Dec 6, 2011

2011 J YOUTH CUP Round8

鹿島アントラーズユース戦 会場:キンチョウスタジアム
スコア:6-2 【前半:3-2 後半:3-0】
得点者:風間2、南野3、丸岡
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田(→38.永田(来))、5.永田(慎)、3.藤原、7.小暮
MF:8.西村(洋)(→18.平田(翔))、6.秋山(→23.魚里)、17.丸岡、11.長谷川(→12.西村(拓))
FW:9.風間(→19.大津)、10.南野

サブ:21.射庭、16.坂手


この日の対戦相手は夏のクラブユース選手権、通称クラ選(全クラとも言う)のGL第2戦を戦った相手である鹿島アントラーズユースとの対戦。前回の対戦では初戦でサンフレッチェ広島に負け後がない中、ロングボール中心の攻撃に終始する鹿島に対し効果的なサッカーが出来ず両者痛み分けのスコアレスドローで終了。初戦を勝利した鹿島はグループを1位で突破し、勝ち点4に終わったセレッソはクラ選特有のレギュレーションでGL敗退に終わった…互いに夏からの積み上げという点でどれだけチームが成長したか証明出来る一戦。ホームで戦える今大会で地の利を活かしRound4へ駒を進めたいところ。

この日は4.佑平が受験で不在。この時期はどこのチームも3年生がこういった理由で不在となることが多いが、セレッソにはスタメンで出ていなくても力のある選手が居るだけに誰が先発するのか楽しみなところ。この日抜擢されたのはRound16で登録メンバーから外れた9.KJ。10.拓実との2トップはGLの徳島ヴォルティス戦以来。右SHには11.将を配し本来右SHの7.グレさんは右SBにCBは3.雅斗と5.慎二のコンビでスタート。7.グレさんは昨年SBを経験したことがここにきて活きる形に。

誰かが居ないからどうこうというのではなく、複数ポジションをこなせる選手が居るのがセレッソの強み。この日出場出来ない4.佑平の為にも勝って出来るだけ長くこのチームで試合がしたいという気持ちを胸にセレッソの選手達がこの試合に挑む。


前回の対戦同様鹿島はロングボールを9.中川に合わせる形で攻撃を形勢するが、3.雅斗がこの日はCBでの起用に応える形で自由を与えない。ハイボールの競り合いで主導権を握るとセレッソペースで進む立ち上がり。前線で体を張る9.KJが調子の良さを窺えるパフォーマンスで基点となり前半15分には相手のミスから先制!今大会で一旦はセレッソでのプレイがラストとなる3年生の期待に応える活躍。

その後鹿島はDFの選手が接触プレイから負傷交代。この時間帯から流れが鹿島に傾き同点に追い付かれると少しバタつくシーンが見られるようになる。まだ慌てるような展開ではなかったが、いつもならここでリーダーシップを発揮する4.佑平の不在に誰がチームを引っ張るのか。セレッソの真価が問われる時間帯だったように思う。鹿島の時間帯、途中交代で入った選手のCKをドンピシャで合わされ逆転を許すまずい展開。ここで意気消沈するならそこまでのチームだがこの悪い流れを断ち切ったのは10.拓実。8.洋亮の突破から走り込んだ10.拓実にパスを送るとこれを押し込み追い付く。勢いに乗るセレッソはアディショナルタイムに早い攻撃から9.KJがサイドから斜めに入ったパスをスルー。裏に走り込んだ11.将がドリブルで切り込み放ったシュートはポストに弾かれるも10.拓実が反応し逆転となる3点目を挙げる。前線の3人が絡んだダイナミックな攻撃からのゴールには雄叫びをあげた。一度は離れた流れを攻撃陣の活躍により再び手繰り寄せ3-2で前半を折り返す。4.佑平の居ないDFラインは脆さも見せたものの、1.鶴ちゃんを中心に修正したことも大きい。

鹿島は修正を図るべく交代のカードを切るがセレッソの勢いは止まらない。後半8分には再び9.KJが決め、その後は10.拓実がハットトリックとなるゴールを挙げる。この日の3ゴールで得点ランキングにおいても他を突き放す11ゴールを挙げ個人タイトルという点でも単独トップにおどりだす。夏の対戦では焦れる展開が続いた相手だったので正直ここまでスコアが開くことは予想出来なかったが、ハマッた時のこのチームのポテンシャルの高さを示す形に。勝ち上がる為には最低でも3点必要な鹿島は攻撃のカードを切るもののこの交代で流れが変わることもなく。プリンスリーグ関東1部リーグでも2失点以上の試合はなく精神的ダメージも大きかったに違いない。

終盤には17.満がミドルシュートをぶち込み6点目を挙げる理想的な加点。終盤にはメンバーも入れ替えたこともあって上手く時間を使うことが出来ないところもあったが、全体を通してセレッソが支配した良い試合だったように思う。この日出場出来なかった4.佑平もホッとしただろう(笑)

刈谷で行われた2試合を含め4強が出揃う。プレミアイーストの首位(この時点で)コンサドーレ札幌との激闘を演じたサンフレッチェ広島がウエスト首位の意地を見せ次のラウンドへ駒を進めると、第2試合では柏レイソルが名古屋グランパスに敗れセレッソを含めると残った4チーム中3チームがプレミアウエストを戦う面子に。残るひとつは京都サンガとの殴り合いを制した清水エスパルス。仮に京都が勝ち上がっていればプレミアウエストで独占という状況ではあったが、京都のミスに乗じて上手く加点した清水がセレッソの次の相手となることに。

清水東三羽烏の大榎監督率いる清水エスパルスユースにはAFC年間最優秀ユースプレイヤーの石毛も所属しており、Round8では京都とまったりした試合を演じていたが侮れない相手であることは間違いない。ここまで来たら勝つしかない。25日のファイナルの地を目指し一戦必勝体勢で挑みたい。

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