Sep 15, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第12節

アビスパ福岡U-18戦 会場:福岡フットボールセンター
スコア:0-1 【前半:0-0 後半:0-1】

GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、5.永田、4.小池、3.藤原(→23.魚里)
MF:8.西村(洋)、17.丸岡(→15.岡山)、6.秋山(→19.大津)
FW:11.長谷川(→12.西村(拓))、10.南野

サブ:21.射庭


今大会ホームでドローに終わった相手、アビスパ福岡。クラ選のGL最終戦では勝利を収めたががっちり噛み合うあまり相性の良くない相手。今大会で上位に離されない為にもここは落としたくない一戦。同じ福岡で東福岡と対戦する名古屋グランパスが13時キックオフのゲームで1-0と勝利しており、結果によっては順位を落とすことも。次節はホームで名古屋と対戦ということを考えると勝ち点を積み上げたい試合であるが、まずは目の前の試合に挑むのみ。

前節からは23.魚里に代えて11.将。15.宗星に代えて17.満という布陣でスタート。キックオフ前にいつものように選手コールをしていると、運営スタッフの方が本部長とゴニョゴニョと話をしているのが横目に入る。この会場は鳴り物禁止ということで今回は太鼓を持って来なかったが、まさか大人4人だけの声ですらNGとは…
私達がコールをはじめてすぐに苦情の電話が入ったらしく、出来るだけ静かに観て頂けないかとスタッフからのお願いが。せっかく広いピッチを取れる場所があるのに私達が意地になって応援を続けて、サッカーが出来る場がなくなるようなことでは意味がないので素直に指示に従いましたが、選手にかける声も遠慮気味な環境って初めて…(汗)


立ち上がりから互いにショートパスを繋いぐスタイルは前回の対戦と同じ。互いに譲らない展開もアビスパはパスミスが多くフィニッシュまでは至らない。どちらかと言えばゴール前での決定機を多く作っていたセレッソが押している試合ではあったが、アビスパ福岡の粘り強いディフェンスにゴールを割ることが出来ない。

前半のスタッツが示す通りシュート数はセレッソが4、アビスパが1とシュート数の少なさが試合の低調さを表す。セレッソはシュート数こそ相手を上回ってはいたものの、もっとシンプルに仕掛けた方が簡単に崩せたかもしれない。


前半をスコアレスで折り返し迎えた後半。先に動いたのはアビスパ福岡。中盤の選手を1枚代えるも特に戦い方が変わったという印象は無かった。セレッソは後半16分に前節途中交代でアクセントになっていた11.将に代えて12.拓馬を投入。全体的に足もとで受けようという動きが多く停滞気味だった前線に運動量のある12.拓馬を入れることで変化を狙う。互いに得点が生まれない展開にアビスパ福岡は9.三苫と2トップ気味の関係を築いていた10.三島に代えて35.中島を投入。(大会パンフレットを見ると1996年生まれとなっているから中3?)

セレッソも中盤での運動量が落ちていると判断したのか17.満に代えて15.宗星を投入。その直後には6.大地が傷み19.耀誠を投入し8.洋亮をボランチに19.耀誠と12.拓馬の2トップに10.拓実を左SHに一列下げた形に。

失点シーンはその直後だった。中盤でのパス交換の際に相手のバックチャージが。あのシーンはファールだと思ったが審判の笛は鳴らず。陣形の崩れたセレッソに対しチャンスと見たアビスパは左サイドの選手が一気に飛び出す。すると中央を駆け上がった9.三苫がグラウンダーのボールに合わせてゴール。セレッソベンチは審判に抗議。あれはな…(汗)

ここまでこれといった決定機の無かったアビスパのこの試合最後のシュートがゴールになる。サッカーは一発で形勢が逆転する怖いスポーツ。まさに電光石火という言葉が相応しいゴールだった。

この時点でまだ約25分残っていた。時間だけ見れば特に慌てる必要はなかったが、この日のピッチはよくボールが跳ねるのか選手達はボールの扱いに苦慮していたように見えた。そして、そこに追い討ちをかけるように小粒だった雨が大粒に…ただでさえ馴染めていなかったピッチに更にボールコントロールが難しくなる。

以前にも書いたかもしれないが、関東のクラブのプレーを見ているとトラップ、パスという基礎技術の高い選手が多いように感じる。これはずっと観ている方なら同調して頂けると思うことなんだが、セレッソはそういった点で劣るというかピッチコンディションがあまり良くない試合でそれが顕著に出るように感じる。直近の試合で感じたのは対戦相手は関東のクラブではないがクラ選関西予選の雨のヴィッセル神戸戦だったかな。雨でぬかるむピッチでもしっかりとボールをコントロールするヴィッセルに対し精度の低いパスを連発するセレッソ。これはここ数年ずっと思っていることだが、やはりこういったことは反復練習でしか克服出来ないのかな。素人なんで何とも言えないけど(汗)

その後も何度かチャンスは作ったが最後までアビスパの粘り強いディフェンスの前にゴールを割れず痛い敗戦。今シーズンの目標はあくまでプレミア残留。ただ、個人的に思うのは順位に応じた戦い方というか、試合への挑み方だと思う。この日目に付いたのは更衣室とピッチが遠かったこともあったが、アビスパは審判にスパイクのチェックを受けている時にバラバラと出てくるセレッソ。サブのメンバーに至っては何とかキックオフに間に合うという感じ。試合前のミーティングもあると思う。更衣室からピッチの距離が遠いこともあると思う。でもそれって逆算すれば簡単にクリア出来る問題じゃない?要は何事においても切り替えという部分で試合が始まる前から緩い部分があったんじゃないのかな?ということ。

そんなの関係ないでしょ?って思う人もいるかもしれないけど、こういった何気ない時の行動って全てに繋がってくると思う。以前にU-18の監督をされた方が言っていた。"オンとオフの切り替え"って言葉を。誰が良くて誰が悪いという話じゃなくこれって大事なことじゃないかなぁって、この試合をキックオフの前から観ていて感じた。


次節はホームでの名古屋グランパス戦。18日15時キックフ。会場はJ-GREEN堺S5となっています。6勝2分け3敗得失点差+9と成績の並ぶ相手。この試合でしっかり突き放し上位のサンフレッチェ広島、京都サンガF.C.に喰らいついていきたい。

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