スコア:1-1 【前半:0-0 後半:1-1】
得点者:上本
セレッソの試合を観に行くようになってフルで1シーズン観始めてから11年目。にも関わらず日立台に来るのが初めてという…下部組織も観るようになってからかれこれ7、8年近くなるので日程が被るとトップチームの試合を回避せざるをえなかったとはいえ、それでもそんなに行くチャンスなかったのか?というほど。2005年に行っておけば良かったね(汗)その後はセレッソがJ2にいたりで柏とはすれ違いも多くなかなか縁もなかったですがようやく念願の日立台に。まさか柏バカ一代が聴けないなんて…
キンチョウスタジアムも近いけど日立台も素晴らしいスタジアム。この距離で毎試合戦えるというのはやはり大きいですよね。良くも悪くも。
試合前には柏サポーターのコレオグラフィーがバックスタンドを彩る。"やってやれ!"の文字はこの日五輪代表で不在の酒井のチャントからだとか。こちらからは何て描いてあるのか分からなかったけど、ヴィジョンに写った文字は奇麗だった。
"何て描いてるか分からへ~ん"と女性がそのまんまな野次を飛ばしていたが、あーゆーナンセンスなのは要らないような…(汗)
セレッソは柏の攻撃力を警戒し中盤での攻防で自由を与えない為に、守備の際は秋を一列下げてマルチネス、ボギョン、秋の3枚をDFラインの前に配しレアンドロ ドミンゲスとジョルジ ワグネルに自由を与えない。前半、こちら側に攻めてくる柏においてジョルジ ワグネルはそれほど怖さを感じなかったけど、やはりレアンドロ ドミンゲスは本当に怖い選手だと思ったがセレッソも上手く2枚で挟んで対応したりと危ない場面はあったものの上手く守れていた。それよりも柏の選手は優勝を目前にどこか硬さがあるというか。攻撃の際のパス交換もぎこちなさがあるように感じた。
我々も数回経験しているけどタイトルが目の前にぶら下がると、知らず知らずのうちにプレッシャーを感じてしまうんだろうなと。それは試合前の報道陣の多さであったり観客の数であったり、いつもとちょとずつ違うが積み重なるのかなって優勝がかかった柏を前にして思った。あれだけ今シーズン良いサッカーを展開していた柏でさえ硬くなるのがタイトルなんだなと。
前半は柏のストロングポイントを上手く消して守りながらもチャンスも演出出来ていたように思う。前半は五分って言ってもよいくらいの戦いをしてたんじゃないかなぁ。少し計算外だったのは早い時間帯で播さんがイエローカードを貰ったことくらいか。相手選手ともやり合っていたこともあって、播さんはハーフタイムでファビオと交代。前半のアディショナルタイムに健勇もカードを貰ったことで拮抗した状態において1人少ない展開だけは避けたかっただけに仕方なし。
試合が動いたのは後半開始直後。CKを得たセレッソにチャンスが生まれる。ニアでキヨちゃんが頭で合わせて逸らすと柏のDFはボールウォッチャーになり足が止まる。この隙を見逃さなかったのは大海。体半分前に出ると足を伸ばして合わせる。目の前での一連の流れがスローモーションに見えた大海の値千金のゴール!!
ここから一気にたたみ掛けたいところではあったが後半はほぼ防戦一方と言ってもいいくらい柏が主導権を握る展開に。勝ち点0では終われない柏はネルシーニョが思い切った采配。長身DFのパク ドンヒョクに代えて水野を投入。右SBの増嶋をCBに水野を右SBに据える攻撃的な布陣。その水野が交代直後思い切りの良いプレイからロングシュート。鋭い変化をしたボールがセレッソゴールを襲う。ここはジンヒョンのファインセーブで凌いだもののピンチが続く。徐々にボールマンへのプレッシャーがかからなくなると柏にピッチをワイドに使われ左右に振られる。さすがにあれだけボールを動かされてはマークがズレるのも仕方なし。体を張ったディフェンスでなんとかゴールを守るものの最後はレアンドロ ドミンゲスにこじ開けられる。
その後は足が攣ったのかな?尾亦に代えて康太を投入。サイドでかなりやられていたのでDF力のある康太を投入したことで絶える時間帯を凌ぐことが出来た。最後に牙を剥く為に投入されたのは村田くん。健勇に代えてピッチに送り出されるとスピードを活かしたドリブルでチームに勢いをもたらしたが、負けられないという強い気持ちでこの一戦に挑む柏の前にシャットアウト。最後まで気の抜けない試合ではあったがスコアは動かず1-1のドローで終了。今、セレッソの出来るサッカーの限界と言ってしまうと寂しい気もするが、シーズン途中での移籍による戦力ダウンや怪我人というところを考えるとよく闘ってくれたと思うというのが正直な感想。何よりも目の前で優勝を決められなかったことにホッとした。
次節は今シーズンのリーグ戦最終節。ホームにアビスパ福岡を迎えての一戦。最後に勝って締めくくり天皇杯に挑みたい。
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