Jul 10, 2011

2011 J LEAGUE DIVISION 1 第2節 「懐かしの餅ダービー」

柏レイソル戦 会場:長居スタジアム
スコア:5-0 【前半:2-0 後半:3-0】
得点者:乾、ピンパォン、マルチネス、播戸、倉田
ハシゴ3試合目の締めくくりはトップチームの柏との餅ダービー。セレッソがJ1に昇格したと思えばレイソルが降格し、まるで天の川が2人を別つ七夕の織姫と彦星のような両チーム。と全くそんなこと思ってもいないテキトーな書き出しで始まりましたが、対戦自体は本当に久しぶり。スーペルファビーニョがどえらいミドルを叩き込んだ試合を記憶しているから2005年以来の実に6年振りですかね?昨シーズンのセレッソ同様にJ2で構築したサッカーをベースに今シーズンJ1で旋風を巻き起こしているレイソル。現在首位ということで一般的な目線で順位だけ見ればセレッソ不利というのが大方の予想だったと思いますが、統計的に見てこの対戦カードはバカ試合になる傾向が強いんですね。やはり私の記憶に残っているのは2001年のJ2降格シーズン、なかなか勝てず5連敗で迎えた1stステージ終盤でのホームで、今は和歌山U-15コーチの眞中さんの3分ハットトリックでスタジアムに乱れ飛ぶ紙うちわの嵐(笑)公式記録を見るとベンチには和歌山U-15監督の清水さんやU-18GKコーチの河野さん、サガン鳥栖の監督のユンちゃんに大分トリニータの監督の田坂さんまでと懐かしさが増すと共に月日の経つ早さを実感する。対戦相手のレイソルの面子も豪華ですね。ユ・サンチョルみたいに複数ポジションをハイクオリティーでこなす選手ってのも今の時代にはなかなかいないんじゃないでしょうか。

と昔を振り返ってみましたが、今シーズン首位に立つレイソルのサッカーは良い部分がクローズアップされる傾向にあり、私も開幕戦の清水エスパルス戦では何も出来ず成す術なく敗れる清水に柏強え!と思いましたが、ほとんど対戦相手のデータがない中での試合。弱点を晒すことはなかったもののJリーグもそこまでレベルの低いリーグじゃありません。私が観た試合だとレイソルが大敗したジュビロ磐田戦なんかはその典型的な例だったように思います。足が遅くてディフェンス力のないジョルジ ワグネルを左SBで起用するのは諸刃の剣。ネルシーニョもそれを分かった上で起用しているとは思いますが、この試合では目も当てられない感じでしたね…HTでの交代は確実にジョルジ ワグネルだと思っていましたが、犠牲になったのがボルシアMGに移籍したしそうになった大津。このチームにあって大津は完全に貧乏くじでしたね。結局その後ジョルジ ワグネルも橋本と交代する訳で…

ネルシーニョもバカな監督ではないのでちゃんと考えてジャッジしているとは思いますが、流動的な前線とSBを高い位置に置くセレッソにとってはもってこいの対戦相手。明らかな穴がある以上、そこを狙わない手はない訳で(汗)徹底的に柏レイソルの左サイドを狙う。どうしてもSBの戻りが遅いからCBがつり出されるんですね。セレッソも似たような形で失点することがありますが、1対1に強い茂庭マンのおかげで火傷せずに済んでいる場面が多々あります。うちも茂庭マンが居なければ…ですからね(汗)1点目の乾くんのゴールは縦のギャップを使い久々に観たセレッソらしいゴールシーン。2点目のピンパォンのゴールは相手のミスもあったもののスペースがガラ空き。ラッキーなことにレアンドロ ドミンゲスが2枚目のイエローで前半途中に居なくなったこともあり、嫌な動きをしていた兵働を下げて橋本を投入しジョルジ ワグネルを一列前に。この交代で随分左サイドの守備が安定しましたが、一度乗せてしまったセレッソには手が付けられず。マルチネスがクロスに競り合った零れ球を冷静に決めると、千両役者播さんが素早いターンから素晴らしいゴール。最後は秋のゴールで終わってみれば5-0と大勝する形に。2-0で迎えたHTにこのままでは絶対終わらせてもらえないと、幾度と無く後半に残念な試合を観てきた経験から気の緩みはありませんでしたが、セレッソももう昔のセレッソじゃないと信じても良い時代になったのかもしれません(笑)どれだけ怯えてるって話なんですが(汗)

リーグ戦ホーム初勝利を挙げたセレッソ。13位の勝ち点15と下位との差もそれほどないので油断は出来ないですが、この時期の勝ち点差10くらいであればどうとでもなると思っているので、まずは賞金圏内を目指し昨年も勝ち点を積み重ねた夏場に中上位進出といきたいところです。懸念材料があるとすれば、ACLでの過密日程と五輪代表で選手を取られることだとは思いますが、そこは有望な若手の台頭に期待したいですね。

この日のカテゴリーの違うセレッソの試合を3試合ハシゴは、3戦全勝となんとも心地よい週末になりました。なかなかこんなに試合時間も会場も結果も上手くいくことってないんですが、これは何かの落とし穴があるという暗示なんでしょうか?(汗)いつまで経ってもビビりがちなファンの戯言に終わることを願い、そろそろこういったメンタリティーの改造もしていきたい次第です。

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