Oct 12, 2011

高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ ウエスト 第16節

愛媛FCユース戦 会場:J-GREEN堺 S7
スコア:1-0 【前半:0-0 後半:1-0】
得点者:南野
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、4.小池、5.永田、3.藤原(→12.西村(拓))
MF:8.西村(洋)、15.岡山、17.丸岡(→29.石黒)、7.小暮(→13.井口)
FW:9.風間(→平田(翔))、10.南野

サブ:射庭

前節の広島観音高校戦は苦戦しながらも2-1で勝利を挙げたセレッソ。前節終了時点で2位京都サンガとは勝ち点2差、首位サンフレッチェ広島とは勝ち点7差と上位に喰らい付く為には負けられない戦いが続く。

前回のアウェイ北条での対戦では立ち上がりからプレスを掛ける愛媛FCにペースを握られ、愛媛FCお得意のショートパスから攻勢を掛けられるも1.鶴ちゃんのファインセーブもあってピンチを凌ぐとスローインから17.満のゴールで前半の内に先制。後半はこの日スタメン出場の16.優雅が足を攣り6.大地がCBに入るサプライズ。一度は死にかけた愛媛FCだったがセレッソの緩慢なサッカーに息を吹き返したものの10.拓実の個人技で追加点を挙げて勝利。

愛媛FCはいまいち掴みどころのないチーム。京都サンガ相手に3-3の派手な試合を演じたと思えば富山第一高校に負けたりと波がある。ここ数年対戦する機会の多いチームだがどうもセレッソは愛媛FCに対して相性が良いように感じるのが幸い。

この日の愛媛FCは前回の対戦同様にプレッシャーが早い。前線からパスコースを限定しサイドへ追い込むと次のパスを狙う。再三同じような形で愛媛FCがボールを奪う形がハマり先手を取られるセレッソ。攻撃はいつものようにショートパスを繋いでというより縦に早くという意図を感じた。愛媛FCのシュートがクロスバーを叩くシーンもありいつ失点してもおかしくない展開に耐えるセレッソも相手の早いプレッシャーに苦しみながらサイドを基点に相手陣内に侵入。前半はどちらかと言えば愛媛FCのゲーム。失点しなかったのは大きかった。

後半開始から3.雅斗に代えて12.拓馬を投入。15.宗星を本来の右SBに下げ8.洋亮をボランチに。12.拓馬が左サイドに入るとこの交代が的中。前半はあまり形を作ることが出来なかった左サイドを12.拓馬がかき回すとセレッソ本来の躍動感のある攻撃が復活。

前半より相手のプレッシャーが若干弱くなったように感じた。1トップ9.林に少々疲れが見え始めたか。ここがターニングポイントと判断したセレッソベンチは9.KJに代えて18.ヒラショーを投入。本来セレッソではサイドを主戦場とする選手だがこの日はFWとしての出場。国体での決定力が関係あるのか。それとも18.ヒラショーのスピードを活かすのはこの位置という新たなチャレンジか。面白い試み。

攻守の入れ替わりが激しい展開にどちらが先制点を挙げるか。ここで決めたのは10.拓実。ぺナエリア中央でボールを受けると素早いターンからシュート。これを愛媛DFが弾くとキーパーの上を越えてネットを揺らす。焦れる試合にエース10.拓実のゴールで勢いづくセレッソ。このゴールで攻勢に出るセレッソに対しカウンターを狙う愛媛FCという構図に。追加点を奪いダメ押しといきたいセレッソだったが、前掛かりになると愛媛FCのカウンターの餌食になることを思うと判断の難しい展開だったように思う。10.拓実のFKがポストに当たる惜しいシーンもあったが、このままスコアは動かず1-0で試合終了。終盤には磐石とは言えない展開ではあったが、13.イグと29.石黒を投入し短い時間ではあるもののこれまで試合出場の少ない選手にもプレータイムを与えることが出来たのは良かった。

他のチームより1日試合の早かったセレッソ。翌日の試合では京都サンガ、サンフレッチェ広島が共に分けるというセレッソには願ったり叶ったりの展開。京都サンガとは勝ち点で並びサンフレッチェ広島との差は5まで縮まることに。今大会のセレッソはこれまで10勝2分け3敗のうちホームで6勝1分けと圧倒的な強さを誇るがアウェイでは4勝1分け3敗と負け試合はアウェイのみという成績。実際に試合を観戦しても感じるがアウェイでの調整の難しさが数字に表れているように思う。ただ、残りのアウェイゲームは次節の富山第一戦を戦えば残りはホームでの試合。京都サンガ、サンフレッチェ広島との対戦をホームで出来ることを考えればこういった要素もセレッソのとってプラスに働くのではないだろうか。こうなればプラスに考えられることは全てプラスに捉える。

まずは今週末に控えた富山第一高校戦をきっちり戦い勝ち点3を積み上げることが前提だが、残り3節でセレッソにとって追い風が吹いてるということは間違いない。泣いても笑っても残り3節。悔いのない戦いで今大会に全力で挑みたい!


次節の第16節、富山第一高校戦は16日(日)11時キックオフ。会場は富山第一高校G。今回もツイッターで速報致しますので@inomonta224、もしくは#cerezoで御確認下さい。

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