Aug 30, 2011

2011 J LEAGUE DIVISION 1 第24節 「デス様襲来」

浦和レッズ戦 会場:長居スタジアム
スコア:3-1 【前半:0-0 後半:3-1】
得点者:山口、扇原、倉田
この日は爆心地と呼ばれる近くで応援させて頂きました。サポーターって黒い服着てサングラス掛けて悪そうで怖そうなイメージですが、セレッソの人たちはこんな可愛いゲートフラッグを掲げていて皆さん優しそうな感じです。ですから海外サッカーや一部の怖そうな人たちと同じを思わずに皆さんスアジアムに足を運んでみませんか?と前置きはこれくらいにしておいて…

この日の対戦相手は勝ち点2差、12位の浦和レッズとの対戦。勝てば降格圏ギリギリの15位から12位へと入れ替わることの出来る試合。ただ、この試合を落とすとさすがに残留にも黄色信号が‥と思っても仕方のない試合だっただけに是が非でも勝ちたい試合。

浦和は柏木、山田直樹と中盤の主力2人を出場停止で欠いてはいるものの、我らがセレッソもマルチネス、ボギョン、大輔、塁を欠くという点では大きな差はない。前節の横浜FM戦同様に中盤の底は螢とタカの下部組織出身コンビ。怪我人の影響で掴んだチャンスではあるが、これを機にスタメン奪取といきたいところ。

試合は前半からセレッソペースで進む。シーズン途中での移籍で加入したファビオは全体的に平均的なプレーヤー。しかし、この日のファビオは播さんとのコンビで水を得た魚状態。播さんが楔を受けるとファビオが走りこみ、また播さんが裏を狙うとファビオからのパスが。ここまでの私が観戦した試合でのファビオのプレーはそこまで印象に残るものではなかったが、立ち上がりから積極的に攻撃に絡みその豊富な運動量で前線をかき回したかと思えば、守備では早いプレッシャーから相手の攻撃を遅らせる。少々ゴール前での積極性には欠けるが播さんとの相性が良い。やはり日頃から積極的に播さんがコミュニケーションを図っている賜物か今のセレッソの他のFWには無い良さを播さんも見せる。

相手の守備も立ち上がりこそボールマンへプレスに行くものの連動性がなく、これまでの対戦相手と違い螢とタカが自由にボールを操る。螢がバイタルエリアを埋めタカが前に絡む良い形。何よりも対戦相手の浦和の調子の悪さが窺えるデキに助けられる部分は大いにあったものの、逆にこのチームに負けたら本当にヤバイと思ってしまったのも事実。浦和の攻撃は田中達也が完全に怪我から復調していないのか昔のような怖さが全くなく、動きのない前線に原口が得意のドリブル突破を見せてもスペースがなくすぐにセレッソの選手のカバーがやってくる。デス様も体の強さを発揮するものの怖いのはクロスが入る場面で高さを活かされる時くらいという…再三、右サイドの高橋峻希がオーバーラップを見せるもこちらも独力突破のみで他の選手との連携からというシーンはあまりなく、頑張りは評価に値するもののセレッソにとってさほど脅威にはなっていなかった。前半はこのままスコアが動かず0-0で折り返す。

セレッソのデキは悪くなかった。互いにHTでの交代のカードを切ることなく迎えた後半。開始早々にファビオが左の奥深い位置に走りこみ折り返すと、そこに走りこんだのは螢。ずっと見たかった螢のこういったプレー。U-18時代はチャンスでの嗅覚が鋭く、ボランチながら長い距離を走って決定的な仕事をすることの多かった螢だが、トップチーム昇格後はBチームでCBやSBなどの本来のポジションとは違う位置でのプレーに徐々に本来の良さが影を潜めていた。世代別代表で試合勘を掴んだのが良かったのかそういった螢の良さが出たプレー。ファビオの豊富な運動量から生まれたチャンスではあったものの、あの位置に走り込みゴールへきっちりと流し込むプレーは久々に螢が輝きを見せた瞬間だった。ゴール後にマルのところに走っていって抱き合う喜びに溢れた姿はちょっと感慨深いものがあったね。


得点後に失点するという悪弊が続いたセレッソだったが、この日は相手のデキの悪さにも助けられはしたもののきっちりと守り失点を許さない。流れを変えたい浦和は田中達也をエスクデロにデスポトビッチを高崎に代えて攻勢を掛ける。サブの中でエスクデロが厄介だと思っていたが、それまで田中達也の動きの悪さから前線にスペースが無くあまり効果的でなかった原口のドリブルもエスクデロが入ったことによって攻撃の基点が分散しセレッソは少し押し込まれ始める。決して悪い流れではなかったが螢とタカの運動量が落ち始めていたのが気になってはいた。代えるならボランチを1枚下げて大竹を投入。秋を一列下げてボランチにという展開かと思ったがクルピの選択は播さんに代えて健勇。ファビオとの抜群のコンビネーションを見せていただけにこの交代は?となったがフィジカル的な理由での交代か。守備面でも前線からのチェイスが効いていただけに運動量のない健勇に代えるのはいかがなものかと思ったが案の定…守備でのサボリから他の選手に負担がかかると浦和に流れが傾く。

この時間帯を耐えて追加点といきたいところではあったが、原口のドリブルからの鋭い切り替えしにセレッソは3人の選手がつられる(汗)原口の放ったミドルシュートを一度はジンヒョンが弾いたものの、ポストに当たりこぼれた球を高崎が押し込む。ほぼ原口の得点と言っても良いプレー。この日気を吐いていた原口のプレーで同点に。

この試合、もしや1-1では?と思っていただけに不安が過ぎる(汗)時間の経過と共に互いにスペースが生まれ始めるとオープンな展開に。次のゴールがこの試合を決めるゴール。どうにか先に獲りたいと思っていた後半33分。ぺナエリア外中央でパスを受けたタカが狙ってる?(笑)というシュートを放つとループ気味のシュートは相手キーパーのタイミングを外しゴールに吸い込まれる。螢に続きタカのゴールで再び浦和を突き放す!この直後エースに「もう半泣きやろ?(笑)」と嬉しそうに言われたけど、不思議とこみ上げるものはなくニヤニヤしていた(笑)何でって?タカのこと大好きなタカのお母さんが凄い喜んでるのが目に浮かんだから(笑)お母さん曰く絶対狙ってないとのことですが‥(笑)


この日全てのチャンスに絡んだ優しすぎる男ファビオが最後にまた仕事をやってのける。アディショナルタイムに入った終盤、ファビオが豊富な運動量を活かし抜け出すと放ったシュートはクロスバーに当たる。するとその跳ね返りに秋が詰めダメ押しゴール!!ファビオどこまで優しい奴なんだ。最後くらいは自分で決めて良かったのに(笑)掴みどころのない選手とネットニュースで読んだけど、この日のファビオのパフォーマンスはアマラウ以来の採点8.5に値する活躍。攻撃的な選手だからもっと強引なところがあって良いと思うけど、スタッツを見るとシュート4本と両チーム合わせて一番シュートを放っているんだよね。いつの間に(笑)ヒールパスを多様し過ぎるところがあるけどこの試合ではよく通っていたし、何よりも試合終盤まで全く落ちない運動量には脱帽の一言。相手がスペースを与えてくれたとはいえよくやっていたと思う。間違いなくMOMはファビオだったけどなぁ…

何はともあれこの試合を落とすということは残留へ黄色信号どころか赤信号がチラつき始める試合だっただけに勝ってホッとしたというのが正直なところ。個人的に一番嬉しかったのは螢が本来の輝きを取り戻した試合だったということだけど。翌週はW杯最終予選でJリーグはお休み。再開は9月10日のホームでのサンフレッチェ広島戦ということで怪我人も恐らく戻ってくる。シーズン終盤に向けてこのまま一気に順位を上げて賞金圏内に駆け上がりたい。私は野暮用で大阪に居ないので観戦出来ませんが遠い熊本の地からセレッソの勝利を祈ります。



ほったるぅ~♪(笑)


Aug 29, 2011

京都アテンド 膳處漢ぽっちり京都店編

あっかべこ♪あっかべこ♪龍安寺を満喫した後はお昼を摂りに烏丸へ。またバスに乗って今出川を目指していたのですが、バスを降りる時になってさっちゃんが「あれ?チケットない??」と…やっちゃいましたね。いつの間にか京都観光一日乗車券を失くしてしまったみたいです。まるで子供ですね(汗)まだ京都駅から1回バスに乗っただけなのに高いバス代です。

ツイッターでは色んな方から"ティッティリー!"の大合唱を頂いていましたね。羨ましい限りです(笑)という訳で龍安寺までの片道1,200円のバスに乗ったさっちゃんは地下鉄の駅で再び一日乗車券を買うのでした。ティッティリー!!(笑)

気を取り直して向かったのはスパイスチャンバーの奥さんに教えて頂いた薬膳中華のお店、膳處漢ぽっちり。こちらのお弁当が美味しいということで行ってみることに。仕事中に前を通ったことはありましたが、この外観から何か分からなかったんですよね。まさか中華を食べられるとは。

店内は外観からは想像がつかない純和風建築。フロアにはカーペットが敷いてあって洋風な室内。ブルーのカーペットが暑い京都の夏を和らげてくれます。客層はランチを楽しむマダムやシャッチョさんのような雰囲気の方ばかり…もしかして私って場違い??と思わざるを得ないようなTシャツ短パンスニーカーの私(汗)メニューを見てみて納得。めちゃくちゃ高いがなっ!!

という訳で小市民な私は膳處漢弁当1,600円に。これでもランチということを考えれば奮発してますよね‥完全に旅行気分でのランチです。まぁ、こんなことがない限り食べないだろうし良い機会だと捉えて♪他のメニューは軒並み高かったのでこれしか選択肢が無かったしね(汗)

でもお値段もさることながらおかずの多さや控えめながらもしっかりとしたお味に満足!たまにはこんなランチも良いもんですねぇ。


膳處漢ぽっちり 京都店
■住所:〒604-8221 京都府京都市中京区天神山町283-2
■電話:075-257-5766
■営業時間:11:30-15:00(L.O.14:00)、17:00-23:00(L.O.22:00)
■定休日:不明


調べてみて初めて知りましたが沢山店舗のある会社のお店だったんですね。店舗数見て驚きました!ブースト、オン!!(パクっちゃった♪)



Aug 28, 2011

京都アテンド 龍安寺編

毎日来ている京都。何故か観光で訪れるといつもの表情と違う気がします。今回はfrom香川のさっちゃんが京都観光をしたいということで、観光大使を目指している私がアテンダーとして任命されました。ちなみに前日のご飯会で初めてお会いした方です(笑)という訳で私が空いている日であればツイッターなどで交友のある方は私の分かる範囲であれば御案内差し上げますので連絡下さい(笑)

この日は生き字引、地引網、地獄耳、アリ地獄でお馴染みのチャンモリパイセンも前日の深酒から奇跡の生還を遂げたということで同行して下さることに。観光案内所で京都観光一日乗車券を購入し、まずは最初に目指す龍安寺へのバスを観光マップ片手に調べるチャンモリパイセン。ちなみにこの京都観光一日乗車券はJR京都駅構内の観光案内所、地下鉄の切符売り場で購入出来て1,200円で地下鉄、市バスが一日乗り放題になります。京都のややこしいバスの乗り換えも分かり易いマップ付きということで一日京都観光をされる方には便利かもしれません。まぁ、この一日乗車券が後々事件を起こす訳ですけどね…


京都駅から市バスの50番のバスに乗って立命館大学前を目指します。立命館大学前はこのバスの終点になりますが大学前に到着するということで沢山の学生が。お時間があるなら待ち列の前の方になるまで待って座られた方がそれなりの時間乗車するので楽です。

朝から京都は良い天気。時間の経過と共に暑さも増してきたのでバス停から龍安寺までの間にあったcafe山猫軒でお茶でもと思いましたが、11時オープンということで入れず…(汗)ここから京都夏の灼熱ツアーのスタートです。

龍安寺に到着するとさっきまでの快晴が嘘のように雨粒が…出た雨女。いや雨男チャンモリパイセン(汗)少し雨宿りして雨が小降りになったので散策開始です。まず入ってすぐに目に付くのが鏡容池。こちらは蓮の花?が奇麗で…と書こうと思ったンですが雨で暗い‥(汗)

名前は忘れてしまいましたが淡路島にある安藤忠雄建築のお寺にも蓮池があって奇麗だったの思い出しました。

階段の上に見えるのは庫裡(くり)という建物らしく。一般的には台所を意味するそうですが、禅宗派の寺院では玄関としている所が多いと龍安寺のHPに書いてありました(笑)

午前中という時間帯もあってか以前に行った三十三間堂ほど人でごった返してなくて良い感じ。それでも観光バスで訪れる団体さんもいらっしゃったのでそれなりに人はいます。入口で傘と靴を預けて中へ。


まずは入って左手にある石庭のミニチュアで石の配置と数を確認。15個の石が配置された枯山水はどの角度から見ても十15個見れないということですが…

それではごゆっくりと石庭をお楽しみ下さい。





実は配置を知ってから見ると15個の石を数えられるという何とも夢のないことを発見してしまいました…(汗)すいません‥

こちらは蹲踞(つくばい)というらしく、茶室に入る前に手を清める為の物だそうです。手を洗う時に低い姿勢になることからこう呼ばれるようになったとか。お釈迦様の説いた「知足のものは、貧しといえども富めり、不知足のものは、富めりといえど貧し」という知足の心を図案化したものらしいです。もう、らしいだらけですね(汗)

ナイスコケッ!!(byチャンモリパイセン)




これって方丈ってやつですか?もう分からん‥(汗)


石庭を満喫した後はさっきまで降っていた雨も上がりました。この後はお昼ご飯を食べに烏丸へ。しかし、この時事件は起きるのであった…

Aug 27, 2011

2011F/W Engineered Garments Gruka Pants

まだまだ暑い日が続きますがショップには秋冬物の商品の入荷がどんどん始まっていますね。今シーズンはEngineered Garmentsのチェスターフィールドコートを狙っていたのですが、あまり丈の長いアウターを着ないというのもあって私にはなかなか馴染まず…オンオフ両方で使えそうだから良さそうだなぁと思っていたんですけどね。残念です(汗)

という訳で前日お邪魔した時に試着してみて良かったEGのグルカパンツを買うことに。長らくEGは疎遠なブランドだったのですが今シーズンのEGはなんせ格好良い!ここ数シーズンは意図的にEGのミリタリーやワークといったディテールを持つアイテムを避けてきた感がありましたが、やはりアメカジ畑出身ということでこういったアイテムに弱いです(笑)自身のルーツに戻ってきたんですかね。カンヌキも白糸を使っていてアクセントになっているのが良い感じ。

ニューモデルのグルカパンツの裾にはボタンでシルエットが調節出来るようになっていて、ドローコードを通す穴もあります。生地はホップサックということでほぼオールシーズン対応出来るパンツですかね。こちらと同じモデルのグレーウールの生地を使ったものも今後デリバリーされるようですがそれもまた格好良い!!これは生地違いで2本買いかなぁ。

今回本命アウターだと思っていたチェスターフィールドコートのあてが外れたので、9月にデリバリー予定のEGのダウンベストでも買おうかと思っています。また私の中のEG熱再燃ですね。

オン会

昨日は香川からの来訪者をもてなすということでチャンモリパイセンを中心とする初老ズの皆さんと中崎町のおっとうへ。個人的にここのお好み焼きのふわっふわなところが大好きで、関西県外の方が大阪に来られた際はお連れしています。

ツイッターを中心に広がった輪ですが皆さん良い方ばかりなのですぐに馴染んでくれて助かる(笑)結局楽しい宴は終電手前まで。翌日は京都観光のアテンドということでセクシーアテンドー部、部長の名に恥じぬようアテンドしてきました。続きはまた今度…

昨晩御一緒して下さった皆様ありがとうございました!

Aug 21, 2011

2011 J LEAGUE DIVISION 1 第22節 「ターニングポイント」

清水エスパルス戦 会場:アウトソーシングスタジアム日本平
スコア:3-3 【前半:0-1 後半:3-2】
得点者:播戸3(PK1)
日程変更により9節の鹿島アントラーズ戦が水曜日に行われ中2日で清水エスパルス戦に挑むセレッソ。毎シーズンお得意様として勝ち点を見込んでいた鹿島から今シーズンは勝ち点を1点も奪えず、8月の鹿島、清水、横浜FM、浦和の4戦で2勝1分け1敗くらいの成績で9月を迎えることが出来れば随分楽にはなると思っていたが計算が狂う。

前節の鹿島戦ではマルチネスが怪我により不在。代役として抜擢されたのは入団2年目、下部組織上がりのタカ。茂庭マンの退場によりCBもこなしユーティリティプレーヤーっぷりを発揮。またこの試合では塁も負傷退場となり移籍、怪我、累積警告による出場停止とメンバーをかなり欠く中で清水戦に挑むセレッソ。この試合、タカと健勇が恐らくスタメン出場と読み、残留争いから中位へのステップアップ、来シーズン以降のチームへの布石になる試合だという判断の元、体調が優れなかったがここは行かないといけない試合ということで急遽清水行きを決意。

スタメンは茂庭マンのポジションにタカ、ボランチにはボギョンと康太。途中加入のファビオロペスが3シャドーの一角に入り、1トップには健勇が。試合前の予想では茂庭のポジションに康太、ボランチはタカと中さん。3シャドーにキヨ、ボギョン、秋と思っていたが、クルピは中さんを外す選択。連戦が続く中疲労回復的な意味でのサブか?開幕当初はチームにフィットしていなかった中さんであったが、アウェイでの神戸戦、ホームでの鹿島戦と中さんを下げてから中盤のバランスが崩れバイタルエリアを自由に使われていたので、中さんを外すことは考えられなかったが…そもそも康太とタカのポジションは逆だろうに(汗)


立ち上がりスロースタートなセレッソはボールマンへのプレッシャーが甘く清水の攻勢を受ける。小野、高原のベテランコンビのパス交換からサイドで高木に簡単に突破されるシーンが再三見受けられると、前半8分右サイドでフリーでボールを受けた大前のアーリークロスに対し、ニアに高原が入るとその後ろのスペースに小野が2列目から飛び込まれる。枚数は足りていたもののマークが甘くなったところを小野に頭で合わされ先制点を奪われる。先手を取りたい試合に於いて早い時間帯での失点だけは避けたいところではあったが…

その後も清水ペースで試合は動きマルチネス不在のセレッソは普段のゲームメイクを彼に任せ過ぎていることもあって攻撃が組み立てられない。バックラインでのパス回しにプレッシャーをかけられサイドに逃げるも不用意なパスミスとボールロストを繰り返しリズムを作れない。追加点を奪われることだけは避けたい展開ではあったが、清水も不安定なところがあり徐々にペースダウン。これはセレッソにとっては助かった。セレッソの攻撃は直接FKでマルが遠い距離から狙ったシュートがクロスバーに当たったり、流れの中でのミドルシュートと単発の攻撃しかなかったがいつものパスワークが機能しない中、まだ惜しいシーンが作れていたことをプラスに捉えるしかない前半だった。

0-1で折り返したハーフタイム、正直大敗も覚悟したが後半からはタカをボランチに康太をCBにポジションを入れ替える。前半からこの布陣にしておけば良かったと思った人は多かったはず(汗)また前半は前線まで良い形でボールが繋がらなかったこともあるがほとんど存在感を示すことが出来なかった健勇が、後半はボールへ顔を出すようになり始め楔のボールが入り始める。前半からもう少しこういった動きをして欲しいと思っていただけに、恐らくハーフタイムにクルピから指示があったのかと思われる。

健勇が楔を受けるようになるとシンプルにサイドに叩き、前半よりも簡単にアタッキングサードへ侵入。すると前半とは打って変わって試合はセレッソの流れ。オフサイドにはなったものの清水のDFラインの裏に抜け出しチャンスを演出する場面もあり、徐々に健勇らしさが見られるように。スコアが動かない中ベンチにも動きが。健勇が交代直前には右サイドからのクロスに対し絶好のチャンスを迎えるが、ヘッドはゴールマウスを捉えない…

後半28分ここで健勇の役目は終了。健勇に代わってベテランの播さんが投入される。U-18時代の健勇を見ていて試合で緊張とかするようなタイプには思えなかったが、トップチームでの初スタメンということで彼なりにプレッシャーを感じていたのかもしれない。チーム状況がこういった中ですぐに結果を求められるのはプロとして仕方のないことであるとは思うが、もう2、3試合こなせばチームにフィットする可能性を個人的には感じた。これからの選手、どこまで我慢できるのかというチーム事情との兼ね合いもあるが、温かく見守る寛容な心をサポーターには持ってもらいたい気もする。

残り時間は17分。この時間に投入された播さんの役割はシンプル。ただゴールを挙げるだけ。ここ数試合あまり試合出場の無かった播さんだが、クルピはベテランのゴールへの嗅覚に賭ける。

すると交代直後の後半31分。ぺナエリア内で播さんがボスナーに倒されるとPKを獲得。自分達の目の前で起こったファールだったので正直ラッキーな感もあったが、ボスナーが播さんの体を引っ張り倒したことを考えると笛を吹く審判がいてもおかしくはないか。このPKを播さんが決め試合を振り出しに戻す!!交代直後起用に応えたベテランの一撃で流れを完全に掴むと、その直後の32分には左サイドからのクロスに対しニアで相手DFの前に入ると頭で合わせ逆転のゴール!!!クロスの精度も良かったが、あのシーン相手DFのお粗末な対応があったとはいえココというところで得点を挙げる播さんの嗅覚にゴール裏が盛り上がる。

この後の時間帯が非常に重要。ホームでのダービーでもそうだったように得点直後の失点が多いだけに一度しっかりとリセットしてポゼッションしたいところではあったが、逆転の3分後にはぺナエリア外を横にドリブルする高木に対しマークが甘くなりミドルシュートを放たれると同点に追い付かれる。この時間帯、茂庭マンがいてくれたら…と思わせるセレッソには試合の流れを読むリーダーが居ないように思うのは私だけではないのでは?下部組織の試合を観ていても思うことがあるが、こういった展開勢いに任せてやってしまうのもひとつだが、敢えてペースダウンさせてしまい落ち着いた試合展開に持っていけるような意思統一、またはそういうことの出来るリーダーが必要だと思わされた瞬間だった。

残り時間は10分。ここまで来たら最後まで殴り合い勝ち点3を持って帰るしかない。ゴール裏はそういう雰囲気だった。アウェイでの連戦が続く中ここでの勝ち点3と1では大きな違いがある。互いにスペースが生まれオープンな展開になっていたことっもあってチャンスが訪れる。すると後半42分、ドリブルで中央へ仕掛けたキヨがマークを2枚引き付けると左サイドでオーバーラップしていたマルへパスでも良かったが、相手DFがキヨに気を取られていると見るやスペースを狙っていた播さんへスルーパス。一瞬オフサイドかと思われたが太田が残ってくれていたお陰でオンサイドに。パスを受けた播さんがキーパーを交わしゴールへ流し込むと再びリード!!!!

播さん投入のタイミングでボギョンに代えて螢を投入していたセレッソの残りの交代枠は1枚。この時点で3シャドーを1枚削って聖仁を入れてバイタルを埋めるなり、オマティーを入れて形振り構わず5バックにするなり死に物狂いで勝ち点3を獲りにいくくらい泥臭くいっても良かったように思ったけど…直後に再び清水の早いカウンターから逆サイドに走り込んでいた高原にヘッドで決められ3-3に(汗)

アディショナルタイムにはフィジカル的にかなりキツそうだったキヨちゃんに代えてオマティーを投入。最初は村田くんを準備させていたようだけど、清水のCKというシーンだったので高さ対策としてオマティーに変更した模様。アディショナルタイムに入っていたので時間稼ぎというのもあったとは思うが。

前半のデキを考えると引き分けでも御の字という結果かもしれないが、2度のリードを奪っていながら追い付かれるというのはチームとしての共通意識の乏しさという点で課題であるのも事実。実際に後半はある程度セレッソの時間帯が長かっただけに、きっちり勝ち点3を奪わなければいけない試合だったように思う。


この日、播さんの活躍を見て若手が何を感じたか。若いチームであるが故の脆さがあるとは思うが、裏を返せばこれから良くなっていく可能性があるということ。下部組織出身の若手選手、と昨年移籍してきた中堅・ベテラン選手。なかなか上手い具合に経験を継承出来てこなかったチームではあるが、今はそれが出来るチームだと思っている。J2に落ちてしまっては話にならないがこの可能性に対しワクワク感を抱かずにはいられない。


そう言えば、高原がこの試合に岩手からサッカー部?の子供たちを招待していた。自腹を切ってこういった行動をおこせるというのって素晴らしいなと感じた一戦でもありました。


Aug 16, 2011

HOME FOOD CAFE "CAZI"

このロゴでピンと来る人居ますか?ziが21に見えないこともないですよね。吹田サポーターの方ならすぐにピンと来るはず。そうです。加地くんの奥様が始めたHOME FOOD CAFE "CAZI"が能勢で長谷の棚田を見た帰りに寄り易かったのでお邪魔してきました。何度も言いますがこの後長居スタジアムでダービーということで、加地くんの嫁の奥様のカフェでご飯を食べる。加地くんを喰う。吹田を喰うという願掛けも入った邪道な心は一切ありません(笑)

約1ヶ月前にオープンしたこちらのカフェは阪急箕面駅から徒歩10分。東の方へ住宅街を行った所にあります。駐車場も4台分あり私がお邪魔した時は満車でしたが、近くにコインパーキングもありますので駐車スペースには困らないかと思います。でもそれほど停められる訳ではないので乗り合いで行くことをオススメします。町家をリノベーションしたこちらのお店はレセプションに来た中澤聡太選手ブログでも書かれていましたが銭の臭いがプンプンします(笑)あっ、播さんも写ってますね(汗)

まぁ、お金の臭いというのは冗談で住宅街の中にあり、お隣は田んぼという何とものんびりしたロケーションは箕面ならではですかね。食器ひとつに拘りが見られ所詮カフェ飯だろ?と思っていたらちゃんとシェフも居て美味しい料理を食べさせてくれます。
私がお邪魔したのが13時くらいということで3種類の日替わりメニューもCの夏野菜と自家製なんたらかんたらパスタのみ。あとは定番メニューでグリーンカレー。私はグリーンカレーにしましたが、かぼちゃがなんとも言えない甘みで辛いグリーンカレーの箸休め的なお味で良かったです。確か他の日替わりメニューはAが大麦豚のグリルゆずこしょうソースでBがチキン南蛮だったかな。AかBが食べたかった…(涙)

■HOME FOOD CAFE "CAZI"
■住所:大阪府箕面市如意谷1-11-21
■電話:072-721-3321
■営業時間:ランチ 11:00-14:00 カフェ 14:00-17:00 ディナー 17:00-22:00(L.O.22:00)
■定休日:月曜日、第1第3日曜日

お子さん連れのお客様にも配慮したつくりになっているようなので、ママ友の会なんかでお邪魔するのも良いかもしれませんね。私はカウンターに座りましたがフレンドリーな接客でゆっくり出来ました。この辺りに住んでいたら仕事終わりにビールとご飯。良いんじゃないでしょうか。車での簡単な行き方としては新御堂の突き当たり、白島2丁目を阪急箕面駅方面へ直進。少し走って北に上がるとすぐの場所です。詳しくはGoogleMapを御覧下さい。






長谷の棚田

プリンスリーグを観戦しに上富田へ行ったのは2年前?帰りの道中車から見える棚田を見てそれまでも棚田に少し興味があったのですが、いつか棚田を見に行きたいなぁなんて漠然と思っていました。まぁ棚田見たからって何?って話なんですが、何か見てるだけで良い感じじゃないですか(笑)

今回お盆休みを利用してどこかに棚田を見に行こうと決めて、ツイッターで呟いてみたら関西圏の棚田を御存知の方数名からレスポンスを頂きました。候補は城崎、豊岡、能勢と3つが挙がったのですが、お盆の道路事情を考えると渋滞は必至。さすがにセレッソの試合以外でそんな暴挙にも出る訳がなく。今回チョイスしたのはnariyukkiyさんが教えて下さった能勢にすることに。

大阪と兵庫の県境に位置するこちらは一応大阪府。過去にセレッソの下部組織に在籍した選手がこの辺りから南津守まで通っていたことを考えると気が遠くなります(汗)地元の学校行って放課後はセレッソの練習。それを3年間続けるんだから凄いよほんと…

阪神高速池田線の木部で降りて国道173号線をひたすら走る。道が空いていれば小一時間で到着出来る距離ですが、中国道の渋滞がこちらまで延びていて伊丹空港の手前から渋滞。高速を降りてから最初はスムーズに流れていた道も途中から片側一車線の道路になるとまたもや渋滞。途中道の駅で休憩をとり棚田の場所を観光案内所で確認。大阪府民牧場のわき道を少し走り川沿いを走ると左手に棚田が現れます。

こちらの棚田は日本の棚田百選にも選ばれる長谷(ながたに)の棚田。私の住んでいる大阪からもすぐに行けるお手軽棚田。関西電脳本部長曰く日本の道百選に選ばれている道が尼崎の警察署の前のなんてことない道も選ばれるくらいだから、棚田百選も怪しいぞと(笑)まぁ、日本に棚田がどれほどあるのか知りませんが、そんなに多くないだろうと考えると棚田=百選というのも間違っていないのかもしれない(汗)

本当は5月くらいの田植えが終わったまだ田んぼの水面が見える時期に本当は来たかったんですが、時期的にその辺りはセレッソの試合日程が立込んでいて忙しく、青々と稲が生い茂る時期になってしまいましたがこれはこれで良い風景です。稲が風に揺られて波打つ姿はまるで陸の海のようで何だかとても癒されました。
基本的にインドア派な私ですがたまにはこんな休日も良いものです。とても癒されたお盆休み2日目。まぁ、この日の晩は長居でのダービーだった訳ですけどね…(汗)

Aug 15, 2011

A WOMB

何でこんな寄った外観の分かりづらい写真を撮ったんだろう…(汗)もう2週間も前の話になりますが、友達が京都に来るということで一緒にランチに出掛けてきました。白川通を北へ京都造形大学の裏手にあるA WOMBはACRONYMの取り扱いがあるお店としても有名ですね。友人からのランチのリクエストが"和"ということでいつもカレーとうどん、ラーメンばかりの私のレパートリーでは対応出来ずちょっと焦りましたが、そう言えば行きたいと思っていたけどなかなか行けないお店があったわ!ということでお邪魔してみることに。

以前からブログで仕出し弁当などを拝見していて美味しそうだなぁと思っていたんですよ。店内では雑貨や食器なども販売されていて料理が出てくるまでの時間も楽しめます。立地的に静かな場所にあることもあって繁華街の喧騒とは違い静かに食事を摂れるのも良いですね。
私がオーダーしたのはおまかせ寿司膳。料理を出して下さる時に一品一品説明して下さります。ちょっとお昼から贅沢な食事♪

こちらは友人がオーダーした日替わりランチ。8種の惣菜とご飯、お吸い物、プチデザートが付いて1,050円は安い!!私も少し食べさせてもらいましたが、安いだけじゃなくて美味しいんです♪デザートのプリンとレアチーズケーキ(いずれもプチサイズ)も良い感じ。味覚が子供な私は甘みのあるプリンが好みでした。


A WOMB(アウーム)
■住所:京都市左京区一乗寺樋ノ口町35-2
■電話:075-721-1357
■営業時間:平日 12:00-15:00(L.O.14:00)、18:00-22:00(L.O.21:00) 土日祝 12:00-22:00(L.O.21:00)
■定休日:水曜日定休、火曜日不定休(営業日のカレンダーがHPにあるのでそちらを参照)

お店には車1台分ほどの駐車スペースもありますし、京都なので近くにコインパーキングも。京都造形大学の裏手なので京阪出町柳駅から叡山電鉄に乗り換えて茶山駅から徒歩10分近くかかりますが電車での移動も可能です。(詳しくは京都造形大学HPを見ると分かり易いかと思います)近くには洋菓子店のequibalaceもあるので帰りにお土産としてエクレアなどのスイーツもセットで買って帰るのも良いかもしれませんね。

甘党茶屋 梅園 河原町店

基本的にウィークデーは京都に居るので買い物しに京都へ行くことってあまりないのですが、この日はperrien氏の買い物いお付き合いということで京都へ。あまりの暑さから事前にリサーチしておいたお店でカキ氷を食べることに。奥の方で背後霊のようにperrien氏が写ってますねぇ‥(汗)

当初は今年の10月末で閉店する茶寮ぎょくえんに行こうと思っていたのですが、先斗町の突き当たりにあるこのお店は長蛇の列。警備員の方に聞くと私達が並んだ場所で前日だと2時間待ちだとか…さすがにカキ氷食べる為だけに2時間は待てません(汗)という訳でもう1件調べてあった梅園河原町店へ。こちらも並んでいましたがぎょくえんほどではなく待つことに。

外には2~3組の列。すぐに中に入るも鰻の寝床のような細い店内で壁際に沿って待ちます。入ってすぐのところにはレジ横にお持ち帰りメニューも。丁度入口の上にエアコンがあってここで待っている時が一番涼しかったです(笑)店内が狭いので子連れのベビーカーを押している方は少し大変そうですね。

1人で待つと長く感じるかもしれませんが、喋っているとそれほど長く感じない待ち時間。奥に通されるとテーブル席が2名掛けのテーブル席が4席ほどと4名掛けのテーブル席が5席くらい?狭い店内ですがある程度の席数を確保しています。

私がオーダーしたのは黒糖ミルク、黒糖ゼリー・バニラアイストッピング。白玉がダメなので乗せないでと言ったのに間違って白玉が…(汗)この日の京都もいつものように凄く暑かったので涼めましたね。同行してくれたperrien氏はマンゴーなんとかを頼んでましたが、知覚過敏なのかしみると言っていたような(笑)


梅園 河原町店
■住所:〒604-8032 京都市中京区河原町三条下ル山崎町234-4
■電話:075-221-5017
■営業時間:10:30-19:30(L.O.19:20)
■定休日:なし

三年坂沿いに清水店もあるようなので清水寺へ観光の際はこちらに立ち寄るのも良いかもしれませんね。こちらの地図では分かり難いかもしれませんが、河原町通を三条通りから南へ少し下がったところ。六曜社もすぐ近くにあるので分かり易いかと思います。


Aug 14, 2011

2011 J LEAGUE DIVISION 1 第21節 「ダービーの意味」

ガソバ吹田戦 会場:長居スタジアム
スコア:1-1 【前半:0-0 後半:1-1】
得点者:キム・ボギョン
今年は去年より少し早い時期のリーグ戦ダービー2戦目。先週中日に代表戦が札幌で行われ、日韓戦を闘ったA代表は互いにキーマンが招集(セレッソはキヨちゃん、ボギョン、ジンヒョン、吹田は遠藤、イ・グノ)されていたこともあり、日頃Jリーグを観ている以外のファンからも注目の集まる一戦に。観客は3万7千人越えと今シーズン最多の動員?吹田の皆様ありがとうございました。

開幕戦こそアウェイ、バンパークで1-2と昨年セレッソに在籍したアドちゃんにもゴールを決められ苦杯を舐めたものの、その後ACLのラウンド8進出を賭けた一戦では大輔のゴールで最高の勝利を捥ぎ取った。今シーズンの対戦成績を1勝1敗と対戦成績を五分で迎えたホームゲーム、リーグ戦でのダービー。ホームでの敗戦なんてあり得ない戦いにボルテージが上がる。

ピンパォンがチームを去り大輔が怪我で長期離脱するチームは右SBにシャケ、1トップには塁のいつものメンバーでスタート。試合前の予想スタメンでは練習でサブ組に入っていたマルの代わりにオマティーという話もあったが、こちらもいつも通りのマルがスタメンに。サブには半年レンタルで契約を結んだファビオと播戸が。

立ち上がりから草津から獲得したラフィーニャに楔のボールが収まり押し込まれる展開が続くセレッソ。ボールを奪ってもその直後にパスミスとなかなか繋ぐことが出来ず絶える形。正直、前半序盤に失点してもおかしくない展開ではあったが最後のところでコースを限定したり体を投げ出してシュートをブロック。ジンヒョンのファインセーブもあり失点を免れる。多少持たせている感もあったがもう少し早い段階で潰しに行っても良かった。時間の経過と共に本来のサッカーを取り戻し始めたセレッソは吹田のMFとDFの間のスペースを使いテンポ良くパスを繋ぐとボギョンのシュートは相手DFにブロック?塁に当たった?で枠こそ捉えないものの少しずつ本来のスタイルを発揮し始める。前半、圧力を掛けていた吹田がこの日の湿度を考えると先にバテるかもしれないというのもあったが、守備の時間帯が長かったセレッソも走らされていたので互いにどこかでガス欠になるのは見えていた。吹田は攻撃的なポジションにラフィーニャ、イ・グノ、キム・スンヨンの3人が効果的に絡み、特にラフィーニャは動きながらボールを受けるのが上手く、彼にボールが収まるとそこにイ・グノが絡む攻撃はスピードがあり厄介。前半効果的にこの攻撃に絡んでいたキム・スンヨンが怪我で交代し平井が投入。イ・グノのポジションを左サイドに変えてからはラフィーニャが消え始め助かった。ギャンブルではあるがここはイ・グノのポジションをそのままに平井ではなく大森の投入の方が選手の特徴を考えると効果的だったのでは?ほんと平井で助かった。前半終了直前には波状攻撃からマルチネスのミドルシュート。これも僅かに枠を捉えなかったが拮抗したゲーム展開に。

後半15分辺りから徐々にセレッソの時間帯を向かえると相手のクリアボールからマイボールに。中さんが縦パスを入れるとそこから3つ、4つと狭いスペースでパスが繋がる。テンポ良いパスワークから秋?の落としにボギョンがぺナエリアへ侵入する。得意の形から左足を振り抜くとゴール左隅へ突き刺さる値千金のゴール!!早い時間帯ではあったがやや吹田ペースと思われていた試合にこの先制点は大きい。しかし、そのリードも束の間。吹田の早い攻撃からCKを獲られると2次攻撃から再び遠藤のピンポイントクロスに中澤が頭で合わせると試合は振り出しに。やはり遠藤の正確なキックは脅威。あのシーンでは零れ球を拾った武井?にセレッソの選手が気を取られ遠藤へのケアが甘くなったのが悔やまれる。あれだけボールを置き直す時間を与えてはさすがに…

その後は互いに運動量が落ち始めスペースが生まれると互いに縦へ早い展開から相手陣内に。中さん、ボギョンがミドルを放ちチャンスは作ったが最後まで追加点は生まれず1-1のドロー。

やはりうちのサッカーだともう少し前線でボールの収まるFWが欲しいなというのが正直なところ塁がどうこうというよりも彼の特徴はサイドに流れたり、スペースへ走り込んだりというところだから、やはり龍ちゃんがタイプ的には良いのかとは思うけど…あと、ファビオに関してはまだ連携も何も無い中、こういった試合でいきなり使って結果を求めるというのも正直‥(汗)やはりある程度計算出来る選手をベンチに入れていた方が良かったのでは?と結果論かもしれないが素人的には感じてしまった。まぁ、チャンスを与えれていたのに結果で示せなかったから仕方ないのかもしれないけど。

あと個人的にはこういった試合でこそ他の選手との違いを見せて欲しかった選手が、全く闘えていなかったのがとても歯痒かった。ダービーのソレとは違うかもしれないが、そこを示したのが秋だったのもなんだかなぁって…秋は悔しかっただろうね。ほんと気持ちのこもったプレーしてましたから。

やはりダービーは勝ってなんぼ。ホームでドローなんてあり得ない訳で…やっぱり勝ちゲームに持っていけるような試合だっただけに悔しさが残るというのが正直なところ。

Aug 12, 2011

2011 J LEAGUE DIVISION 1 第19節 「LAST DANCE」

鹿島アントラーズ戦 会場:長居スタジアム
スコア:1-3 【前半:1-2 後半:0-1】
得点者:乾
サッカーのエントリーは時間が経つにつれ記憶も鮮度も落ちるので出来るだけ早くがモットーだったのですが…(汗)そんな間にも何試合かあり吉田から鬼のハシゴで駆けつけたホームズスタジアムでのヴィッセル神戸戦は到着するなり失点シーンを目の当たりにする内容ゼロの何もないゲーム‥

そして2週前の鹿島アントラーズ戦。乾くんがボーフムへ移籍前のラストゲームということで大観衆。大観衆ということは…

田代をターゲットにロングボール主体の鹿島。いつからこんなサッカーに‥(汗)7月下旬に行われたクラ選での鹿島アントラーズユースとの対戦でもロングボール主体。なるほど!とはなりませんがそれくらい鹿島というチームのイメージを覆す立ち上がり。そんな中、幸先よくドリブルで抜け出した乾くんのスーパーゴールで先制!!ここまでは良かったんですが前半38分にジンヒョンの不用意なプレーで後ろから迫っていた田代にボールを奪われると無尽のゴールへ流し込まれる(汗)正直ありえないミスではあるが一度やれば二度とやらないであろうミス。これまでジンヒョンで勝ってきた試合も多いので今後同じミスさえ繰り替えさなければね。と思っていたがこのミスでジンヒョンのメンタルが‥前半終了間際にはDFに任せるべきエリアのボールに対し飛び出し、そのボールを田代に合わされると2失点目…さすがに目も当てられないミス。前半を最悪の状態で終えると後半の鹿島は若干サッカーを変えてくる。この辺りはやはりゲーム巧者。

1点を追いかけるセレッソ。ボギョンがぺナエリア内で倒されるとPKを獲得。チームのルールではPKを獲得した選手がキッカーを務めるというのが約束事(ということらしい)なのでボギョンが蹴るのがチームのルール。が、このシーンでキッカーに指名されなかった乾くんが手を挙げて不貞腐れるオーバーアクション。このシーンに於いてはラストゲームなんだから乾くんに蹴らすべき空気だったという人が圧倒的多数かもしれない。ただ、結果としてはルールもあるかもしれないが乾くんはキッカーに指名されなかった。それが全てだったと思うんですよね。セレッソでの最後の試合、勝ちたいという気持ちが強かったのも分かってる。でもあの場面でああいった態度をとることでどうなるか考えなかったのだろうか?軽いプレーにムラのあるパフォーマンス。でも一瞬の閃きで輝くプレーは好きな部分でもあったけど、良くも悪くも最後まで乾くんは乾くんだったなと…フォア・ザ・チームって何だろう?と思った試合だった。

何かの漫画でありましたね「チームはお前の為にあるんじゃない、勘違いするな」的な台詞が。この日の乾くんがどうこうというよりも、個人的にああいったワガママが好きではないだけ。負けたことも悔しかったけど残念な試合だったなと…

NuGgETEE 2011F/W PEACE

ちょっとネタが溜まり始めてます(汗)最近はあまり時間がなくブログまで手がまわらないという状況で…そんな間にもちょこちょこ買ってます。今シーズンのS/Sに購入したNuGgETEEですが早くもF/Wが入荷ということで京都のamplampにお邪魔してきました。今回もNuGgETSらしく予定より入荷が遅れる。これもS/Sで学んだので特に驚きはありません(笑)

前回もかなりの売れ行きで何度も追加発注。私も3度目の入荷でようやくゲットしたという感じでしたが今回は初回入荷で無事確保しました!今回は恐らく一番人気であろうピーススマイル狙い。汗かきな私にはこの時期グレーは汗で変色しまくり間違いなしなので今回はホワイトボディーにしました。全体的にサイズ感が小さめのNuGgETS、いつもMを着る私でLという感じですが好みのサイズ感があると思うので是非お店にお邪魔してみて下さい。本ラインの方もお盆明けの週末くらいには60/40クロスを使用したポケTが、月末にはお馴染みリボンシャツが入荷予定だとか。目が離せないブランドです。ブラックシャンブレーのリボンシャツは欲しいなぁ‥

Aug 6, 2011

adidas cup 2011 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 グループC 第2戦

鹿島アントラーズユース戦 会場:大胡総合運動公園陸上競技場・サッカー場
スコア:0-0 【前半:0-0 後半:0-0】
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、4.小池、5.永田、3.藤原
MF:8.西村(洋)(→9.風間)、6.秋山、17.丸岡(→15.岡山)、7.小暮(→12.西村(拓))
FW:11.長谷川(→23.魚里)、10.南野

サブ:21.射庭、13.井口、19.大津

俺達の「日本一熱い夏」を継続する上でも負けられない一戦。対戦相手の鹿島アントラーズは初戦のアビスパ福岡戦を1-0で勝利し勝ち点3を獲得済み。初戦でサンフレッチェ広島に3失点を喫し敗戦したセレッソはこの試合に勝つことがGL突破に向けて大きな鍵になるだけに、出来るだけ多くの得失点差を稼ぎ勝ちたい試合。ただ、実力が拮抗するこのグループCにあってまずは勝ち点3をというのが重要。

今シーズンからブラジル人監督が指揮を執るという情報だけが先行していた鹿島。宿が同じだった福岡の選手曰くロングボール主体のサッカーということで、全くどういったサッカーをするのかイメージが湧かなかったが試合が始まってみると、福岡の選手が言っていたことも納得。前線で1トップを張る9番の選手が高く、強く、上手いタイプ。鹿島アントラーズはマイボールになるとこの9番を目掛けてロングボールを放り込む。ゴールキックもこの9番に照準を合わせ1.5列目、サイドの選手がフォローに入る形。確かにあれだけ空中戦に強い選手が居ればそういう選択肢は賢い。関東予選を1位突破してきたチームだけにどんなサッカーをするのか楽しみにしていたが、この手堅いサッカーならある程度想像出来る。ただ、強さを感じるかというとノー。

セレッソは事前のスカウティングで9番へのロングボールが多いことへのケアとして、4バックはいつもの並びではなく15.宗星に代えて5.慎二をスタメン起用。3.雅斗を右SBに起用し高さ対策を行う。立ち上がりからロングボール一辺倒の鹿島アントラーズ。しかし、この日の人工芝が合わないのかセカンドを拾いに走る鹿島の選手は転んでばかり。対するセレッソの選手がほとんど転んでいなかったところを見ると、やはり日頃のトレーニングの差というか脚力の違いが影響するんだろうか?相手が転んでくれるので比較的セカンドボールはセレッソに。前半はセレッソがボールを保持する時間帯がやや多かったように思うが、鹿島の守備は比較的堅い。リスクを回避し巧みなセットプレーから1点をもぎ獲るスタイルは過去の大会で観て来た鹿島のイメージとは異なる。セレッソは相手陣内に侵入しシュートを放つもゴールが遠い。前半をスコアレスで折り返すと後半の鹿島は前線の9番とサイドを基点に少しサッカーを変えてくる。セットプレーから何度かピンチを迎えたセレッソだったが、体を張ったディフェンスでゴールを割らせない。

どうにか勝ち点3が欲しいセレッソは攻撃的な選手を投入し流れを手繰り寄せようとするが、奇麗な形でフィニッシュまで持って行こうとし過ぎる為か相手DFに阻まれる。ひとつ前のタイミングでシュート、零れ球を押し込むという選択肢もあって良いと思うがこの辺りがまだこのチームの若いところか。しっかりとポゼッションし相手を揺さぶりながらスピードアップするスタイルは高円宮プレミアリーグの対サンフレッチェ広島戦で見せたサッカーのようにハマッた時は強いが、まだゲーム運びの拙さという感は否めない。最後までゴールを目指しGL突破を賭けて闘ったセレッソだったがこのままスコアは動かず0-0のドローで試合終了のホイッスル。

高円宮杯プレミアリーグは残留が目的。大会を変えてカップ戦となる今大会は勝ちに拘るというのもひとつの選択肢ではあるが、何を目的に下部組織を見るのかという視点で見え方は人それぞれだと思う。3年生にとってはトップ昇格のない選手の場合、大会成績が推薦の条件に絡む為少しでも良い成績をというのが大切なのも理解出来る。ただ、個人的に思うのは団体競技に於いて個人を推薦するのにチーム成績が推薦基準というのもいささか疑問がある。チームは世代が変わっても続く訳でスタイルを構築する中でチーム成績の浮き沈みがあるのは当然のこと。もちろんチーム成績によりリクルートに影響が出るかもしれないが、勝ったから良い、負けたから悪いという胆略的な判断ではなく長い目で見て魅力的なサッカーを構築することがクラブとしてチームとしての評価に繋がっていくと思っているだけに、今がベストだとは思わないがクラブとして目指すものを追求し"セレッソらしさ"というのを持った選手を輩出出来る組織であって欲しいと思う。大会としては勝ち進みたいと思って観ているが、それだけが全てではないという視点で観ているつもりなので書いてみたことでどこかチグハグな文章になってしまった…(汗)