Jun 2, 2011

第35回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)関西地区予選 第2戦

ヴィッセル神戸U-18戦 会場:万博ガソバ人工芝G
スコア:0-3 【前半:0-1 後半:0-2】

GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、4.小池、3.藤原(→9.風間)、15.岡山
MF:8.西村(洋)、17.丸岡(→12.西村(拓))、6.秋山、7.小暮
FW:11.長谷川(→23.魚里)、10.南野

サブ:21.射庭、2.古川、16.坂手、20.金、13.井口、19.大津


Jクラブ同士の対戦2戦目となるヴィッセル神戸戦。第1戦で京都相手に0-2の敗戦を喫したセレッソは本大会へのストレートインの為にも負けられない試合。

ただ、出場決定戦にまわった場合も近年の町クラブとの力関係を考えると関西4枠がJクラブの下部組織独占状態。町クラブにとっては勝てなければ本大会に出場出来ない。それは当然のことで仕方ない面はあるかと思うが、育成ということを考えると関西に限って言えば実質的にJクラブしか出られない大会の意義というのも思うところがある。U-15で行われているデベロップカップ(今年はDivision2杯というのかな)のような大会を行うのもひとつなのかもしれない。

まぁ、私が考えても仕方ないことではあるものの、それぞれのレベルごとに挑めるカップ戦もあっていいのかなと。


試合の日は台風の影響もあって雨、風共に強く第1試合目を見ていると水溜りが。同日の13時キックオフだったトップチームの大宮戦前半途中までをテレビ観戦してから家を出たが、やはりキンチョウスタジアム同様にサッカーをするには厳しいピッチ状況。この環境で選択出来るサッカーはロングボール主体でリスクを回避することが一般的だとは思うがセレッソの選択はいかに。

水溜りになっているところとそうでないところがあり、互いにピッチの状態を探る序盤ではあったが開始早々に繋げないと見切った神戸はサイドのスペースを狙う形。ロングフィードから左サイドを突破されると折り返しを合わされ前半6分という早い時間帯に失点。あまりにもあっさりした失点シーンはこの日の状況を考えれば相手がどういったサッカーをしてくるのかというのに対する準備が少し足りなかったように思う。不幸中の幸いはまだ開始早々という点か。
この日のピッチコンディションにいつものようにボールを繋げないセレッソ。徐々にスペースへのロングボールを使うようになるも、やはり普段のスタイルから足もとで受けるシーンが多く苦戦。前半はこれ以上の失点もなかったが得点もなかった。環境に応じてどういったサッカーを選択するのかという差が出たように思う。

後半に入り前半に痛んだ3.雅斗と17.満に代えて9.KJと12.拓馬を投入。フォーメーションは4-3-3に。まずは同点と攻勢をかけるセレッソ。後半開始直後からセレッソの時間帯が続き神戸を自陣に押し込む。何度かチャンスはあったもののゴールだけが遠い。後半30分くらいまではほぼセレッソの時間帯が続いたと思う。ただ、この自分達の流れが続く中で決めきれない嫌な展開。この日は立ち上がりの失点とこの時間帯が全てだったと思う。止まるボールに球際での攻防が増えると徐々にゲームに激しい当たりが出始めるレフェリーも裁きにくい試合に。
セレッソ3枚目のカードは9.将に代えてスピードのある23.魚里。攻撃的なカードで得点を奪いにかかるも、その直後に15.宗星にこの日2枚目のイエローカードが提示され1人少ない状況に。3.雅斗の交代によりCBに入っていた15.宗星だったが、この退場で6.大地が急造CBで4-3-2という形。交代枠7名ということを考えれば16.優雅を投入するという選択肢もあったと思うがベンチはこのメンバーで最後まで闘うことを選択。

85分とアディショナルタイムに追加点を2点奪われたセレッソは0-3で敗戦することに。正直なところサッカーするには厳しいコンディションであったことは間違いなく、会場手配等のことを考えると順延ということは難しかったかもしれないが、どうせなら万全のピッチコンディションでの試合を観たかったというのが本音。ただ、相手も同じ状況で闘っていたことは間違いない事実でありこういった環境にどう対処するのか、臨機応変さがセレッソよりヴィッセルが上だったということ。また、基本的な技術の差が出た試合だったように思う。

第3戦は宿敵ガソバ。本大会へのストレートインはなくなったものの、久しぶりのU-18ダービーでどういった戦い方をするのか興味深い。

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