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Dec 6, 2011

2011 J YOUTH CUP Round8

鹿島アントラーズユース戦 会場:キンチョウスタジアム
スコア:6-2 【前半:3-2 後半:3-0】
得点者:風間2、南野3、丸岡
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田(→38.永田(来))、5.永田(慎)、3.藤原、7.小暮
MF:8.西村(洋)(→18.平田(翔))、6.秋山(→23.魚里)、17.丸岡、11.長谷川(→12.西村(拓))
FW:9.風間(→19.大津)、10.南野

サブ:21.射庭、16.坂手


この日の対戦相手は夏のクラブユース選手権、通称クラ選(全クラとも言う)のGL第2戦を戦った相手である鹿島アントラーズユースとの対戦。前回の対戦では初戦でサンフレッチェ広島に負け後がない中、ロングボール中心の攻撃に終始する鹿島に対し効果的なサッカーが出来ず両者痛み分けのスコアレスドローで終了。初戦を勝利した鹿島はグループを1位で突破し、勝ち点4に終わったセレッソはクラ選特有のレギュレーションでGL敗退に終わった…互いに夏からの積み上げという点でどれだけチームが成長したか証明出来る一戦。ホームで戦える今大会で地の利を活かしRound4へ駒を進めたいところ。

この日は4.佑平が受験で不在。この時期はどこのチームも3年生がこういった理由で不在となることが多いが、セレッソにはスタメンで出ていなくても力のある選手が居るだけに誰が先発するのか楽しみなところ。この日抜擢されたのはRound16で登録メンバーから外れた9.KJ。10.拓実との2トップはGLの徳島ヴォルティス戦以来。右SHには11.将を配し本来右SHの7.グレさんは右SBにCBは3.雅斗と5.慎二のコンビでスタート。7.グレさんは昨年SBを経験したことがここにきて活きる形に。

誰かが居ないからどうこうというのではなく、複数ポジションをこなせる選手が居るのがセレッソの強み。この日出場出来ない4.佑平の為にも勝って出来るだけ長くこのチームで試合がしたいという気持ちを胸にセレッソの選手達がこの試合に挑む。


前回の対戦同様鹿島はロングボールを9.中川に合わせる形で攻撃を形勢するが、3.雅斗がこの日はCBでの起用に応える形で自由を与えない。ハイボールの競り合いで主導権を握るとセレッソペースで進む立ち上がり。前線で体を張る9.KJが調子の良さを窺えるパフォーマンスで基点となり前半15分には相手のミスから先制!今大会で一旦はセレッソでのプレイがラストとなる3年生の期待に応える活躍。

その後鹿島はDFの選手が接触プレイから負傷交代。この時間帯から流れが鹿島に傾き同点に追い付かれると少しバタつくシーンが見られるようになる。まだ慌てるような展開ではなかったが、いつもならここでリーダーシップを発揮する4.佑平の不在に誰がチームを引っ張るのか。セレッソの真価が問われる時間帯だったように思う。鹿島の時間帯、途中交代で入った選手のCKをドンピシャで合わされ逆転を許すまずい展開。ここで意気消沈するならそこまでのチームだがこの悪い流れを断ち切ったのは10.拓実。8.洋亮の突破から走り込んだ10.拓実にパスを送るとこれを押し込み追い付く。勢いに乗るセレッソはアディショナルタイムに早い攻撃から9.KJがサイドから斜めに入ったパスをスルー。裏に走り込んだ11.将がドリブルで切り込み放ったシュートはポストに弾かれるも10.拓実が反応し逆転となる3点目を挙げる。前線の3人が絡んだダイナミックな攻撃からのゴールには雄叫びをあげた。一度は離れた流れを攻撃陣の活躍により再び手繰り寄せ3-2で前半を折り返す。4.佑平の居ないDFラインは脆さも見せたものの、1.鶴ちゃんを中心に修正したことも大きい。

鹿島は修正を図るべく交代のカードを切るがセレッソの勢いは止まらない。後半8分には再び9.KJが決め、その後は10.拓実がハットトリックとなるゴールを挙げる。この日の3ゴールで得点ランキングにおいても他を突き放す11ゴールを挙げ個人タイトルという点でも単独トップにおどりだす。夏の対戦では焦れる展開が続いた相手だったので正直ここまでスコアが開くことは予想出来なかったが、ハマッた時のこのチームのポテンシャルの高さを示す形に。勝ち上がる為には最低でも3点必要な鹿島は攻撃のカードを切るもののこの交代で流れが変わることもなく。プリンスリーグ関東1部リーグでも2失点以上の試合はなく精神的ダメージも大きかったに違いない。

終盤には17.満がミドルシュートをぶち込み6点目を挙げる理想的な加点。終盤にはメンバーも入れ替えたこともあって上手く時間を使うことが出来ないところもあったが、全体を通してセレッソが支配した良い試合だったように思う。この日出場出来なかった4.佑平もホッとしただろう(笑)

刈谷で行われた2試合を含め4強が出揃う。プレミアイーストの首位(この時点で)コンサドーレ札幌との激闘を演じたサンフレッチェ広島がウエスト首位の意地を見せ次のラウンドへ駒を進めると、第2試合では柏レイソルが名古屋グランパスに敗れセレッソを含めると残った4チーム中3チームがプレミアウエストを戦う面子に。残るひとつは京都サンガとの殴り合いを制した清水エスパルス。仮に京都が勝ち上がっていればプレミアウエストで独占という状況ではあったが、京都のミスに乗じて上手く加点した清水がセレッソの次の相手となることに。

清水東三羽烏の大榎監督率いる清水エスパルスユースにはAFC年間最優秀ユースプレイヤーの石毛も所属しており、Round8では京都とまったりした試合を演じていたが侮れない相手であることは間違いない。ここまで来たら勝つしかない。25日のファイナルの地を目指し一戦必勝体勢で挑みたい。

Nov 23, 2011

2011 J YOUTH CUP Round16

大分トリニータU-18戦 会場:J-GREEN堺S1
スコア:3-2 【前半:3-0 後半:0-2】
得点者:長谷川、西村(洋)、秋山
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、4.小池、5.永田(慎)、3.藤原
MF:8.西村(洋)(→28.竜田)、6.秋山、17.丸岡(→12.西村(拓))、7.小暮(→18.平田(翔))
FW:11.長谷川(→19.大津)、10.南野(→23.魚里)

サブ:21.射庭、38.永田(来)

Hグループを1位突破しノックアウトステージの2回戦に駒を進めたセレッソの対戦相手はGL最終戦と同じ大分トリニータU-18。1度勝っている相手とはいえ直近で対戦した相手との再戦はやり難さがあることは間違いない。今大会GLは3戦共に雨。そして、またこの日も雨…Jユースカップに入ってからこれだけ雨が続くなんてチーム内に雨男がいるに違いない。今大会から出場機会を得た選手と言えば…38.来樹?(笑)というのは冗談だけどここまで雨が続くとさすがにね(汗)

ノックアウトステージ初戦。ここからは文字通り負けたら終わりの試合。いつもはスロースタートなセレッソではあるがこの日立ち上がりから積極的なDFで先手を取ったのはセレッソ。11.将と10.拓実の前線からの献身的なチェックに6.大地の抜群の読みからのパスカットで攻勢に出る。先制点はセレッソ。開始早々10.拓実が抜け出すと放ったシュートは大分のキーパーに弾かれるものの、これを詰めていた11.将が決め幸先良いゴール!

その後も大分のお株を奪う激しいDFで試合の主導権を握るセレッソ。気になるのは飛ばし過ぎている感があったところか…

この時間帯に追加点を奪いたいと思っていた。するとロングフィード1本で大分DFラインの裏に抜け出したのは8.洋亮。キーパーとの1対1をきっちり沈めスコアを2-0とする。前回の対戦では試合序盤は大分ペースで進んだ試合ではあったがセレッソが先制点を獲ったことで流れが変えることに成功。今回の対戦ではセレッソの時間帯に先行出来たことで大分のペースを乱すことが出来た。その後、(恐らく)7.グレさんからのクロスに6.大地が合わせて前半30分までに3-0とする。前半は大きなピンチがないものの徐々に大分が流れを掴み始めたところで終了。


後半立ち上がりが重要だと思っていたが次の得点は大分に。前半あれほどハメることが出来ていたDFは後手にまわる展開。前半のツケがまわってきたのか少しずつ遅れるボールマンへのプレッシャーに大分のショートパスが繋がる。もう少し早くマークを受け渡しても良かったように思ったが、着いて行き過ぎる場面もあり大分の選手がフリーになることが多くなる。我慢の時間帯。

悪い流れに対しセレッソベンチが動く。中盤で大分に主導権を握られていただけに運動量の落ち始めた17.満に代えて12.拓馬を投入。8.洋亮をボランチへ11.将と12.拓馬前線とサイドで流動的にポジションチェンジを繰り返す形。12.拓馬の投入で再び前線からのプレッシャーを強め主導権を奪いにかかる。セレッソも10.拓実が抜け出し良い形でシュートを放つも大分キーパーに弾かれゴールならず。1点獲れれば少しは楽になるのだが次の1点が遠い。この時間帯、慌てる必要はなくボールを動かし相手を消耗させることも出来たと思うがラインが下がってしまって大分がポゼッションする時間帯が続く。なかなかこの局面を打開することが出来ない。

前線に基点作り押し上げたいセレッソは11.将に代えて19.耀誠。10.拓実が下がり目でプレイすることで前を向いてボールを受けるチャンスを作りたかったが、フィジカルの差がありなかなか良い形で19.耀誠にボールが収まらない。無理に前にボールを送るのではなくもう少し丁寧に繋いでリズムを作ってもよかったかもしれないが、マイボールを簡単に相手に渡していたことで奪われてからの大分の早いパス交換に走らされる。この辺りの試合運びでもう少し変化が出せれば違った展開になったとは思うが…

その後もペースは大分。この日の審判があまり厳しく笛を吹かないということもあって、セレッソは救われた面も大いにあったように感じるが、左右に振られフリーを作られシュートまで持ち込まれるという時間帯が続きいつ失点してもおかしくない状態。1.鶴ちゃんのファインセーブもありなんとか最後のところで耐えていたがアディショナルタイムい2失点目を喫する。結局前半終盤から大分に傾き始めた流れをこちらに引き戻すことなく試合終了。前半の貯金があったことで勝つには勝ったが課題の残る一戦に。

負ければ終わりということを考えれば内容より結果というのが優先されるが、Round8の後は一旦中断し再び高円宮杯に大会が切り替わることを考えると、課題の残る試合だと思わざるをえなかった。ただ、試合後挨拶に来てくれた選手達の表情を見ていると、それは彼等が一番承知しているという表情だっただけに心配はしていないが。

次の戦いはクラ選で同グループとなった関東プリンス首位を走る鹿島アントラーズFCユースとの対戦。前回の対戦ではスコアレスドローと決着がついていないだけに今大会ではっきりさせたい。試合は11月27日(日)、会場はキンチョウスタジアムで14時キックオフ。前日はトップチームのアウェイゲーム、柏戦と観戦する側としてはハードな日程ではあるもののホームで出来る地の利を最大に活かし、ホームの声援を背にベスト4進出といきたいところ。

Nov 16, 2011

2011 J YOUTH CUP Hグループ 第3戦

大分トリニータU-18戦 会場:J-GREEN堺 S6
スコア:3-0 【前半:1-0 後半:2-0】
得点者:南野2、秋山
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、5.永田(慎)、4.小池、3.藤原
MF:8.西村(洋)(→19.大津)、6.秋山(→38.永田(来))、17.丸岡、7.小暮(→9.風間)
FW:11.長谷川(→12.西村(拓))、10.南野(→23.魚里)

サブ:21.射庭、15.岡山


この日は6.大地が怪我からの復帰。今シーズン色々試しながら戦い続けた中でほぼベストと言える布陣でのGL最終戦。得失点差を考えると勝利のみが1位突破の条件という大分トリニータU-18との一戦に勝利することが出来れば、この大会はほぼホームで試合が出来るノックアウトステージに突入するだけに是が非でも勝ちたい。

今大会が今シーズン初の全国の舞台の大分トリニータU-18。しかし、ギラヴァンツ北九州との20-1というスコアが示すように侮れない相手であることは間違いない。クラ選九州予選でも予選グループで本大会出場のサガン鳥栖U-18と肉薄した戦いを演じており全国大会に縁がなかっただけと見られる。


立ち上がりから積極的にプレスを掛ける大分トリニータに対しセレッソは我慢の展開。スピードに乗った大分の攻撃に対し5.慎二が体を張ったディフェンスで危ないシーンを潰す。今シーズン開幕直後は先手を取られるとそのままズルズルいってしまう傾向が強かったが、長いリーグ戦を経験する中である程度の相手なら絶える時間帯を凌げる強さというのが身についてきたようにも思う。さすがにこの試合に関してはCBのコンビを4.佑平と5.慎二に戻してはきたがこの時間帯を耐えればうちのターン。

前半15分を過ぎた頃から試合が動き始める。中盤でボールが落ち着かない中セレッソがボールを保持すると左サイドへ展開。高い位置でボールを受けた14.武瑠がパス交換からクロスを入れるとニアで11.将がマークを引き付ける。するとファーでフリーなった10.拓実の元にパスが通る。これを10.拓実がゴール左隅にきっちりと決め先制ゴール!決して自分達の時間帯という訳ではなかったが、ここ数試合こういった場面で10.拓実が決めてくれることでチームが楽になる。

ここからはセレッソの時間帯。17.満、10.拓実、7.グレさんのシュートと攻勢が続く。今大会に入る前から7.グレさんのドリブル突破が効果的で、ある時期から頻繁に中に絞ってプレイするようになってから縦への突破も効くようになってきた。ようやく7.グレさんもチームの中で活きる形を掴んだようでここ数試合のキレは目を見張るものがある。シーズン終盤にかけて仕上がってきたようで何より。

前半約35分、ロングボールを受けた11.将が左サイドでボールを受けてドリブルでぺナエリアへ侵入。堪らず大分トリニータDFが倒すとPKを獲得。キッカーは10.拓実。このPKはコースが甘く大分トリニータGKに弾かれる。前半のうちに突き放しておきたかったが勿体ないシーン。

その後もセレッソが大分トリニータ陣内に攻め入る。パスカットから右サイドで11.将がボールを受けると10.拓実へパス。キーパーと1対1の場面になるが10.拓実のシュートはゴールマウスを捕らえることが出来ない。確実にモノにしたいチャンスではあったが…前半終盤にはあわやというシーンもあったが1.鶴ちゃんのファインセーブに救われる。


この日の6.大地は本調子ではないものの中盤でのボール奪取能力の高さは健在で、彼が入ることで17.満の攻撃力が活かされるのはこのチームの強み。後半開始から一気に畳み掛けたいところ。

後半に入ると大分は前半と違い何か少し焦っているように感じた。縦へと急ぐあまり攻撃が単調になり前半のような2列目からの飛び出しが少なくなった。前半の良い時間帯のペースを継続するセレッソが主導権を握るも大分トリニータも1点を追い掛ける展開に次の1点が勝負の分かれ目に。

勝負どころと見たセレッソベンチは11.将に代えて12.拓馬を投入。交代早々大分トリニータのスローインに詰めるとキーパーのキックは12.拓馬に当たりあわやゴールというシーン。やはりこのチームのスイッチは西村ツインズ。途中交代で12.拓馬が入ると一気にギアが上がる。

後半も中盤を過ぎた頃、中盤で6.大地のパスカットから10.拓実がフリーでシュート。これが決まり追加点!10.拓実が俺達の方に指をさしながら喜びを表現する。その直後には8.洋亮の右CKをニアで合わせたのは6.大地。上手くコースを変えた奇麗なゴール。6.大地の復帰戦ゴールで3-0と大分トリニータを突き放す!!このゴールでほぼ試合が決まった。

その後は8.洋亮に代えて19.耀誠、6.大地に代えて38.来樹、10.拓実に代えて23.魚ちゃん、7.グレさんに代えて9.KJとサブメンバーを投入。今大会GLを無失点で1位突破決めることに。


大量得点に目を奪われがちではあるが高円宮杯プレミアリーグウエストでも示しているように失点数の少なさはこのチームの売り。4.佑平を中心としたDFラインは粘り強い守備でチームを助けてくれていて、また中盤でのボール奪取能力に長けたボランチの6.大地、17.満は大きな存在。シーズン開幕当初は得点パターンが乏しかったが、それも徐々に解消されるようになってきただけにこのままノックアウトステージも頂点まで登り詰めたい!


他のグループの結果が出揃いノックアウトステージの組み合わせも決定。セレッソは勝ち上がれば全て大阪で戦えるということで、地の利を最大限に活かしたい今大会。Jユースカップと高円宮杯プレミアリーグウエストが大会中に交互に訪れるやり難さはあるものの、両大会共にタイトルの可能性があるだけに今シーズンも残り僅かなこのチームを最後までサポートしたい。


U-18の次の試合はJユースカップR16。対戦相手はGL最終戦と同じく大分トリニータU-18ということでやり難さはあるかもしれないが、ここからは目の前の相手を倒すのみ。11月23日(水)試合時間は未発表、会場はJ-GREEN堺S1という話ですが…

Nov 7, 2011

2011 J YOUTH CUP Hグループ 第2戦

徳島ヴォルティスユース戦 会場:徳島スポーツヴィレッジ
スコア:5-0 【前半:1-0 後半:4-0】
得点者:南野2、丸岡、風間、西村(拓)

GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、5.永田(慎)、3.藤原、4.小池
MF:8.西村(洋)(→23.魚里)、15.岡山(→12.西村(拓))、17.丸岡、7.小暮(→11.長谷川)
FW:19.大津(→9.風間)、10.南野(→35.坂東)

サブ:21.射庭、38.永田(来)

グループリーグ突破には負けられない一戦。初戦を徳島ヴォルティスと戦った大分トリニータが3-1というスコアで勝ったことがひとつの指標か。過去に対戦した徳島ヴォルティスは力の差が大きく参考にならず、またクラ選出場を賭けた愛媛FCとの一騎打ちもここ数年は愛媛FCに軍配が上がり生で徳島ヴォルティスの試合を観る機会がなかったのでどんなチームか正直不明。

この日もCBのコンビは5.慎二と3.雅斗。久々にスタメン出場の19.耀誠と来期を見据えた選手起用も。試合開始前から雨が降り少しスリッピーなピッチ状態ではあったが、水捌けの良いピッチは水溜りもなく比較的良いコンディション。


前半立ち上がりはスリッピーなピッチにミスもあり我慢の展開。長身FWの11番へのゴールキックから攻撃を組み立てるヴォルティス徳島に対し、最初は3.雅斗が対応していたが上背のあるCBと対峙するより中盤で競る方が得策と捉えたのか、一列ポジションを下げてハイボールに競りに行くとボールはヴォルティス徳島へ。ただ、ポゼッションしてからのアイデアの少ないヴォルティス徳島に対しセレッソは安定したディフェンスを見せる。我慢の時間帯を絶えると15.宗星からの楔のパスを19.耀誠が受ける早い展開から裏のスペースへ飛び出した10.拓実にパスが通ると豪快なシュートを放ち先制!その後もセレッソペースで試合が進み15.宗星がミドルシュートからゴールを狙うも1-0で前半を終了。

後半から19.耀誠、15.宗星に代えて9.KJ、12.拓馬を投入。すると開始直後から攻勢を掛けるセレッソが17.満、9.KJと立て続けに得点を挙げる。9.KJは久しぶりのゴール。今年に入ってからは怪我の影響か動きが重そうに感じたが、この日の9.KJは前線でボールを追い回しハイボールにも積極的に競りに行っていた。久しぶりに躍動する9.KJの姿を見て、期待の裏返しからどんな時も特に彼に対して厳しいことを言ってきたつもりだったので嬉しさも大きかった。

日頃はチェイスに行かなくて怒られる9.KJが後ろが連動していないことに怒っていた姿は日頃は逆なのに(笑)と少しニヤけていしまいながらも、やはり頼りになるのは3年生だなと。このメンバーでやれるのも後少しやもんな。気持ちの入った9.KJのプレイにワクワクした。

その後も攻撃の手を緩めないセレッソは再び10.拓実、12.拓馬がゴールを挙げると5-0と試合を完全に決める。終盤に差し掛かると8.洋亮に代えて11.将を投入。10.拓実がボランチに入り9.KJと11.将の2トップに。10.拓実のボランチは6.大地のCB以来の意外な配置。まぁ、6.大地のCBは緊急措置でしかないと思うけど(汗)

途中小雨になったと思うと次は霧。どんどん白くなるピッチに仕舞いにはこの日オレンジのキーパーユニを着用していた1.鶴ちゃんが確認できないほどに…(汗)昨年のクラ選での大分トリニータU-18戦で雷で中断というのを経験しているけど、霧での中断は初めて…一時は両チームがベンチに引き上げる展開も照明を灯してすぐに再開。徐々に霧は晴れたが霧で中断は初めての展開だったな(汗)

終盤には23.魚ちゃん、35.坂東を投入。こうやって公式戦で1年生に経験を積ませるというのは今シーズン通して行っておりこういった経験が次年度以降に活きてくることは間違いない。徳島を危なげなく一蹴したセレッソは2連勝で勝ち点を6とし、仮にグループ2位になった場合でも初戦の大量得点があるので実質的なGL突破を確定。GL最終戦となる大分トリニータU-18との対戦で1位突破を賭けて戦うことに。昨年、一昨年とGLを2位で突破していることもあってノックアウトステージ初戦をアウェイで戦うことになっていたセレッソだが、地の利を最大限に活かせる大会だけに今年は1位突破で全試合をホームで行い頂点を目指したい!!

*交代に関してはメモを取っている訳ではないのであまり自信がありません。間違っていた場合はご容赦下さい。(ただ、オフィシャルが間違っているような気がするんだよなぁ…)

Oct 24, 2011

2011 J YOUTH CUP Hグループ 第1戦

ギラヴァンツ北九州U-18戦 会場:南津守さくら公園天然芝G
スコア:14-0 【前半:6-0 後半:8-0】
得点者:南野4、小暮2、大津、西村(洋)、西村(拓)、長谷川2、平田(翔)2、魚里
GK:21.射庭
DF:4.小池、5.永田(慎)、3.藤原(→23.魚里)、38.永田(来)
MF:14.岡田、17.丸岡(→8.西村(洋))、15.岡山、7.小暮(→11.長谷川)
FW:19.大津(→12.西村(拓))、10.南野(→18.平田(翔))

サブ:1.鶴崎、9.風間


高円宮杯プレミアリーグが中断期間に入り2種世代(U-18)の3大大会最後のJユースカップが開幕。例年はホームゲーム開催クラブが日程をある程度決定できることもあって、八月下旬にはスタートしホーム&アウェイで戦っていた大会方式だが、今シーズンからの高円宮杯プレミアリーグの発足、各地域でのプリンスリーグのホーム&アウェイ化により長期間に渡ってのリーグ戦が始まったことで日程等の関係もあって一発勝負のGLに変更。日本クラブユースサッカー選手権大会が6グループに組み分けされた各グループ1位と2位チームの成績上位2チームのみがGL突破というのを考えると、Jユースカップは短期決戦ではないことと9グループ中1位と2位チームの成績上位7チームがGL突破と参加クラブも多いことから混戦グループに入らなければノックアウトステージに駒を進め易い大会。ただ、クラブによってはアウェイゲームが多いところもあり初戦の勝ち点3というのが今大会の命運を左右するかもしれない。グループリーグは45分ハーフで行われ、登録メンバーは18名、交代は5名までとセレッソが戦っている高円宮杯プレミアリーグとは違いベンチメンバーが2名多いのは途中交代で選手が経験値を積めるというのも大きい。

セレッソ大阪U-18の所属するHグループは大分トリニータU-18、徳島ヴォルティスユース、ギラヴァンツ北九州U-18の4つのクラブで構成される。どのクラブも日本クラブユース選手権、高円宮杯プレミアリーグに出場しておらず今シーズンは対戦のない相手ばかり。

クラブユース選手権の予選に関して大分トリニータは地域大会でサガン鳥栖、ロアッソ熊本、ギラヴァンツ北九州と予選で同グループとなり、1勝2敗で順位決定リーグにまわっていた為に出場権を獲得出来ず、同じく九州のギラヴァンツ北九州はそのグループで大差での全敗。ギラヴァンツ北九州に関しては発足して間もない組織の為仕方なしといったところか。徳島ヴォルティスも同様に四国予選で愛媛FCとの一騎打ちで2敗と出場権を逃していた模様。四国の力関係に関しては私の記憶に残っている限りでは毎回愛媛FCが出場権を獲得している。

いずれのクラブも今シーズンは全国の舞台に立っていないチームではあるが油断は禁物。付け入る隙を与えると一発勝負のGLにおいて取り返しのつかにことになるだけに初戦に勝って勢いに乗りたい。セレッソの初戦はギラバンツ北九州をホームに迎えての対戦。ギラヴァンツ北九州の登録メンバー13人(18人登録可能)
と登録メンバーが少ないことも目につくが3年生が2名と1・2年生主体のチームというのが新設チームということを物語る。やはり九州は高体連に競合チームも多いということもあって選手を集めることにも苦労が窺える。今回はメンバー表を手に入れたのでギラヴァンツ北九州の選手のプロフィールでも書いてみようと思う。

*ポジション、番号、選手、生年月日(年齢)、身長、体重、前所属の順番で記載。

GK:1.畑 昴汰  1994/07/29(17) 186/78 福智高
DF:3.山中 祐輔 1995/05/28(16) 178/63 戸ノ上中
DF:5.河村 勇太 1994/10/01(17) 171/56 田原中
DF:13.江良 輝  1994/06/15(17) 173/59 永犬丸中
DF:19.渡邊 飛揚 1994/06/06(17) 170/60 大蔵中
MF:6.福田 裕貴 1995/03/19(16) 165/55 九州国際大学付属高
MF:7.山田 喬之 1994/04/28(17) 175/57 福教大付属小倉中
MF:8.重廣 眞暉 1995/12/01(15) 171/61 サンフレッチェびんごJrユースFC
MF:11.佐川 裕哉 1994/01/15(17) 180/62 須磨翔風高
FW:10.松重 大輔 1993/04/26(18) 170/65 穴生中
FW:20.松本 大樹 1995/08/25(16) 163/55 向洋中

サブ
GK:12.黒岩 英志 1997/06/12(14) 168/60 東谷レッドスターSC
MF:2.永野 雄大 1998/01/22(13) 146/45 鯰田FC


高円宮杯プレミアリーグではある程度ポジションを固定しながら戦っていることもあって、サブメンバーにも特にサプライズは無かったがJユースカップ初戦では38.永田来樹が右SBでスタメンに抜擢。U-16大阪府選抜チームでのプレーを夏に観たが前への推進力のある長身SBで思い切りの良いパスカットが印象的な選手だった。本来5.慎二とCBでコンビを組む4.佑平は左SB、5.慎二の相方は3.雅斗の2人の長身選手で固める。4.佑平のSBは右と左の違いはあるものの一年時以来かな。

中盤は15.宗星と17.満がボランチを務め左SHには14.武瑠、右に7.グレさん。2トップは19.耀誠と10.拓実という布陣。昨シーズンは前目のポジションでプレーすることが多かった14.武瑠も今シーズンは全試合左SBだったが、来シーズンも見据えたテスト的な要素も含んでいたと思う。


試合は立ち上がりからセレッソが主導権を握る。戦前からある程度予想は出来た展開ではあったが、この対戦での得失点差が1位突破への鍵にもなるだけに獲れるだけ得点を獲りたい試合。先制点は開始7分。あまりにも呆気なく入ったのでスタンドは静かだった。そして、ここからセレッソのゴールラッシュの始まり。18分と少し遅い追加点は7.グレさん。直後の20分には19.耀誠、22分に再び10.拓実と6分間の間で3点を追加。前半終了間際には7.グレさん、10.拓実が決め前半で6-0と大きくギラヴァンツ北九州を突き放す。10.拓実は前半でハットトリックを達成。夏場は少し調子を落としているように見えたが、ここ数試合の勝負どころでの活躍は本調子といったところ。

後半からは19.耀誠に代えて12.拓馬、17.満に代えて8.洋亮、3.雅斗に代えて23.魚里を投入。フォーメーションは左SBに14.武瑠、CBが5.慎二と38.来樹、右SBは15.宗星。ボランチに4.佑平と8.洋亮、左SHは13.拓馬に右SHが7.グレさん。2トップは23.魚ちゃんと10.拓実という布陣に。前半に大量得点を挙げるとえてして後半は前半より落ちるものだが、セレッソの心臓と言っても過言ではない西村兄弟の投入により前半よりも更にテンポアップ。

後半8分に8.洋亮が狼煙となるゴールを挙げるとその5分後には10.拓実の得点で8-0とする。この時点でギラヴァンツの選手の中には腰に手を当てる選手も現れ始め、前半からディフェンス一辺倒だった疲れが見え始める。このゴールで10.拓実はお役御免。7.グレさんと共にベンチに下がり11.将と18.ヒラショーを投入。

22分には11.将、26分には18.ヒラショーと代わった選手がゴールを挙げる活躍に28分に12.拓馬、36分には23.魚ちゃんと途中交代の全選手がゴールを挙げる。試合終盤には再び11.将、18.ヒラショーのゴールで14-0で終了。内容に関して言えば実力差がかなりあったこともあって圧倒したというのがスコアからも見てとれるが、連動した守備からのボール奪取というよりは個人の能力でというところもあったので、ああいったところはもう少し修正していく必要があるかもしれない。恐らくギラヴァンツのシュート数はFKからの1本のみ(シュートとしてカウントするならば)ということで、ハーフコートゲームであったことは間違いないがこの大勝に気を緩めることなく次週のGL第2戦、徳島ヴォルティスユース戦に挑みたい。


次回のセレッソ大阪U-18の試合は10月30日(日)15時キックオフ。会場は徳島スポーツヴィレッジで徳島ヴォルティスユースとの対戦になります。初戦を大分トリニータU-18に1-3と敗戦した徳島ヴォルティスは第2戦に負けるとGL突破がなくなるだけに死に物狂いで来ることは間違いない。この試合に勝って第3戦に挑みたい!!