Nov 16, 2011

2011 J YOUTH CUP Hグループ 第3戦

大分トリニータU-18戦 会場:J-GREEN堺 S6
スコア:3-0 【前半:1-0 後半:2-0】
得点者:南野2、秋山
GK:1.鶴崎
DF:14.岡田、5.永田(慎)、4.小池、3.藤原
MF:8.西村(洋)(→19.大津)、6.秋山(→38.永田(来))、17.丸岡、7.小暮(→9.風間)
FW:11.長谷川(→12.西村(拓))、10.南野(→23.魚里)

サブ:21.射庭、15.岡山


この日は6.大地が怪我からの復帰。今シーズン色々試しながら戦い続けた中でほぼベストと言える布陣でのGL最終戦。得失点差を考えると勝利のみが1位突破の条件という大分トリニータU-18との一戦に勝利することが出来れば、この大会はほぼホームで試合が出来るノックアウトステージに突入するだけに是が非でも勝ちたい。

今大会が今シーズン初の全国の舞台の大分トリニータU-18。しかし、ギラヴァンツ北九州との20-1というスコアが示すように侮れない相手であることは間違いない。クラ選九州予選でも予選グループで本大会出場のサガン鳥栖U-18と肉薄した戦いを演じており全国大会に縁がなかっただけと見られる。


立ち上がりから積極的にプレスを掛ける大分トリニータに対しセレッソは我慢の展開。スピードに乗った大分の攻撃に対し5.慎二が体を張ったディフェンスで危ないシーンを潰す。今シーズン開幕直後は先手を取られるとそのままズルズルいってしまう傾向が強かったが、長いリーグ戦を経験する中である程度の相手なら絶える時間帯を凌げる強さというのが身についてきたようにも思う。さすがにこの試合に関してはCBのコンビを4.佑平と5.慎二に戻してはきたがこの時間帯を耐えればうちのターン。

前半15分を過ぎた頃から試合が動き始める。中盤でボールが落ち着かない中セレッソがボールを保持すると左サイドへ展開。高い位置でボールを受けた14.武瑠がパス交換からクロスを入れるとニアで11.将がマークを引き付ける。するとファーでフリーなった10.拓実の元にパスが通る。これを10.拓実がゴール左隅にきっちりと決め先制ゴール!決して自分達の時間帯という訳ではなかったが、ここ数試合こういった場面で10.拓実が決めてくれることでチームが楽になる。

ここからはセレッソの時間帯。17.満、10.拓実、7.グレさんのシュートと攻勢が続く。今大会に入る前から7.グレさんのドリブル突破が効果的で、ある時期から頻繁に中に絞ってプレイするようになってから縦への突破も効くようになってきた。ようやく7.グレさんもチームの中で活きる形を掴んだようでここ数試合のキレは目を見張るものがある。シーズン終盤にかけて仕上がってきたようで何より。

前半約35分、ロングボールを受けた11.将が左サイドでボールを受けてドリブルでぺナエリアへ侵入。堪らず大分トリニータDFが倒すとPKを獲得。キッカーは10.拓実。このPKはコースが甘く大分トリニータGKに弾かれる。前半のうちに突き放しておきたかったが勿体ないシーン。

その後もセレッソが大分トリニータ陣内に攻め入る。パスカットから右サイドで11.将がボールを受けると10.拓実へパス。キーパーと1対1の場面になるが10.拓実のシュートはゴールマウスを捕らえることが出来ない。確実にモノにしたいチャンスではあったが…前半終盤にはあわやというシーンもあったが1.鶴ちゃんのファインセーブに救われる。


この日の6.大地は本調子ではないものの中盤でのボール奪取能力の高さは健在で、彼が入ることで17.満の攻撃力が活かされるのはこのチームの強み。後半開始から一気に畳み掛けたいところ。

後半に入ると大分は前半と違い何か少し焦っているように感じた。縦へと急ぐあまり攻撃が単調になり前半のような2列目からの飛び出しが少なくなった。前半の良い時間帯のペースを継続するセレッソが主導権を握るも大分トリニータも1点を追い掛ける展開に次の1点が勝負の分かれ目に。

勝負どころと見たセレッソベンチは11.将に代えて12.拓馬を投入。交代早々大分トリニータのスローインに詰めるとキーパーのキックは12.拓馬に当たりあわやゴールというシーン。やはりこのチームのスイッチは西村ツインズ。途中交代で12.拓馬が入ると一気にギアが上がる。

後半も中盤を過ぎた頃、中盤で6.大地のパスカットから10.拓実がフリーでシュート。これが決まり追加点!10.拓実が俺達の方に指をさしながら喜びを表現する。その直後には8.洋亮の右CKをニアで合わせたのは6.大地。上手くコースを変えた奇麗なゴール。6.大地の復帰戦ゴールで3-0と大分トリニータを突き放す!!このゴールでほぼ試合が決まった。

その後は8.洋亮に代えて19.耀誠、6.大地に代えて38.来樹、10.拓実に代えて23.魚ちゃん、7.グレさんに代えて9.KJとサブメンバーを投入。今大会GLを無失点で1位突破決めることに。


大量得点に目を奪われがちではあるが高円宮杯プレミアリーグウエストでも示しているように失点数の少なさはこのチームの売り。4.佑平を中心としたDFラインは粘り強い守備でチームを助けてくれていて、また中盤でのボール奪取能力に長けたボランチの6.大地、17.満は大きな存在。シーズン開幕当初は得点パターンが乏しかったが、それも徐々に解消されるようになってきただけにこのままノックアウトステージも頂点まで登り詰めたい!


他のグループの結果が出揃いノックアウトステージの組み合わせも決定。セレッソは勝ち上がれば全て大阪で戦えるということで、地の利を最大限に活かしたい今大会。Jユースカップと高円宮杯プレミアリーグウエストが大会中に交互に訪れるやり難さはあるものの、両大会共にタイトルの可能性があるだけに今シーズンも残り僅かなこのチームを最後までサポートしたい。


U-18の次の試合はJユースカップR16。対戦相手はGL最終戦と同じく大分トリニータU-18ということでやり難さはあるかもしれないが、ここからは目の前の相手を倒すのみ。11月23日(水)試合時間は未発表、会場はJ-GREEN堺S1という話ですが…

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