Aug 14, 2011

2011 J LEAGUE DIVISION 1 第21節 「ダービーの意味」

ガソバ吹田戦 会場:長居スタジアム
スコア:1-1 【前半:0-0 後半:1-1】
得点者:キム・ボギョン
今年は去年より少し早い時期のリーグ戦ダービー2戦目。先週中日に代表戦が札幌で行われ、日韓戦を闘ったA代表は互いにキーマンが招集(セレッソはキヨちゃん、ボギョン、ジンヒョン、吹田は遠藤、イ・グノ)されていたこともあり、日頃Jリーグを観ている以外のファンからも注目の集まる一戦に。観客は3万7千人越えと今シーズン最多の動員?吹田の皆様ありがとうございました。

開幕戦こそアウェイ、バンパークで1-2と昨年セレッソに在籍したアドちゃんにもゴールを決められ苦杯を舐めたものの、その後ACLのラウンド8進出を賭けた一戦では大輔のゴールで最高の勝利を捥ぎ取った。今シーズンの対戦成績を1勝1敗と対戦成績を五分で迎えたホームゲーム、リーグ戦でのダービー。ホームでの敗戦なんてあり得ない戦いにボルテージが上がる。

ピンパォンがチームを去り大輔が怪我で長期離脱するチームは右SBにシャケ、1トップには塁のいつものメンバーでスタート。試合前の予想スタメンでは練習でサブ組に入っていたマルの代わりにオマティーという話もあったが、こちらもいつも通りのマルがスタメンに。サブには半年レンタルで契約を結んだファビオと播戸が。

立ち上がりから草津から獲得したラフィーニャに楔のボールが収まり押し込まれる展開が続くセレッソ。ボールを奪ってもその直後にパスミスとなかなか繋ぐことが出来ず絶える形。正直、前半序盤に失点してもおかしくない展開ではあったが最後のところでコースを限定したり体を投げ出してシュートをブロック。ジンヒョンのファインセーブもあり失点を免れる。多少持たせている感もあったがもう少し早い段階で潰しに行っても良かった。時間の経過と共に本来のサッカーを取り戻し始めたセレッソは吹田のMFとDFの間のスペースを使いテンポ良くパスを繋ぐとボギョンのシュートは相手DFにブロック?塁に当たった?で枠こそ捉えないものの少しずつ本来のスタイルを発揮し始める。前半、圧力を掛けていた吹田がこの日の湿度を考えると先にバテるかもしれないというのもあったが、守備の時間帯が長かったセレッソも走らされていたので互いにどこかでガス欠になるのは見えていた。吹田は攻撃的なポジションにラフィーニャ、イ・グノ、キム・スンヨンの3人が効果的に絡み、特にラフィーニャは動きながらボールを受けるのが上手く、彼にボールが収まるとそこにイ・グノが絡む攻撃はスピードがあり厄介。前半効果的にこの攻撃に絡んでいたキム・スンヨンが怪我で交代し平井が投入。イ・グノのポジションを左サイドに変えてからはラフィーニャが消え始め助かった。ギャンブルではあるがここはイ・グノのポジションをそのままに平井ではなく大森の投入の方が選手の特徴を考えると効果的だったのでは?ほんと平井で助かった。前半終了直前には波状攻撃からマルチネスのミドルシュート。これも僅かに枠を捉えなかったが拮抗したゲーム展開に。

後半15分辺りから徐々にセレッソの時間帯を向かえると相手のクリアボールからマイボールに。中さんが縦パスを入れるとそこから3つ、4つと狭いスペースでパスが繋がる。テンポ良いパスワークから秋?の落としにボギョンがぺナエリアへ侵入する。得意の形から左足を振り抜くとゴール左隅へ突き刺さる値千金のゴール!!早い時間帯ではあったがやや吹田ペースと思われていた試合にこの先制点は大きい。しかし、そのリードも束の間。吹田の早い攻撃からCKを獲られると2次攻撃から再び遠藤のピンポイントクロスに中澤が頭で合わせると試合は振り出しに。やはり遠藤の正確なキックは脅威。あのシーンでは零れ球を拾った武井?にセレッソの選手が気を取られ遠藤へのケアが甘くなったのが悔やまれる。あれだけボールを置き直す時間を与えてはさすがに…

その後は互いに運動量が落ち始めスペースが生まれると互いに縦へ早い展開から相手陣内に。中さん、ボギョンがミドルを放ちチャンスは作ったが最後まで追加点は生まれず1-1のドロー。

やはりうちのサッカーだともう少し前線でボールの収まるFWが欲しいなというのが正直なところ塁がどうこうというよりも彼の特徴はサイドに流れたり、スペースへ走り込んだりというところだから、やはり龍ちゃんがタイプ的には良いのかとは思うけど…あと、ファビオに関してはまだ連携も何も無い中、こういった試合でいきなり使って結果を求めるというのも正直‥(汗)やはりある程度計算出来る選手をベンチに入れていた方が良かったのでは?と結果論かもしれないが素人的には感じてしまった。まぁ、チャンスを与えれていたのに結果で示せなかったから仕方ないのかもしれないけど。

あと個人的にはこういった試合でこそ他の選手との違いを見せて欲しかった選手が、全く闘えていなかったのがとても歯痒かった。ダービーのソレとは違うかもしれないが、そこを示したのが秋だったのもなんだかなぁって…秋は悔しかっただろうね。ほんと気持ちのこもったプレーしてましたから。

やはりダービーは勝ってなんぼ。ホームでドローなんてあり得ない訳で…やっぱり勝ちゲームに持っていけるような試合だっただけに悔しさが残るというのが正直なところ。

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