Apr 22, 2012

高円宮杯U-18サッカーリーグ2012 プレミアリーグ ウエスト 第1節

作陽高校戦 会場:長居スタジアム
スコア:2-0 【前半:0-0】
得点者:長谷川、南野

GK:21.射庭
DF:18.平田(翔)、3.藤原、5.永田(慎)、9.小暮(→25.前川)
MF:7.岡田、6.秋山(→17.今井)、8.丸岡、11.長谷川(→16.坂手)
FW:14.魚里(→24.高田)、10.南野(→39.沖野)

サブ:22.齋藤、26.村上

開幕戦は昨年末埼玉でのプレミアリーグ参入戦で四国の済美高校を破り今シーズンから新たに参加する岡山の作陽高校との一戦に。作陽高校へはセレッソ大阪のU-15からも選手が進学しており、4.河面は1年時からのスタメン。過去にも高円宮杯が今の形態になる前の2008年対戦しており、その時は今はトップチームで活躍する螢が1ゴールを挙げたものの1-3と敗れておりなかなか侮れない相手であることは間違いない。

その年はGL最終戦のベガルタ仙台でこちらもトップチームに昇格した龍ちゃんのハットトリック、今はファジアーノ岡山で3バックの一角としてプレイしている篠原弘次郎のゴールで4-0と勝利し、6グループ中2位までと3位チームの成績上位4チームまでグループリーグ突破というレギュレーションもあってノックアウトステージに駒を進めた。ノックアウトステージ初戦ではこの年の大会で優勝した浦和レッズユースと雨の西が丘サッカー場で対戦し桃山学院大学へ進学した優治のゴールで先制するも1-5と敗戦。山田直樹、原口元気、濱田水輝、高橋峻希、永田拓也と5人ものトップ昇格選手を輩出した年だったが、今思い出してもあの試合の浦和レッズユースの強さは凄かったのが蘇る。こうやって見るとこの年のプロ契約選手は丁度これからオリンピックを戦う世代でもあり、Jリーグでも活躍する選手が多く名を連ねておりドイツに活躍の場を移した新潟の酒井高徳、トップ昇格という形ではなく海外に挑戦した指宿、柏で活躍する工藤、酒井宏樹、鹿島の大迫、バイエルンの宇佐美など挙げるとキリがないが今Jリーグで活躍する選手の多くがこの大会で凌ぎを削っていたことが分かる。ちなみにセレッソからは螢とマルの2人が昇格しており、昨年から開催されている高円宮杯の発展型のプレミアリーグも若手育成の場としてかなり興味深い大会であることは間違いないが、世間の関心がまだまだ低いのは今後の課題のひとつでもあるとは思う。この駄文を見て少しでもこの年代のサッカーに興味を持った方は是非会場に足を運んで彼等のプレイを一度観て欲しい。トップリーグとはまた違った面白さも発見出来るし、彼等の成長を観るのは日頃行われているJリーグの試合を断片的に観るだけでなく新しい視点ももたらしてくれるのではないだろうか。地元にはプレミアリーグに所属しているチームがないという方も各地域ごとに開催されているプリンスリーグもあるので空いた週末の日程を確認して観に行ってみるのもサッカーを観る楽しみを広げてくれるひとつ。


と、随分脱線したものの本題へ。今年初戦も動きが固く本来の運動量を発揮出来ずスタートを切ったセレッソに対し、作陽高校は効果的にセットプレーの機会を作り我慢の時間帯が続く。慌てる必要は一切なかったが昨年の開幕戦、立正大淞南高校を相手に黒星を喫したのが頭を過ぎる(汗)前半のチャンスは右サイドから崩してマイナスのボールに8.満がワンドリブルで相手を交わして放ったシュートがポストを叩いた1度のみ。前半はシュート自体この1本しかなかったのでは?

前半をスコアレスで折り返すと後半は本来の姿を取り戻したセレッソが盛り返す。今シーズン左SBに挑戦している18.ヒラショーがドリブルで相手を1枚交わすと7.武瑠にグラウンダーの縦パスを入れる。そのままオーバーラップし7.武瑠からのリターンを受けると右のアウトサイドに掛けたパスに対し相手DFの間を抜け出して来た11.ハセショーが合わせて先制。ここからはセレッソの時間帯。作陽の縦パスを3.雅斗がカットすると零れ球が8.満に。中央へドリブルで少し時間を作り前の7.武瑠へパス。左サイドを駆け上がった14.魚ちゃんがオフサイド?気味に抜け出し7.武瑠からのスルーパス。ドリブルを入れて相手DFを引き付けるとマイナス気味のボールに上手く重心を残して合わせたのは10.拓実。2-0と突き放すゴールを挙げる。

この時間帯にたたみ掛けたかったがその後ゴールは生まれず。余裕の出て来たセレッソは1年生の24.高田を投入。その後は17.誠次郎、16.優雅、39.沖野、25.前川と1年生2人を含む交代枠5人を使い、これまで出場機会に恵まれなかった17.誠次郎の出番もありきっちりと初戦で勝ち点3を獲得。幸先の良いスタートを切ることに成功した。

試合後は午前中にJ-GREEN堺でのプリンスリーグを終えた大産大高の萩原や南も観戦に訪れており、作陽の河面を含むU-15時代を共に戦った面々が談笑する姿が懐かしかった。

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