Jun 6, 2011

第26回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会関西大会 GL第1戦

この日は第1試合が津守、第2試合が西、第4試合が和歌山とセレッソ3チームがJ-GREENに揃い踏み。和歌山に至っては設立3年目で関西大会出場と入団1期生が最高学年となる年での今大会は初見ながら楽しみのひとつ。まずは第1試合の津守U-15から。

津守U-15 対 MIOびわこ草津 会場:J-GREEN堺S7
スコア:0-1【前半:0-0 後半:0-1】

GK:1.齋藤
DF:5.西川、4.橋本、3.東、6.北本
MF:2.上加世田、10.西本、13.勝岡、17.山本(→7.永田)
FW:14.井上(→12.青山)、8.田中

サブ:22.住井、11.稲葉、15.迫山、16.高原、19.渡辺

*ベンチメンバーは目視での確認の上、大会パンフレットと照らし合わせて記載しておりますが、間違いがございましたらコメント欄にて御指摘頂ければ幸いです。


過去の流れから個人的なイメージとして初戦は緊張からか固くなっているイメージがあるこの世代。序盤から淡々と試合が進む中互いに見せ場のない試合で前半が終了。35分という短い試合時間に前半は緊張を解すのに慣らし運転かと思っていたものの、後半に入ってもなかなかエンジンのかからないセレッソ。
相手が球際を激しく来ていた訳ではないが、上手くボールが回らず消化不良のようなサッカー。やはりメンタル的なものが大きいのかとも思いながら観ているも時計の針は進むばかり。次第に時間がなくなる中、リーグ戦ということを考えるとリスクを背負って勝ち点を逃すことを考えればこのままスコアレスドローもありとも思えた終盤にミスからMIOびわこ草津に先制点を許す展開に…

このままスコアが動かず初戦を落とす形となった津守。単純に勝ち負けだけで言えば失礼かもしれないが勝てた相手だったと思う。じゃあなぜ負けたのか?サッカー以前の問題だったかなと個人的には思う。この試合を受けて選手達が何を感じたかGL突破という点で残り2戦必勝という形にはなってしまったが、ある意味割り切れて良いかもしれない。翌週までにどこまで持っていけるのか。このままで終わるチームではないだけに選手の奮起に期待。


西U-15 対 宇治FC 会場:J-GREEN堺S9
スコア:4-1【前半:0-0 後半:4-1】
得点者:阪本2、池本、深田

GK:22.松原
DF:19.河原、16.難波、2.生藤、18.山本(大)
MF:20.堀江(→23.池本)、7.小坂田(→8.前川)、5.仲原、10.深田
FW:9.阪本、11.満田(→24.中野)

サブ:1.中西、3.小原、4.藤原、13.清水

第2試合は西U-15と宇治FCの試合。宇治FCは毎年全員のハードワークと前線のスペシャルな選手が印象的なチーム。今年も10番の選手が早くて強い。例年であれば上背はないもののテクニックとスピードのある選手が前線にいるイメージだが、今年のチームは脇を固める中盤の選手にそういった選手を揃える。カウンターがハマると怖いチームだけに要注意。

第1試合の津守とは打って変わってこちらは順調な立ち上がり。日頃のトレーニングの成果を発揮しパスワークで相手を翻弄。実力が拮抗する津守と西なだけに試合の入りの大切さというのを実感する。前半はスコアレス。ただ安心して観ていられる試合展開。先制点だけは許したくない相手だけに後半早い時間帯でゴールが欲しいところ。

後半開始もセレッソペース。右サイドで得たFKから早いリスタートで9.阪本のシュートがゴールネットを突き刺し先制!この1点で肩の荷が下りたのか2点目は途中交代の23.池本。その後再び9.阪本のゴールで3-0と突き放す。PKによる1失点はあったものの、最後は10.深田がダメ押しのゴールで4-1と初戦を制す。今年から佐藤さんに監督が代わって再び新たなスタート。やはり指導者の色というのが出るのか西は分かりやすくファイトするチーム。油断は大敵だがそこは佐藤さんが緩める訳がなく、この調子で第2戦も挑んで欲しい。


和歌山U-15 対 ヴィッセル神戸U-15 会場:J-GREEN堺S7
スコア:0-7【前半:0-3 後半:0-4】

GK:1.瀬見
DF:5.細谷、2.木村、18.饗庭(→25.大脇)、7.市川
MF:23.花田(→24.杉本)、8.上須(→12.金)、17.井上(→11.中尾)、19.西(→20.立石)、6.加佐
FW:10.田中

サブ:21.西村、3.南谷、13.長瀧、14.中深

和歌山の雄、岩出FCアズールを和歌山県予選で破り関西大会初出場の和歌山U-15。この日一番楽しみにしていた試合のひとつでもあった。試合はスコアが示す通り完敗。ただ、この日最後に観た試合が私の心を一番熱くさせたのは間違いない。やはりサンライズリーグを戦うヴィッセル神戸U-15は個の能力でもチームとしても歯が立たない相手。ただ、成す術なくやられるのではなく最後まで食らいつく姿勢。遅れてでも必死に戻るディフェンス。やって当たり前のことだと思う。でもその当たり前のことが出来ないで負けたりする訳でしょ?

ピッチに入ったら闘い。それを泥臭くても最後まで実直にやったのが和歌山の試合だったと思う。そりゃ観ている側も勝手にボルテージ上がりますよ。関西大会という初の舞台という高揚感があったかもしれない。それでもこの日観た試合の中で和歌山U-15の試合が一番セレッソ魂を感じる試合だったことは間違いない。

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