Jul 12, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第8節

京都サンガF.C. U-18戦 会場:京都サンガF.C.東城陽グラウンド
スコア:1-4 【前半:0-3 後半:1-1】
得点者:南野
GK:1.鶴崎
DF:16.坂手(→20.金)、4.小池、3.藤原(→12.西村(拓))
MF:14.岡田、8.西村(洋)、15.岡山、7.小暮(→17.丸岡)
FW:10.南野、9.風間(→23.魚里)、11.長谷川

サブ:21.射庭

*オフィシャルの交代が間違っている…(汗)せっかくオフィシャルなニュースとしてアップするならきちんとした物をアップして欲しいな。

再開初戦の富山第一高校戦で4-1の勝利を飾り幸先良いスタートを切ったセレッソ大阪U-18。第8節の相手は全日本クラブユース選手権関西予選で苦杯を舐めさせられた相手、京都サンガF.C. U-18。高円宮杯プレミアリーグウエストも一巡目の対戦を残すのは京都サンガとサンフレッチェ広島のみ。少しでも勝ち点を稼ぎ後半戦で色んな選手や戦術を試す上でも重要な一戦に。

一昨年はクラ選ベスト4、昨年はJユース杯準優勝と継続的に結果の出ている京都サンガ。駒井、伊藤の強烈なアタッカー陣が抜け、エース久保がトップチームの試合に2種登録選手として出場する中、前線には昨年も勝負どころで存在が光った三根、ルーキーでスピードに乗った飛び出しが特徴の田村。中盤には原川と久永のレオーネコンビにバックラインは高橋と屋台骨国領を要する。最終ライン、中盤、前線に特徴のある選手が揃うチーム。なんだこのチーム。恐らく今年が勝負の一年になることは間違いない。

セレッソは立ち上がりに与えたFKに対し準備が整わないうちに京都サンガの原川が入れたボールに国領が合わせて先制。いきなり1点のビハインド。ここ数試合あっさりと失点するシーンが多く、こういった展開での集中力の欠如が気になるところ。その後もパスをまわしながらチャンスを窺う京都サンガ。セレッソはディフェンスが後手にまわり相手のパスについて行くばかりで仕掛けるディフェンスが出来ない。すると失点から数分後にはまたもや原川からのパスに田村がスピードを活かし抜け出すとゴールを奪われる。ここで踏ん張りたいところではあったが、三根がドリブルで抜け出すと冷静に1.鶴ちゃんのポジションを見てゴールへ流し込む。これが前半16分までの出来事‥このままセレッソはペースを握れないままスタッツが示す通り前半シュート1本、CK0本といかに相手陣内に入れていないかを物語る内容で0-3で前半を折り返す。

確かに京都サンガには素晴らしい選手が多い。でも、さすがにこんなに簡単にやられるのは納得がいかない。完全に後手にまわる展開でセレッソらしさは一切見られず、ハードなディフェンスで仕掛ける場面もなく相手のやりたいようにやられる。何とか立て直して欲しいと応援していたがさすがにこのデキではという前半。厳しいことを言うと恐らく今シーズンで最悪の前半では?


後半スタートからルーキーの20.ヨンスと17.満を7.グレさんと16.優雅に代えて投入。14.武瑠と15.宗星が本来のSBへポジションを移し、20.ヨンスと17.満がボランチに。11.将を右SHに下げ8.洋亮が左SH、9.KJと10.拓実の2トップに布陣を変更。前半ベンチで戦況を見つめていたルーキーの投入が流れを変えることに。前半は自由にさせていた京都サンガの原川にハードに当たりにいくと前半とは見違えるようななディフェンスに。攻撃では3人目の動きが出始めチームが活性化する。人の配置は違えどなぜここまで変わるのか。確かに後ろを3枚にしてからやり難そうな感じはここ数試合ずっとあったけれども(汗)それだけ動きが見違えただけに悔やみきれない前半。後半開始間もなくPKを与え0-4とはなったものの、後半は完全にセレッソペース。暑さからか相手の動きが落ちたことを差し引いてもそれくらいやれていた。

どうにかまず1点と再三チャンスメイクするもゴールが遠い。後半アディショナルタイムにゴール前の崩しからの混戦で10.拓実が押し込み最後は意地を見せた形となり1-4で試合終了。


このチームの一番ダメな時と良いときの両方が出た試合だった。前半の内容に関してはほんと何もないというのが感想ではあるが、個人的には後半に見せた意地と劇的に変わった良い部分も評価したい。この両方が今のチームの力であり、それをしっかりと受け止めないといけないが、試合後の選手達の表情を見ると彼らが一番そのことを理解していることは間違いない。

第9節はアウェイ吉田でのサンフレッチェ広島戦でキックオフは13時。先日発表された全日本クラブユース選手権でも同組で初戦の相手となる今大会首位のサンフレッチェ広島相手にどこまで出来るのか、この試合が全日本クラブユース選手権での指標になるかもしれない。とことんまで勝ちに拘るなら手の内を隠すという手もあると思うが、この世代に関してはそういったところではなく真っ向勝負でどこまでやれるか。試合なんてやってみなけりゃ分からない。この日の敗戦を受けてチームがどう変わるのか楽しみにしたいと思います。

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