Dec 10, 2011

2011 J LEAGUE DIVISION 1 第34節 「最終節はまたもや大勝」

アビスパ福岡戦 会場:キンチョウスタジアム
スコア:7-1 【前半:4-1 後半:3-0】
得点者:藤本、清武、キム ボギョン、倉田2、杉本、村田
今シーズンも今節でリーグ戦が終了。降格の決まったアビスパ福岡をホームに迎えての最終節。福岡のJ1最後の試合ということで一旗挙げてやろうという気概があれば怖い相手ではあると思っていたけど…

試合前のニュースでは世代別代表を大量投入し若手中心のメンバー構成で挑むという話が出ていたセレッソ。最終ラインは怪我によりシャケが離脱し康太がその役割を担う。ボランチはマルチネスが急遽ブラジルに帰国し向こうのクラブと契約を交わすという噂が聞こえる中、螢とタカの下部組織出身の五輪代表コンビ。3シャドーにキヨちゃん、ボギョン、秋と揃い踏み。この面子が見られるのもあと少しか…1トップには期待のかかる健勇という平均年齢がもの凄く若くなった布陣。


先制点は開始10分、セレッソがポゼッションし福岡がカウンターを狙うという構図。左サイドでキヨがタメを作ると上がって来た康太への横パス。広大に空いたバイタルエリアで康太のトラップは少し大きいように感じたが、よく抑えの効いたシュートは鋭い弾道でゴールネットに突き刺さる。32分には福岡の成岡(かなぁ?)の左サイドからのクロスに城後が足を伸ばして合わせると素晴らしいゴールで同点に追い付かれる。ワンパターンの攻撃は左サイドに開く松浦と成岡をケアしておけば特に怖さはないという感じではあったが、そこをまんまと崩され失点と甘さを感じさせる守備。こういったところが今シーズンの弱さだと思う。

しかし、その直後にはキヨちゃんのドリブル突破からの素晴らしいシュートで再びリードを奪う。慎二が得意としていた横移動のドリブルで相手のマークを外してゴールを挙げるシーンとは少し違うが、トップスピードから緩急をつけて相手のタイミングを外した振りの小さいシュートはまさしくゴラッソー!!相手のお粗末な守備も手伝ってやりたい放題という感じ。前半から守備に連動性のない福岡に対しもっと獲れるという印象を受けていたがまさかここまで酷いとは…前線から城後がプレッシャーをかけるも連動するのは前の選手だけで、最初のプレッシャーさえ交わせば何も怖さがない。低いラインを保つバックラインに中盤は引っ張られバイタルはスカスカ。1対1の局面ではあっさりとヤられるDF陣は完全にボギョンに遊ばれていた(汗)福岡ェ…

ボギョン、秋が前半のうちにゴールを挙げ4-1で前半終了。こりゃ後半まだまだ点が入るなという展開。ハーフタイムにアウトレットセールで900円が500円に値下げされていたミニフラッグを大量に購入しトイレに行っていると立て続けにスタジアムDJの西川君のゴールのアナウンスが…秋、健勇と後半開始間もなく立て続けに2ゴールを挙げた模様(汗)福岡は完全に気持ちが切れちゃったかな…

その後はタカ→黒木、秋→村田くんを投入し若手のチャレンジタイム。福岡はもう少しやってくるかと思ったけど何もない。最後には村田くんの素晴らしい飛び出しからプロ初ゴールを挙げるとスコアを7-1とし終了。終盤には播さんを投入しさらに追加点を奪いにかかるも、この日はお祭り男の日ではなかったようで(汗)

昨シーズンの躍進も選手の移籍、怪我もありACLでの過密日程、代表チームへの招集となかなかベストメンバーが組めない中、最終順位は12位で終了。昨年と違い不安定な戦い方をする試合が多く、なかなか即戦力を補強出来ない財政のクラブとしては降格という可能性もあったが、ACLでベスト8に進出し若手の台頭もあり難しい一年において最悪の結果は免れたと思う。総括するにはまだ天皇杯を残しているしこれだけでは終わる訳もないのだけど、最終節で優勝を決めた柏レイソルのようにJ2時代から積み上げたスタイルでしっかりとした方向性があればJ1でもやれるというのが、昨年のセレッソ同様に示された1年だったように思う。それ故に昇格する為だけのサッカーをやってきた付け焼刃なチームというのは来シーズン苦労するんだろうな…

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