May 10, 2011

2011 J LEAGUE DIVISION 1 第10節 「泥臭く」

ベガルタ仙台戦 会場:キンチョウスタジアム
スコア:1-1 【前半:0-1 後半:1-0】
得点者:小松
震災の影響で2節から6節とアウェイの鹿島戦である9節が延期となったJリーグ。8節の新潟戦を引き分け3節消化時点で0勝2分けと今シーズン未だ勝ち星のないセレッソ。例年通りのスロースターターっぷりを発揮しているが、今シーズンはACLを戦っていることもあって試合数自体は他のクラブより多いもののなかなか調子が上がらない。前線の構成が変わったことも大きく影響しているが、さすがにそろそろ勝利を拝みたいというのがファンの心情というもの。
対戦相手の仙台は3勝1分けとまだ4試合のみの消化ではあるものの首位を走るチーム。J2時代より相性のあまり良くない相手に対し勝ち点3を得ることが出来るのか。

仙台は前半から飛ばし気味に攻勢を仕掛けると関口のドリブル突破からチャンスを演出。ACLのアレマ戦から中2日で試合に挑むセレッソはピリッとしない。すると前半30分に仙台に先制を許す。仙台が良かったというよりはセレッソが良くなかった前半。3シャドーの距離が遠く得意のコンビネーションからの崩しも見られずゴールが遠い。

1点ビハインドで前半を終えると後半スタートから中後に変えて秋。3シャドーに入っていたポギョンを一列下げボランチに、秋を3シャドーに入れる布陣に。マルチネスとポギョンのコンビは今シーズン初?の試み。左利きのボランチというのが2枚並ぶのは珍しい光景。まぁ、右利きの選手が多いだけに当然のことではあるが。
ポギョンはキープ力という点では家長に勝るとも劣らないが、乾、キヨとの連動という点ではボールを持ち過ぎるあまり相性が良くない印象。決して悪いプレーヤーではないが彼の特徴を活かすのであればマルチネス不在の間にプレーしたボランチの方が良いというのがこれまでのところ。

徐々にボールは回るようになったが前半に先制された1点が重く圧し掛かる。停滞する前線を活性化させる為にそろそろ交代のカードを切って欲しいと思っていた後半26分にベンチが動く。ピンパォンと乾に代えて塁と龍を一気に投入。FW2枚の投入により1トップから2トップに変更。
前半は奇麗なサッカーをしようとし過ぎる余り停滞感が生まれていたように思う。対する仙台は泥臭くゴールを目指し、これまで勝ち点をどのように拾ってきたか窺えるサッカー。

試合も終盤に差し掛かり雨が降り始めるとこのまま試合が終わるかと思われ家路に着く人がチラホラ。するとアディショナルタイムにロングボールから塁が頭で競ると、そのボールを龍が胸で落とす。このボールに反応した塁が起死回生のゴールを挙げる。仙台からすれば目の前で零れ落ちた勝ち点3。セレッソにとっては最後の最後に手にした勝ち点1。どのような形であれいかにサッカーがゴールを挙げることが大事かを再認識させられた試合だった。

試合自体は両チーム共に大した見せ場がなく退屈なゲームではあったが、キンチョウスタジアムで負けないセレッソを継続出来たことが唯一の収穫か。翌週火曜日にはACLのGL突破を掛けた三東戦。流れの悪いリーグ戦から頭を切り替えてACLベスト16を掴み取りセレッソの歴史に新たな1ページを刻んで欲しいところ。ポテンシャルは高いチームだけに浮上のきっかけさえ掴めばこれからが楽しみなチームであることは間違いない。


3 comments:

  1. お祝いコメが遅れに遅れてしまいスミマセン。。

    新たなBLOG開設本当におめでとうございます!
    ずっと待ってました♪

    これからもチェックし続けまーーーーっす^^

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  2. >Sunさん

    わざわざすいません(汗)

    偏りの激しいブログ再開しちゃいました。引き続きよろしくお願い致します!

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  3. >Sunさん


    コメントありがとうございます。
    何故かBloggerの調子が悪く一度返信したコメントが削除されていました(汗)

    偏りの激しいブログですが引き続きよろしくお願い致します。

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