは難しいかもしれませんが、ツイッターで毎試合#cerezoのハッシュタグで速報を行っています。試合の動向が気になる方は是非御覧下さい。#U-18もあった方が良いですかね?

May 16, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第6節

愛媛FCユース戦 会場:北条スポーツセンター
スコア:2-0 【前半:1-0 後半:1-0】
得点者:丸岡、南野
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、16.坂手(→12.西村(拓))、4.小池、15.岡山
MF:8.西村(洋)、6.秋山、17.丸岡(→11.長谷川)、7.小暮
FW:10.南野(→23.魚里)、9.風間(→19.大津)

サブ:21.射庭


開幕こそ立正大相手に黒星を喫したものの2引き分けを挟み2連勝と確実にポイントを重ねるセレッソ。最初は硬さの見えたルーキー達も徐々に特徴を発揮し始めチームとして、個人としてのポテンシャルの高さが活き始めている。今回の対戦相手は小気味良いショートパスを主体とする愛媛FC。ここ数年対戦する機会が多いが、どうもセレッソを苦手としているのか対戦成績の良い相手。どこか不安定さのあるチームではあるがノッた時のスピーディーな攻撃は対戦相手ながらあっぱれの一言。昨年のクラ選でのレッズ戦を観ていたがノせると怖い相手には間違いない。過去にJユース杯で対戦した当時中3だった近藤貫太のドリブルに衝撃を受けたのがついこの前のことのようだがそんな彼も最上級生に。月日が経つのは早い…(汗)

今節終了後には中断期間に入り、登録メンバーの変更も可能なだけにセレッソらしさを発揮して気持ち良く今日の試合を終わりたいところ。

試合のレポートに入る前に毎度お馴染みしまなみ街道。与島Pから望む多々羅大橋。ここは毎回来る度に写真に収める良い景色。ただ、さすがに3度目?4度目?ともなると新鮮さにも欠けるというのが正直なところ。初めてしまなみ街道を走った時はテンションが上がったもんだけど、慣れって怖いですね…

しまなみ街道を渡り切り今治市?に入るとあとは北条まで海沿いの道を一直線。お昼ご飯を調達する為にコンビニに立ち寄ろうという話になったのですが、ここで本部長の「何個目のコンビニ入る?」という問いかけ。会場の直前にローソンとサークルKがあることは覚えていたんですが、それが何個目なのかまでは…
とりあえず6個くらいはあるだろうと「じゃぁ6つ目で!」と答えたのが間違いの始まり。北条までにあるコンビニは酒屋さんなどで日用品を売っているお店を除けば5個という(汗)皆さん、しまなみ街道経由で北条を目指す際、コンビニは5つしかないので気を付けて。まぁ、北条に行く人ってなかなか居ないと思いますが…


何より会場に到着して驚いたのが道の駅から上った所にある北条スポーツセンターの変わりよう。以前は何も無かったはずの場所には体育館。そして、舗装されておらず雨が降ると足もとがぬかるんでいた駐車場はアスファルトに。あまりの変わりように本部長も駐車場を通り過ぎる始末…(汗)あれは誰でも気付かないと思う。北条スポーツセンタースゲェ!!

到着するとすでに四国の大学生が試合中。お昼を済ませるとどこかで見た弾幕が…本部長曰く、関西学生サッカー連盟が作った震災へのメッセージ弾幕が四国にも来てました。(詳しくはコチラをご覧下さい。)11月には東北地区大学サッカー連盟届くようです。



随分と脱線しましたがそろそろ本題へ。この日は5.慎二、3.雅斗が帯同しておらず4.佑平の相方に抜擢されたのは16.優雅。これまでU-18に昇格してからはボランチやSBでプレーする姿を見ていたが、久々のCBでの彼のプレーが見られることに。個人的にはU-15のクラ選関西大会以来かもしれない。長いこと見てなくてすいません(汗)U-18に昇格してからは初スタメンと少々緊張していたようだが、U-15時代は芳賀さん(懐かしい。もっとセレッソに居て欲しかったなぁ)の元で河面(これまた懐かしい)とのコンビは頼もしい存在だったのを覚えている。前線には10.拓実が戻り9.KJとの2トップに。個人的には11.将が調子を上げていただけにどうするのかと思っていたが、大熊さんもうれしい悩みというところか。

試合は愛媛ボールでキックオフ。午前中は風が心地よくショートパンツを穿いていた私は完全に失敗したと思っていたが、試合が始まる頃には気温がグンと上がることに。この暑さでは後半に落ちると思っただけに持久戦も覚悟したが、序盤にペースを握ったのは愛媛。立ち上がりから激しいプレッシャーをかけるとセレッソは押し込まれる時間帯が続く。ボールの出所へのプレッシャーが甘くなると愛媛得意のパスワークに後手に回るセレッソ。しかし、この厳しい時間帯で奮起したのは1.鶴ちゃん。ギャップを突かれ上手く振り切られると愛媛のビッグチャンスに1.鶴ちゃんのファインセーブでピンチを切り抜ける。この時間帯にもう一度危ないシーンがあったが、また1.鶴ちゃんがチームを救う。至近距離での反応に良さのある1.鶴ちゃんの良さが出た場面だった。

このビッグチャンスを決められなかった愛媛に対し、耐えたセレッソは徐々にペースを掴む。序盤から飛ばし過ぎた感のある愛媛の足が徐々に止まり始めるとセレッソの時間帯に。右サイド相手陣内深くで得たスローインから17.満が抜け出すとそのままぺナエリア内に進入しそのままゴールを挙げる!照りつける日差しに上昇する気温と互いに厳しい時間帯であったが、このゴールでセレッソは楽になる。試合をこなす毎に17.満も持ち味を発揮。168センチと上背はないが体が強くルーキーながら相手を飛ばすシーンなどは頼もしい。

前半を17.満のゴールで1-0とし折り返した後半。立ち上がりから愛媛が主導権を獲りに来るかに思えたが、前半の消耗が激しかったのか前半ほどのプレッシャーをかけに来ない。次の1点が焦点になる試合展開にセレッソベンチは12.拓馬を準備。掲示された番号は16。最初こそ硬さが見られたものの時間の経過と共に慣れてきたかに見えた16.優雅だったが、試合後に聞くと足を攣っていたらしい。久しぶりの公式戦に少々緊張し過ぎたかな?また16.優雅のプレーが見られるのを楽しみに待つとしましょう。私の知っている彼本来のプレーとは遠かったようには思うが、こんなもんじゃないっと思っているだけに今後の奮起が楽しみなところ。

ただ、この交代でフィールドプレーヤー内にCBが出来るのは4.佑平のみ…どうするのかと思ったがまさかの6.大地のCB。2年前の関学大に進学したGK純のCBもサプライズだったが、さすがにこの日の6.大地は何の準備も無かったはず。一番驚いたのは6.大地かもしれないね(汗)まぁ、誰かが代役をこなさないといけないだけに仕方ないのだが。
この交代で8.洋亮をアンカーに据えた4-1-3-2のような形に。後半開始直後こそ9.KJの積極的なプレーからチャンスを迎えたが、なかなかペースアップ出来ない締まりのない試合に。1点リードでは怖い状況なだけに追加点が欲しかったが、ここで9.拓実の個人技が炸裂。ドリブルでぺナエリア内に進入するとフェイントで相手を交わす、交わす。愛媛のキーパーが先に動いたところでゴールに流し込むゴールはU-15時代に無理矢理ゴールを獲って来たサンライズリーグの宇治FC戦を思い出させた。

後半の試合運びとしては褒めれたものではなく、一度は死にかけた愛媛の息を吹き返させてしまっただけに、こういった展開でどう試合を運ぶのか。不測の事態があったにせよ今後のチームとしての課題が見えたように思う。最後まで集中を切らさず失点0で試合を終えたことは相手のデキを差し引いても良かった。まぁ、この日は序盤の1.鶴ちゃんに尽きるかな。



高円宮杯プレミアリーグウエストは7月まで中断期間に入ることに。翌週にはクラ選予選を控えるだけに疲れをとって挑みたい。初戦は5月22日、万博ガソバ人工芝Gで15時キックオフ。対戦相手はサンガ。高円宮杯プレミアリーグウエストに出場していない選手のプレーも楽しみなところ。

May 8, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第5節

広島観音高校戦 会場:J-GREEN堺
スコア:3-1 【前半:1-0 後半:2-1】
得点者:西村(洋)、長谷川、西村(拓)
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、4.小池、3.藤原、15.岡山
MF:西村(洋)、6.秋山、17.丸岡(→18.平田(翔))、7.小暮(→23.魚里)
FW:11.長谷川(→12.西村(拓)、9.風間(→19.大津)

サブ:21.射庭

前節の東福岡戦で今シーズン初勝利を飾ったセレッソ大阪U-18。中2日で挑む広島観音戦は怪我から戻った9.KJがスタメンに復帰し12.拓馬が外れる布陣。体力的に少々キツい日程ではあるもののGWの3連戦の最終戦、勝って勝ち点を積み上げたいところ。


試合前にACLのアレマ戦でインドネシアに遠征していた本部長からの土産話を聞いて腹筋が切れそうになる(笑)"Qween of Arema"ネタは鉄板ですね(笑)写真は現地の新聞に掲載されていたマッチプレビュー。何を書いてあるのかサッパリ分かりませんがスタメン予想のCBに康太ではなく凌輔の名前が(汗)大海が累積警告によるサスペンドで試合に出れないことは知っていたんでしょうが、遠征に帯同していなかった凌輔の名前が載るとは…もしかしたら鬼のようなリサーチでU-18時代にCBをやったことまで調べていたのでは。恐ろしいリサーチ力です…(冗談)

立ち上がりから主導権を握るセレッソ。攻める時間は長いもののなかなか決定的なシーンは訪れない。流れがセレッソにある間に先制点が欲しい展開に9.グレさんが右サイドからドリブルで切れ込んで左足でミドルシュート。枠を捉えた弾道はキーパーのセービングに合う。その後もピッチを広く使った攻撃で相手を揺さぶると、右サイドからのクロスに8.洋亮が体勢を崩しながら頭で合わせたボールは弧を描きキーパーの位置とは逆の方向へ飛びネットを揺らす。前半のうちに先制しておきたい展開だっただけにこのゴールは大きなものに。

前半を1-0で折り返すと後半も立ち上がりはセレッソの時間帯。11.将のパスを9.KJが相手DFを背にして受けタメを作ると、6.大地が追い越す動きでパスを受け折り返す。そこに飛び込んだのが11.将と3人の連動した動きから生まれたゴール。2人目、3人目の動きを日ごろのトレーニングから意識して取り組んでいるのが分かる。前半は手数を掛けすぎて広島観音にスペースを埋められゴールが遠かったが、後半開始早々の追加点は良い流れ。1タッチ、2タッチのパスが連続して小気味良く通ると決定機が訪れるお手本のような崩し。

怪我明けの9.KJ、2試合連続ゴールと勢いのある11.将を下げると徐々に広島観音ペースに。後半に入り風が強くなり始めたこともあって風下のセレッソはハイボールの処理に少々不安が。風上に立った広島観音がロングボールから攻勢を掛けると我慢の時間帯が続く。前半から相手FWとの競り合いを繰り広げた4.佑平が少しバタつき始めたチームに喝を入れる。そう慌てる必要はない。ただ一度流れが悪くなるとなかなか持ち直せない。広島観音ボールの時間帯が続く中ゴールライン際のボールの処理が甘くなると、その隙を見逃さなかった広島観音の選手がそのままボールを奪いカットイン。折り返しを決められ2-1に。少し緩んだ時間帯だっただけに一瞬の隙が命取りになるということを学べたのではないか。

その後も広島観音のペースではあったがセレッソもフレッシュな選手を投入し打開を図る。1年生プレーヤーも随分ゲームに慣れたのか当然の如く持ち前のプレーを発揮。次の得点がどちらに入るかでゲームを左右しかねないスコア、セレッソは中盤にスペースが生まれ始めそこを使われ始める。なかなか繋げずクリアボールが相手に渡る我慢の展開ではあったがセレッソもカウンターで応戦。すると試合終盤には相手を突き放すゴールが途中交代の12.拓馬に生まれ3-1。失点から数分後の追加点だっただけにチームを助けるゴールに。その後も広島観音ペースではあったものの最後まで耐えたセレッソが勝利。

徐々に連携が高まる中それぞれのポテンシャルが発揮されるようになり始めたセレッソ。今年のチームは若いだけあって今後が楽しみなところ。まだウエストの優勝候補とされる京都、広島との対戦がまだではあるがそれまでに勝ち点を積み上げたいところ。GWの戦績として2勝1分けの勝ち点7と上出来。開幕戦の立正大戦に負けた時はどうなることかと思ったが、積極的に若手を起用する大熊監督の狙いがハマればこのチームはもっと強く、そして個人としても成長するに違いないと思う。

次節はアウェイ北条での愛媛戦。5月15日、13時キックオフとなります。好不調の波があるイメージな愛媛。ただ、とても魅力的なサッカーをするチームなだけにここを叩いて中断期間を迎えたいところ。

May 5, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第4節

東福岡高校戦 会場:J-GREEN堺
スコア:2-0 【前半:1-0 後半:1-0】
得点者:長谷川、西村(洋)(PK)
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、4.小池、5.永田(→17.丸岡)、3.藤原
MF:8.西村(洋)、15.岡山、6.秋山、7.小暮(→23.魚里)
FW:12.西村(拓)(→19.大津)、11.長谷川(→18.平田(翔))

サブ:21.射庭

前節の名古屋戦を引き分け3節終了時点で0勝2分け1敗と今シーズンは未だ勝利のないセレッソ大阪U-18。そろそろ今シーズンの初勝利をもぎ取りたいところ。前節から引き続き10.拓実を代表招集で欠き9.KJも怪我でベンチ外のチームは開幕戦の布陣からボランチの20.ヨンスを名古屋戦で1試合のサスペンドが解けた15.宗星に変更した構成。15.宗星のボランチでのプレーはアビスパ戦での開始早々の退場によりプレータイムが短くベールを脱ぐことはなかったが、SBのイメージが強い彼のボランチでのプレーが楽しみなところ。


キックオフは東福岡ボールでスタート。前線からプレスをかける東福岡に対しこれまでならボールを上手く回せずバックパスが多く見られたセレッソだったが、この日ボランチに入った15.宗星の視野の広さがポイントに。15.宗星を経由したボールが左右に揺さぶりをかけると簡単に相手のプレスを無効化。早いサイドへの展開がリズムを生み8.洋亮、12.拓馬、11.将が絡む流動的な攻撃は開幕戦の良い時間帯を思わせる素晴らしいグループでの崩し。

立ち上がりからセレッソの時間帯が続くものの先制点を挙げるまで気の許せない展開。攻勢を掛けるセレッソの得点シーンは左サイドに開いたところに2列目から8.洋亮(だったと思います)がゴール前に飛び出すと素晴らしいピンポイントのクロス。ヘッドで合わせたボールがクロスバーに直撃すると零れ球を11.将がきちんと詰め先制!
一連の流れから畳み掛けるゴールシーンは素晴らしいの一言。このチームがハマッた時の強さ、可能性というのが凝縮されたゴールだったように思う。開幕戦もそうだったように今年のチームのキーポイントは西村ツインズの運動量。ディフェンスでは彼らが前線からボールを追い回し、攻撃ではその豊富な運動量で相手を撹乱させるオフ・ザ・ボールの動きはこのチームの心臓。そこに11.将が絡む西トライアングル(セレッソ大阪西U-15出身の選手達で構成する矯め)は観ている者をワクワクさせてくれる。

得点後は15.宗星にあまり良い状態でボールが入らなくなると次第に流れが東福岡に傾く。前半終盤には連続CKから絶える時間帯が続くと相手のクロスをクリアしようとした11.将が足を伸ばして触ったボールがゴールマウスへ。スライスしたボールがあわやゴールというシーンだったが、これは枠を捉えず難を逃れる。その後も我慢の時間帯が続く中一瞬ヒヤッとするシーンはあったものの、1.鶴ちゃんの高い集中力でゴールを割らせない。どうにかゴールが欲しい東福岡は主審のジャッジに苛立ちラフなプレーも散見されるように。
東福岡の危ないプレーにスタンドから声が出るとスタンドに向かって罵声を吐くシーンも…やはり福岡、気性が荒いと言われても仕方ないというか、実直にプレーしていた立正大とは違いいイメージが悪い。前半のうちに追加点が欲しい展開ではあったが、流れが変わってからは耐える時間帯が続いた前半。ただ、私が観戦した過去2試合を考えると上出来の前半。

後半開始間もなく5.慎二に代えて17.満を投入。3.雅斗をCBに15.宗星を本来の右SBのポジションへ。17.満がボランチに入る布陣。すると途中交代の17.満がスルーパス。これはフィニッシュまで至らなかったが特徴を発揮する積極的な良いプレー。ルーキーとしては体も大きく物怖じしないプレーに途中交代での投入も納得。CKからの零れ球からミドルシュートを放ったシーンは枠を捉えなかったものの、しっかりミートしたパンチ力のあるシュート。ミドルシュートの少ないチームにあって新たな武器のひとつに。

東福岡の対角へのロングボールからセカンドボールを拾いノーリスクで前線へボールを運ぶスタイルは昨年の市立船橋や滝川ニなどの対戦も同様でクラブユースチームと対戦する時の対策なのか、普段からこういったサッカーなのか中盤にボールを扱う技術の高い選手がいるように思えただけに少々勿体無いという印象。
後半立ち上がりはセレッソがやや優勢という感じではあったが、この日は1.鶴ちゃんのキック精度が低く度々タッチラインを割ってしまいマイボールを簡単に失ってしまう回数が多く勿体無かった。それでもフィールドプレーヤーの集中力は切れることなく、すぐに切り替えて高い位置からのディフェンスでボールを奪うことも出来ていたのは良かった。
東福岡も選手交代で9番、7番と前半奮闘していた選手を下げフレッシュな選手を投入し活性化を図る。この辺りから我慢の時間帯が続くも4.佑平を中心に危ないシーンはあったものの相手のシュートが枠を捉えなかったことも手伝って失点には至らない。

セレッソもこの日前線からの献身的な守備、スペースへの飛び出しと大車輪の働きをした12.拓馬に代えて前節ゴールを挙げた19.耀誠を投入。上背があるが足下が器用なプレースタイルはトップチームの塁を彷彿とさせる。実際観戦に来ていたセレッソファンからも「塁みたいやなぁ」という声が。津守U-15時代も2列目でプレーすることもあり、得意のドリブル突破からFKを得るシーンなどもあり彼のストロングポイント。特にスピードがあるということはないが独特のリズムで相手を揺さぶるドリブルは間合いを詰め難いのか積極的な仕掛けからシュートを放つシーンも。
疲れの見え始めた11.将に代えて18.ヒラショー(オフィシャルでは7.グレさんとなっているが11.将では?この辺りはうろ覚えなので確信はないが…)が開幕戦で入った右SHではなくFWに入る形。ディフェンス面ではまだ物足りない部分がある前線の1年生コンビだが、その辺りは8.洋亮が豊富な運動量でカバーする。本当に西村ツインズの献身的なプレーには頭が下がる。この日のようにそれほど暑くない気候であれば運動量もほとんど落ちず、距離に換算すればピッチの中で誰よりも走っていることは間違いない。この日観戦に来られていた昨年までU-18に所属していた凌輔(夛田)の御両親に「あの運動量は〇〇に見習って欲しい」と言わしめるほど(笑)

その後は7.グレさんに代えて23.魚里を投入。春先の高知遠征を観戦した仲間の話では凄く速い選手が居るという話は聞いていたが、その選手が前節デビューを果たした23.魚里。過去にも桃山学院大に進学した隼人(道上)などスピードスターが在籍したが、23.魚里は初速が速い印象で狭いスペースでもトップスピードに乗れるという感じ。
1点差という拮抗した状況ではあったが経験値の低い一年生を4人も投入するということは期待値だけではない本来の持ち味という点でも納得できるプレーが見られた。1点差を守り切るのか追加点を狙うのか、耐えて勝ち点3を獲るという経験も良いとは思ったが、この日のベンチメンバーはGKの21.射庭を除いて攻撃的な選手という構成から考えると攻めて勝つというメンバー。23.魚里の投入により18.ヒラショーが右SHに入るとそれぞれが持ち味を発揮する。

ロングボールから19.耀誠が抜け出し相手DFを交わすとあわやゴールというシーンも僅かに枠を逸れる。再三ゴール前で仕掛けるプレーにスタンドからは拍手が。フィジカル面で少々厳しい部分があるかと思っていたが、このようなプレーが出来るなら相手のフィジカルが落ちる時間帯だと問題ないという感じ。

試合はこのまま1-0でクローズしても良い時間帯ではあったが、途中交代で入った1年生が特徴を発揮すると攻撃が活性化したこともあり追加点もという状況。ロスタイム表示は3分。中央で23.魚里がスピードを活かしぺナエリア内に抜け出すと堪らず東福岡DFがファール。このファールにより一発レッドの退場に。23.魚里が再三ドリブル突破を試み利いていたが試合時間残り僅かでPKを獲得。このPKを8.西村(洋)がかなり緊張していた様子ではあったがきっちりと決め2-0に。今シーズン初の公式戦勝利と無失点で東福岡を下す。

試合終盤には荒れ気味の試合とレフェリーの曖昧なジャッジに両ベンチからの激しい抗議。また、この試合はボールボーイをセレッソのベンチ外の選手が務めていたが、1-0の状況で1.鶴ちゃんがゴールキックのボールを取りに行った場面で東福岡の監督が激昂。まぁ、怒るのも仕方ない部分はあるにせよ…(ここは敢えて伏せておこうかな)


久しぶりの選手達の満面の笑顔。まだまだ発展途上のチームではあるが新チームになって去年からの上積みが感じられるサッカー。試合運びなどまだまだな部分は多いにせよこれからの成長が楽しみ。また1年生プレーヤーの台頭が著しく前節ゴールを上げた19.耀誠、初出場の23.魚里、開幕戦からベンチメンバーに名を連ねる17.満、18.ヒラショー、GKの21.射庭とベンチメンバー5名全てが1年生。6節終了まで登録メンバーの変更が出来ないということもあるが、2年生、3年生の奮起も今後への期待が高まる。

第5節は5月7日(土)にJ-GREEN堺で16時キックオフ。対戦相手は広島観音高校。同日にトップチームの試合がキンチョウスタジアムで行われるのでなかなか観戦し辛い時間ではありますが、ギリギリハシゴするのも可能です。

Apr 19, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第2節

アビスパ福岡U-18戦 会場:キンチョウスタジアム
スコア:1-1 【前半:0-1 後半:1-0】
得点者:南野

GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、4.小池、5.永田、3.藤原
MF:8.西村(洋)(→12.西村(拓))、6.秋山、15.岡山、7.小暮
FW:10.南野、9.風間(→11.長谷川)

サブ:21.射庭、18.平田(翔)、20.金


高円宮杯プレミアリーグウエスト第2節のホーム開幕戦はキンチョウスタジアム。例年であればトップチームの日程と被ることや会場を転々とするプリンスリーグの関係から観戦者の少ない試合だが、今シーズンは震災の影響もあってJリーグが中断期間中ということで多くのセレッソファンがキンチョウスタジアムに。
トップチームが昨年から誇るキンチョウスタジアムでの不敗神話は継続されるのか…

スタメンは前節からボランチの20.ヨンスに代わって15.宗星。2トップが12.拓馬と11.将のコンビから10.拓実と9.KJに変更してスタート。
日頃受けない多くの声援に緊張したのかセレッソは少し硬い立ち上がり。すると前半9分には福岡のCKのシーンで飛び出した1.鶴ちゃんがボールに触れずアビスパの選手が頭で合わせたボールが枠を捉える。ゴールマウスにカバーに入った15.宗星の手が思わず伸びてハンド。得点機会阻止で一発レッドの退場に。

あのシーンは手が出てしまうのも仕方が無いが勿体なかった。

このハンドで得たPKを2.浦郷が決め0-1に。早い時間帯に失点と退場者というダメージを受ける形。

この日、初スタメンだった15.宗星も無念だったと思う。

1人少なくなったセレッソは8.洋亮と6.大地を縦の関係に10.拓実を左サイド、9.KJの1トップという布陣に変更。時折10.拓実が個人技で魅せるもゴールまでは至らず。アビスパの中途半端なバックラインの裏を狙うが崩し切ることが出来ない。

前半を1点ビハインドで折り返すもセレッソは1人少ないことを感じさせない運動量で11人のアビスパと対等に戦う。細かなミスは多いもののアビスパもそれに付き合ってくれたところもありセレッソの時間帯が訪れる。
後半も半ばに差し掛かった頃、相手DFに10.拓実がプレッシャーをかけると、そのままボールを奪いパスを受けにアビスパGKが出て来て無人となったゴールに流し込む。

前半から再三のドリブル突破、シュートを放ち気を吐いていた10.拓実の今シーズン初ゴール。前節の立正大淞南戦では消化不良だっただけに喜びを爆発させる。


その後も9.暮さんからのクロスを10.拓実が頭で合わせあわやゴールというシーンもアビスパGKのファインセーブが立ちはだかる。セレッソの時間帯、ここで一気に突き放したいところで攻勢をかける。
途中交代で入った12.拓馬がニアでボールをすらしてファーの10.拓実がフリーでボールを受けるもオフサイドの判定。12.拓馬の戻りオフサイドを取られたのかな?10.拓実がフリーだっただけに惜しいシーン。結局このままスコアは動かず1-1のドローで試合終了。

開幕2戦目でまだメンバーが固まらない部分もあり連携もこれからという印象は前節から継続。ただ、開始9分で退場者を出しほぼ1試合を10人で戦い1人少ないことを全く感じさせなかったことは素晴らしいと思う。

次節は互いにまだ未勝利の名古屋とアウェイのトヨタスポーツセンターでの試合。あまり負けがこんで自信をなくすといけないのでそろそろ勝ち星が欲しいところ。名古屋を叩いて上昇気流に乗りたい。


Apr 14, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト第1節

立正大淞南戦 会場:島根県立サッカー場
スコア:1-2
得点者:西村(拓)
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、4.小池、5.永田、3藤原
MF:8.西村(洋)、20.金、6.秋山、7.小暮
FW:12.西村(拓)、11.長谷川

サブ:17.丸岡、18.平田(翔)、10.南野、9.風間

今シーズンから新たに始まった高円宮杯プレミアリーグ。セレッソ大阪U-18が戦うウエストは西は福岡、東は名古屋までの10チームのホーム&アウェイで争うリーグ戦。

開幕戦をアウェイゲームでスタートするセレッソの対戦相手は立正大淞南。プーマカップで好成績を収めていた相手だけに油断は禁物ではあるが、ミズノカップでのセレッソの調子もまずまずと聞いており昨年から試合出場のあった下級生の伸びが著しく楽しみな開幕戦。


立ち上がりから玉際を激しく来る相手に対し焦ることなく繋いでいたように思えたが、自陣でのミスから先制を許す。直後にサイドを突破した11.将のパスから最後は12.拓馬が決め同点に追い着くも追加点が奪えない展開。
流れは確実にセレッソにあっただけにどうにかこの時間帯に追加点を挙げておきたいというのが正直なところではあったが、立正大も最後まで粘り強いディフェンスでゴールを割らせない。

前半から飛ばしていた立正大の足が後半に入ると止まると読んでいたが、先に足が止まり始めたのはセレッソ。立正大はこれといったオフェンスのパターンがある訳ではないが、実直にフォア・ザ・チームを徹底するサッカーに対しセレッソはミスを誘発させられる。

追加点は立正大。前半と同じような形からの失点は特に崩されたという訳ではなく、自分達のミスから数的不利を突かれてというもの。1.鶴ちゃんのファインセーブにも最後にゴール前に詰めたのは立正大の選手という形。

その後も代表帰りの10.拓実、9.KJ、ルーキーの17.丸岡、18.平田(翔)を投入し得点を奪いにかかるも、相手を追いかける状態での効果的な攻撃は無くチームとしての意思統一が図れていなかったという印象。

前半には昨年から継続していたショートパスを繋いでサイドを攻略するというサッカーに上積みが見られ、良い部分を見せていただけに決して落胆する試合ではなかったが気になるのは試合中味方を鼓舞する声が4.佑平からしか聞こえないことか。
あとはゲームメーカーの不在。昨年であれば慶太がパスを受けに顔を出しリズムを作っていたが、そういった役割を担う選手が誰になるのか。個人的には20.ヨンスになるとは思うが彼本来の持ち味もこれから発揮ということを考えると、伸びしろという点でこれからが楽しみなチームだと思う。

長いリーグ戦。下位2チームはプリンスリーグへの降格があるだけにある程度試合をこなしていく上で勝ち点の計算が必要になっては来るが、今はまだ気にする時期ではないと思う。開幕戦は敗戦に終わったが翌週にはホームでの第2節。トップチームが不敗神話を誇るキンチョウスタジアムでアビスパ福岡U-18との対戦。
ホームの声援を背に開幕戦での修正点を改善した姿を見せてくれることを期待。下級生主体の若いチーム、焦らずしっかりと試合毎に課題を消化しレベルアップして欲しい。