ギラヴァンツ北九州U-18戦 会場:南津守さくら公園天然芝G
スコア:14-0 【前半:6-0 後半:8-0】
得点者:南野4、小暮2、大津、西村(洋)、西村(拓)、長谷川2、平田(翔)2、魚里
GK:21.射庭
DF:4.小池、5.永田(慎)、3.藤原(→23.魚里)、38.永田(来)
MF:14.岡田、17.丸岡(→8.西村(洋))、15.岡山、7.小暮(→11.長谷川)
FW:19.大津(→12.西村(拓))、10.南野(→18.平田(翔))
サブ:1.鶴崎、9.風間
高円宮杯プレミアリーグが中断期間に入り2種世代(U-18)の3大大会最後のJユースカップが開幕。例年はホームゲーム開催クラブが日程をある程度決定できることもあって、八月下旬にはスタートしホーム&アウェイで戦っていた大会方式だが、今シーズンからの高円宮杯プレミアリーグの発足、各地域でのプリンスリーグのホーム&アウェイ化により長期間に渡ってのリーグ戦が始まったことで日程等の関係もあって一発勝負のGLに変更。日本クラブユースサッカー選手権大会が6グループに組み分けされた各グループ1位と2位チームの成績上位2チームのみがGL突破というのを考えると、Jユースカップは短期決戦ではないことと9グループ中1位と2位チームの成績上位7チームがGL突破と参加クラブも多いことから混戦グループに入らなければノックアウトステージに駒を進め易い大会。ただ、クラブによってはアウェイゲームが多いところもあり初戦の勝ち点3というのが今大会の命運を左右するかもしれない。グループリーグは45分ハーフで行われ、登録メンバーは18名、交代は5名までとセレッソが戦っている高円宮杯プレミアリーグとは違いベンチメンバーが2名多いのは途中交代で選手が経験値を積めるというのも大きい。
セレッソ大阪U-18の所属するHグループは大分トリニータU-18、徳島ヴォルティスユース、ギラヴァンツ北九州U-18の4つのクラブで構成される。どのクラブも日本クラブユース選手権、高円宮杯プレミアリーグに出場しておらず今シーズンは対戦のない相手ばかり。
クラブユース選手権の予選に関して大分トリニータは地域大会でサガン鳥栖、ロアッソ熊本、ギラヴァンツ北九州と予選で同グループとなり、1勝2敗で順位決定リーグにまわっていた為に出場権を獲得出来ず、同じく九州のギラヴァンツ北九州はそのグループで大差での全敗。ギラヴァンツ北九州に関しては発足して間もない組織の為仕方なしといったところか。徳島ヴォルティスも同様に四国予選で愛媛FCとの一騎打ちで2敗と出場権を逃していた模様。四国の力関係に関しては私の記憶に残っている限りでは毎回愛媛FCが出場権を獲得している。
いずれのクラブも今シーズンは全国の舞台に立っていないチームではあるが油断は禁物。付け入る隙を与えると一発勝負のGLにおいて取り返しのつかにことになるだけに初戦に勝って勢いに乗りたい。セレッソの初戦はギラバンツ北九州をホームに迎えての対戦。ギラヴァンツ北九州の登録メンバー13人(18人登録可能)
と登録メンバーが少ないことも目につくが3年生が2名と1・2年生主体のチームというのが新設チームということを物語る。やはり九州は高体連に競合チームも多いということもあって選手を集めることにも苦労が窺える。今回はメンバー表を手に入れたのでギラヴァンツ北九州の選手のプロフィールでも書いてみようと思う。
*ポジション、番号、選手、生年月日(年齢)、身長、体重、前所属の順番で記載。
GK:1.畑 昴汰 1994/07/29(17) 186/78 福智高
DF:3.山中 祐輔 1995/05/28(16) 178/63 戸ノ上中
DF:5.河村 勇太 1994/10/01(17) 171/56 田原中
DF:13.江良 輝 1994/06/15(17) 173/59 永犬丸中
DF:19.渡邊 飛揚 1994/06/06(17) 170/60 大蔵中
MF:6.福田 裕貴 1995/03/19(16) 165/55 九州国際大学付属高
MF:7.山田 喬之 1994/04/28(17) 175/57 福教大付属小倉中
MF:8.重廣 眞暉 1995/12/01(15) 171/61 サンフレッチェびんごJrユースFC
MF:11.佐川 裕哉 1994/01/15(17) 180/62 須磨翔風高
FW:10.松重 大輔 1993/04/26(18) 170/65 穴生中
FW:20.松本 大樹 1995/08/25(16) 163/55 向洋中
サブ
GK:12.黒岩 英志 1997/06/12(14) 168/60 東谷レッドスターSC
MF:2.永野 雄大 1998/01/22(13) 146/45 鯰田FC
高円宮杯プレミアリーグではある程度ポジションを固定しながら戦っていることもあって、サブメンバーにも特にサプライズは無かったがJユースカップ初戦では38.永田来樹が右SBでスタメンに抜擢。U-16大阪府選抜チームでのプレーを夏に観たが前への推進力のある長身SBで思い切りの良いパスカットが印象的な選手だった。本来5.慎二とCBでコンビを組む4.佑平は左SB、5.慎二の相方は3.雅斗の2人の長身選手で固める。4.佑平のSBは右と左の違いはあるものの一年時以来かな。
中盤は15.宗星と17.満がボランチを務め左SHには14.武瑠、右に7.グレさん。2トップは19.耀誠と10.拓実という布陣。昨シーズンは前目のポジションでプレーすることが多かった14.武瑠も今シーズンは全試合左SBだったが、来シーズンも見据えたテスト的な要素も含んでいたと思う。
試合は立ち上がりからセレッソが主導権を握る。戦前からある程度予想は出来た展開ではあったが、この対戦での得失点差が1位突破への鍵にもなるだけに獲れるだけ得点を獲りたい試合。先制点は開始7分。あまりにも呆気なく入ったのでスタンドは静かだった。そして、ここからセレッソのゴールラッシュの始まり。18分と少し遅い追加点は7.グレさん。直後の20分には19.耀誠、22分に再び10.拓実と6分間の間で3点を追加。前半終了間際には7.グレさん、10.拓実が決め前半で6-0と大きくギラヴァンツ北九州を突き放す。10.拓実は前半でハットトリックを達成。夏場は少し調子を落としているように見えたが、ここ数試合の勝負どころでの活躍は本調子といったところ。
後半からは19.耀誠に代えて12.拓馬、17.満に代えて8.洋亮、3.雅斗に代えて23.魚里を投入。フォーメーションは左SBに14.武瑠、CBが5.慎二と38.来樹、右SBは15.宗星。ボランチに4.佑平と8.洋亮、左SHは13.拓馬に右SHが7.グレさん。2トップは23.魚ちゃんと10.拓実という布陣に。前半に大量得点を挙げるとえてして後半は前半より落ちるものだが、セレッソの心臓と言っても過言ではない西村兄弟の投入により前半よりも更にテンポアップ。
後半8分に8.洋亮が狼煙となるゴールを挙げるとその5分後には10.拓実の得点で8-0とする。この時点でギラヴァンツの選手の中には腰に手を当てる選手も現れ始め、前半からディフェンス一辺倒だった疲れが見え始める。このゴールで10.拓実はお役御免。7.グレさんと共にベンチに下がり11.将と18.ヒラショーを投入。
22分には11.将、26分には18.ヒラショーと代わった選手がゴールを挙げる活躍に28分に12.拓馬、36分には23.魚ちゃんと途中交代の全選手がゴールを挙げる。試合終盤には再び11.将、18.ヒラショーのゴールで14-0で終了。内容に関して言えば実力差がかなりあったこともあって圧倒したというのがスコアからも見てとれるが、連動した守備からのボール奪取というよりは個人の能力でというところもあったので、ああいったところはもう少し修正していく必要があるかもしれない。恐らくギラヴァンツのシュート数はFKからの1本のみ(シュートとしてカウントするならば)ということで、ハーフコートゲームであったことは間違いないがこの大勝に気を緩めることなく次週のGL第2戦、徳島ヴォルティスユース戦に挑みたい。
次回のセレッソ大阪U-18の試合は10月30日(日)15時キックオフ。会場は徳島スポーツヴィレッジで徳島ヴォルティスユースとの対戦になります。初戦を大分トリニータU-18に1-3と敗戦した徳島ヴォルティスは第2戦に負けるとGL突破がなくなるだけに死に物狂いで来ることは間違いない。この試合に勝って第3戦に挑みたい!!
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